最新更新日:2024/09/25 | |
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【校長日記】 韮山反射炉の謎そうしたら、かねてからの疑問とはどんな疑問ですか?と質問をいただきました。 良い質問です。さっそくお答えします。 その疑問とは、Q なぜこんな条件の悪いところに造ったの?という疑問です。 反射炉とは、簡単に言えば製鉄所の炉と同じです。 製鉄所は必ず海の近くにありますね。 なぜなら、原料となる鉄鉱石や石炭、また、製品も船の方が運びやすいからです。 伊豆半島は基本的に山です。 当時はトラックもありません。 なのに、なぜ、製鉄所みたいなものをこの韮山に造ったのでしょうか? これが行ってみてわかりました。 この反射炉を造ったのが、幕末の偉人の一人、 韮山代官 江川英龍。 英龍は、1840年(天保11年)のアヘン戦争に危機感を覚え、海防政策の一つとして、大砲を鋳造するために必要な反射炉の建設を訴えました。 そして、1853年(嘉永6年)の黒船来航を受けて、江戸幕府直営の反射炉として築造が決定されました。 やはり、初めは海の近くの、伊豆下田に築造を開始しました。 当然、鉄の原料や製品の運搬に便利なためです。 しかし、翌1854年(安政元年)、下田に入港したアメリカ合衆国のマシュー・ペリー艦隊の水兵が敷地内に侵入しました。アメリカに情報が漏れたのです。 幕府は、アメリカに敵意のないことを示すために、建造を中止します。 それでは英龍は収まりません。 そこで、江川英龍の地元である伊豆韮山に、密かに建造場所を変更したのです。 1855年(安政2年)、江川英龍が死去すると、跡を継いだ息子の江川英敏が築造を進め、1857年(安政4年)に完成した。 立地条件としては良くないのには、そんな理由があったのです。 ここで鋳造した大砲は、江戸湾のお台場に設置されました。 右下の写真の像が江川英龍です。 【校長日記】 最後の朝礼テーマは「私の尊敬する人」です。 私は、尊敬する人の一人として、伊能忠敬を挙げました。 彼は小さい頃から星が好きな少年でしたが、伊能家に養子に入ります。 伊能家は、もともとは酒や醤油の醸造、貸し金業などでとても大きな名家でしたが、衰退しかけていました。 それを忠敬は立て直し、米の売買も始めて大成功を収めます。 3億円の資産を、70億円まで増やしたと言われています。 忠敬は、息子に早く後を継がせたかったのですが許可がおりません。49歳でやっと許可がおります。 そして、50歳で江戸に出て、19歳年下の天文学者 高橋至時(よしとき)に弟子入りします。 もともと星が好きではあったのですが、本格的な勉強は初めてです。 そして、55歳で、蝦夷地(北海道)の測量を開始します。 彼は、なぜ測量したかったのでしょうか? それは、地球の大きさを知りたかったためなのです。 小さい頃からの夢でもありました。 江戸から蝦夷地までの正確な距離と緯度・経度が分かれば、地球の大きさを計算することができるのです。 そのついでに、地図を作成したのです。 あくまでもついでです。 彼が計算した地球の大きさは、現代の測定と比べても、誤差千分の一程度にしかすぎない正確なのものでした。 忠敬の地図を幕府が見て、その他の地域の地図を作るように命令をしたのです。 忠敬が歩測したのは4千万歩、その距離は3万5千キロ。 移動距離だけなら4万キロ。これは、忠敬が知りたかった地球の大きさです。 「子どもの頃から好きだった天文学を勉強したい!」 この夢を叶えるために、若い頃はしっかりと働き、50歳から勉強を始め、その技術を地図作りで生かした伊能忠敬。 その生き方には、驚きと尊敬の念を抱かずにはいられません。 一生涯学び続け、社会に貢献した忠敬。 そのような人がいたことを知っていてください。 朝礼の後半は、6年生が作成してくれたパネルを紹介しました。 今週中に図書館に飾ります。 【校長日記】 未来年表この先、世界はどうなるかという予測が書かれています。 上の例は、10年度、30年後の一部を紹介していますが、2017年から2114年まで、毎年予想してあります。 未来を想像しながら見ると楽しめます。 ここから https://seikatsusoken.jp/futuretimeline/ 韮山反射炉に来ています幕末に、列強から守ろうとした当時の人の気概を感じました。 ガイドさんに質問することで、かねてからの疑問が解決しました。 【校長日記】 MOA美術館 −2−1月26日に、本校で美術セミナーを開いていただき、収蔵作品の一部である、歌川広重の「東海道五十三次」から「蒲原」「庄野」「四日市」など5点、吉田博の版画作品「弘前城」「雨後の夕」など5点を見せていただきました。 2月5日にリニューアルオープンし、そのお礼を兼ねて今回訪問しました。 本物の迫力も感じますが、見てみないとわからないこともありました。 例えば、昨日紹介した尾形光琳の紅白梅図屏風。 右の紅梅が若く、左の白梅が老木と言われています。 (下の写真)右の紅梅には、「青々光琳」という雅号が書かれています。 そして、左の白梅には、「法橋光琳」と。 尾形光琳の戒名は、法橋 緒形 青々堂 光琳です。 頭の「法橋」は僧位の第三位を示す尊称です。中世以降は医師や仏師・絵師・連歌師などにも僧位に準じて称号として与えられました。 光琳は、元禄14年(1701年)に法橋の位を得ています。 紅梅は若い頃の「青々」で若い梅を、白梅は老いた後の「法橋」で老木を、中の川がその歳月を表しているのかもしれません。 これは一例ですが、こうした新しい見方ができるのも、実物を近くで見てわかること。 子供たちにも本物を見せたいものですね。 【校長日記】 THE PAGE ザ・ページ気になるニュースをわかりやすくと説明されています。 この「わかりやすく」が大切です。 ニュースを見ながら、「これってどういうこと?」と聞かれたときに、わかりやすく説明することができれば、子どもの好奇心は育ちます。 ここから https://thepage.jp/ 【校長日記】MOA美術館リニューアルして、写真撮影ができるようになりました。 尾形光琳の国宝 紅白梅図屏風 は3月14日まで見ることができます。 本物の迫力を感じます。 【校長日記】 便利な!天声人語風メーカー ver.2.2今回は、便利な!天声人語風メーカー ver.2.2 天声人語は朝日新聞の社説です。 「天声人語風メーカー 」の空欄に言葉を入れてみると、天声人語らしくなります。 お遊びのサイトであるのですが、今後、新聞の社説を読むときの論理構成を考えるきっかけになります。 ぜひ試してみてください。 【校長日記】 農山漁村の郷土料理百選今回は、農山漁村の郷土料理百選。 知的好奇心に関係ない? それでは、クイズにします。 郷土料理百選には、ほとんどの県から2つずつ選ばれています。 例えば、 長野県は、信州そば、おやき 三重県は、伊勢うどん、てこね寿司 です。 それでは、 Q 愛知県、岐阜県から選ばれた2つの郷土料理を予想してみましょう! 「おやき」のように、料理というよりは「食べ物」と考えたほうがいいものもあります。 愛知県は順当か・・・、岐阜県は??? 【校長日記】 ICT活用のために岩田先生は、ICTの授業活用では最先端の一人だと思います。 基本は「お金をかけない、時間をかけない、無理をしない」 教育は「簡単な準備でより効果的に」が大切です。 そのためにはICTはとても有効な道具です。 私は、朝礼や始業式・終業式には必ずパソコンでプレゼンテーションをします。 その方が、児童にわかりやすく、短時間に、簡単に伝えられるからです。 児童の中には、言語だけの情報では、理解しにくい子がいます。 (大人でもいます。私もそうです。) これが、映像と文字、そして、音声言語が加わると、理解度は大幅に上がります。 みなさんも経験的におわかりですね。 下の写真には3つの「認知特性」が示されています。 このことです。 みなさんは、どれに近いでしょうか? このどのタイプの子でもカバーできるのがICTです。 それを、普段の授業にも使っていこうというのが江南市の方針です。 布袋小学校も来年度の2学期からは、学校のICT環境が大きく変わります。 準備をしていきます。 【校長日記】 卒業式の法的根拠は?学校教育法 第4章に小学校について規定されており、 第三十三条に次のようにあります。 小学校の教育課程に関する事項は、(中略)文部科学大臣が定める。 その定めたものが学校教育法施行規則 です。 第二節に次のようにあります。 国語、社会、算数、理科、生活、音楽、図画工作、家庭及び体育の各教科(以下この節において「各教科」という。)、道徳、外国語活動、総合的な学習の時間並びに特別活動によつて編成するものとする。 ここに、「特別活動」 という言葉が出てくるのです。 これらの教科・領域を説明するのが「学習指導要領」 です。 その小学校学習指導要領「第6章 特別活動」の「第2 各活動・学校行事の目標及び内容」に次のようにあります。 [児童会活動] [クラブ活動] [学校行事] [学級活動] 特別活動は、この4つから成り立っているのです。 ついに[学校行事] という言葉が出てきました。 その[学校行事]は、さらに5つに分かれています。 (1)儀式的行事 (2)文化的行事 (3)健康安全・体育的行事 (4)遠足・集団宿泊的行事 (5)勤労生産・奉仕的行事 この(1)儀式的行事 に卒業式があてはまります。 次のように説明されています。 学校生活に有意義な変化や折り目を付け,厳粛で清新な気分を味わい,新しい生活の展開への動機付けとなるような活動を行うこと。 これを目的に、卒業式を行うのです。 これをさらに詳しく説明したものが「小学校学習指導要領解説 特別活動編」 です。 儀式的行事は,全校の児童及び教職員が一堂に会して行う教育活動であり,その内容には,入学式,卒業式,始業式,終業式,修了式,開校記念に関する儀式,着任式,離任式,朝会などが考えられる。 さらに、次のように留意点が書かれています。 (イ) 儀式的行事の教育効果は,児童の参加意欲とその儀式から受ける感銘の度合いによって大きく左右される。したがって,いたずらに形式に流れたり,厳粛な雰囲気を損なったりすることなく,各行事のねらいを明確にし,絶えず行事の内容に工夫を加えることが望ましい。 (ウ) 入学式や卒業式など儀式的行事を行う場合には,学級活動などにおける指導との関連を図って,それらの行事の意義が児童に理解できるようにする。 (エ) 入学式や卒業式などにおいては,国旗を掲揚し,国歌を斉唱することが必要である。その取扱いについては,第3節「入学式や卒業式などにおける国旗及び国歌の取扱い」を参照されたい。 (オ) 儀式的行事のねらいから考えて,全校児童の参加が望ましいが,施設などの関係でやむなく全員が参加できない場合には,少なくとも複数の学年の児童が参加するように配慮することが望ましい。 「卒業式」の法的根拠をおわかりいただけましたか? 【校長日記】 日本語自動品詞分解ツール今回は、日本語自動品詞分解ツール 日本語を自動的に分解して、品詞を解説してくれる優れものです。 (ときどき誤りがあるかも・・・) ここから http://tool.konisimple.net/text/hinshi_keitaiso 試しに、「ももたろう」を入力して、「品詞分解する」をクリックしてみると、下のようになりました。 文法の苦手な方、ぜひトライしてみてください。 【校長日記】 悲しい出来事・・・・中はコンビニ弁当の容器やゼリーのパックなどでした。 明らかに、自分で食べた弁当を舗道上に捨てていったのです。 悲しくなりました。 学校では、子どもたちに「身じたく・整頓」「掃除」「あいさつ」「時間を守る」「話をきく」と教えています。 これらはマナーです。 しかし「ごみを捨てるな」とは教えていません。 なぜなら、人として当たり前のことだからです。 ごみを捨てていけないのは最も基本的なルールなのです。 道端にゴミをポイ捨てすることを不法投棄といいます。 廃棄物の処理及び清掃に関する法律 第16条 何人も、みだりに廃棄物を捨ててはならない 同25条 次の各号のいずれかに該当する者は、五年以下の懲役若しくは千万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。 14項 第十六条の規定に違反して、廃棄物を捨てた者 ごみを捨てることは、罰金・懲役の罰則がある法律違反なのです。 しかし、ここで言いたいのはそんなことではありません。 このごみを捨てた人は、このごみを拾う人の気持ちを考えたことがあるのでしょうか? その気持ちが少しでも分かれば、簡単には捨てられないと思います。 この人は、これまでどんな人生を送ってきたのでしょうか・・・。 ぜひ、過ちに気づき、これからの人生を豊かにしてほしいと願います。 布袋スポーツ少年団 練習試合 VS柏森ドリームスお相手は柏森ドリームス。 3年生以下チームで2試合行いました。 結果は2試合とも負けましたがクラブチーム相手に頑張ってくれました。 また、オール2年生チームで初めて試合をしました。 日頃の練習の成果を発揮して元気よく試合ができました。 初めてのユニフォーム、初めての背番号をもらい嬉しそうでした! メッセージをいただきました。 「日々楽しそうにスポーツをしています。団員も仲間が増える事を楽しみにしています。 いつでも見学に来て下さいね。」ということです。 【校長日記】 keisanいくつか紹介します。 keisan 「計算の正確さ、使い易さ、楽しさ」を追究した、計算についてのあらゆることが分かるサイトです。 「生活の計算」「数学 物理」「専門的な計算」「自作式」「グラフ」「フリー計算」があり、それぞれに、深い世界に入っていきます。 「専門的な計算」の特殊関数を見ると・・・ ガンマ関数、ベータ関数、ゼータ関数、ベッセル関数、球ベッセル関数、エアリー関数・・・・ 意味が分かりませんね。 ぜひ、「計算」の奥の深さを体感してみてください。 【校長日記】 今日の朝礼は・・・表彰状を紹介した後、この1年間の全28回の朝礼を振り返りました。 いくつ覚えているのでしょうか? ふと思い出したこと。 それは潜在意識に残っているもので、何かの時にふと思い出して使えるのです。 それが力なのです。 来週は、最後の朝礼をテレビで行います。 【校長日記】 中部日本個人重奏コンテスト愛知県内の7地区から選ばれた 重奏(アンサンブル)小学校5校、中学校45校、 個人 小学校2人、中学校55人 が日頃の練習の成果を競いました。 審査員は、重奏が5人、個人が3人 のプロの音楽家にお願いをしました。 その結果、上の新聞報道にあるチーム、個人が、3月25日に富山県新川文化ホールで行われる本大会に出場します。 私は、役員として、重奏の部を審査員といっしょに全部聴きました。 さすがに県大会なので、うまくて当たり前。 うまさに加えて、プラス、何か光るものが必要です。 その中で、蟹江北中学校は、打楽器四重奏でひとり欠席。3人で演奏をしました。 それで、金賞、かつ代表に選ばれました。 うまかったのですが、ここは「3人でよく1人分カバーしたな」という審査員の思いが入っていたのでしょう。 稲沢市立祖父江中学校は、「雅〜3人のマリンバ奏者のための」を1台のマリンバで演奏をしました。 6本の腕が時には交差するように、密集の中ですばらしい音楽が奏でられました。 視覚的な効果がありました。 というように、光った16チームが本大会に出場します。 健闘を祈ります。 個人では、宮田中学校の生徒が本大会に進みます。 快挙です! 【校長日記】 明日は中部日本個人・重奏コンテスト 愛知県大会私も、役員として1日詰めます。 プログラムはここから http://www.ad.cyberhome.ne.jp/~tom819/aichiWEB.html よく聞かれるのが、「個人とはどのレベルの子が出場するの?」ということです。 百聞は一見にしかず。 昨年の本大会 金賞の受賞した高校生の演奏が YouTube にありますのでご覧ください。 スネアドラム1台だけですが、圧倒的なパフォーマンスです。 ここから https://www.youtube.com/watch?v=bAMMf_I4b64&list=RDbAMMf_I4b64&index=1 布袋中学校 卒業式始めに、225名の卒業生に、一人ひとりに卒業証書が手渡されました。 呼名に続く返事の声に、3年間の学びを感じることができました。 続く式辞、告示、祝辞も、それぞれに味わい深いものがあり、感動を味わいながら聴いていました。 在校生送辞、卒業生答辞にもはっきりとした思いが込められ、感心しました。 最後の卒業記念合唱では、全校での「大地讃頌」、卒業生だけの「河口」「旅立ちの日に」が披露されました。 このメンバーで歌う最後の合唱。 私も目を潤ませながら聴き入っていました。 素晴らしい卒業式でした。 春を探しに・・・朝7時過ぎ。 春を探して回りましたが・・・。 ソメイヨシノはまだまだですね。 桃の花が咲く頃の節句。 桃には百歳(ももとせ)まで生きられるようにという、不老長寿の願いが込められていま した。 それだけではありません。 桃には「邪気をはらう力」があるのです。 だから、鬼退治に行くのが「桃太郎」なのです。 「桃の節句」は、元々は「上巳(じょうし)の節句」です。 「上巳」を忌むべき日として、川辺で厄祓いや禊(みそぎ・体を洗い清めること)を行う日でした。 「上巳」− 忌むべき日 − 邪気をはらう − 鬼退治 − 桃太郎 理にかなっているのですね。 |
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