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続々 時代の先を読む力 −1−

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学校は20年後、30年後、40年後に活躍する人を育てるところです。
教師は、時代を読まないといけません。

時代の先を読む力を、先人から学ぶシリーズ。
今回は、徳川家康

愛知県の製造品出荷額は、36年連続全国第1位です。
これは、家康の政策と関係があるのです。

徳川家康は、関ヶ原の合戦の後、秀吉が領有していた木曽檜の山林を自分の土地(蔵入地)としました。
(木曽氏や山村氏などの話は複雑になるので略します)
木曽の山林がもつ価値を知っていた秀吉も家康もさすがです。

その家康は、尾張藩の初代藩主・徳川 義直に木曽を譲ります。
そして、森林保護を力を入れると共に、河川を改修して、木材を運びやすいように環境を整えました。
「ひのき一本首一つ」という言葉は、あまりにも有名ですね。

その周辺地域を含めた木材は、その後の大きな力になりました。
伝統工業である名古屋のタンスや仏壇もさることながら、前回紹介した、時計・航空機・車輌も、豊富な木材資源を生かしたものでした。

特に、愛知の時計はアジア(世界?)1位でした。
その理由は?

当時、木材の価格は、多くは運搬費用でした。切り出すのは簡単ですが、道路やトラックはない時代、運搬に多くの人手を要したのです。
しかし、木曽川(支流も含む)沿いの山林は、切り倒した後、川の流れを利用して下流に流し、途中で筏(いかだ)を組んで、熱田の白鳥まで運んだのです。

現在は休止している「ライン下り」の終点は、流れが緩やかになるところ、それが犬山・鵜沼地区なのです。

犬山・鵜沼には材木が集結し、ここで筏を組んだのです。

木曽節でうたわれる「木曽のナア〜アなかのりさ〜ん」の「中のりさん」は船頭さんのことです。

従って、運搬費が安く済み、低価格で作れたのです。
前回述べたように、からくり技術は世界トップクラス。
安いコストと高い技術
精密機械である時計生産がアジア1位になるのは必然だったのです。

愛知時計電機からは、愛知航空機株式会社が分離しています。
当時は、航空機や鉄道車輌にも、木材が多く使われていました。

あれ?
家康はあまり関係ない?

いいえ、仕組み(システム)を考えたのは家康なのです。
実際に行動する人も大切ですが、仕組みを考える人はもっと大切なのです。

参考サイト
 
木曽川・飛騨川の筏(いかだ)流しと人々
 http://book.geocities.jp/gifurekisi/rekisi/no24.htm 

画像出典
職人が作る木の上ネット 
http://kino-ie.net/genba_201.html 



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