最新更新日:2024/04/28
本日:count up8
昨日:229
総数:2153914
日中は汗をかくようになってきました。水分をこまめにとりながら、学習や運動にしっかりととりくみましょう。

【校長日記】 最後の朝礼

画像1 画像1
画像2 画像2
今日は今年度最後の朝礼をテレビで行いました。

テーマは「私の尊敬する人」です。
私は、尊敬する人の一人として、伊能忠敬を挙げました。

彼は小さい頃から星が好きな少年でしたが、伊能家に養子に入ります。
伊能家は、もともとは酒や醤油の醸造、貸し金業などでとても大きな名家でしたが、衰退しかけていました。
それを忠敬は立て直し、米の売買も始めて大成功を収めます。
3億円の資産を、70億円まで増やしたと言われています。

忠敬は、息子に早く後を継がせたかったのですが許可がおりません。49歳でやっと許可がおります。
そして、50歳で江戸に出て、19歳年下の天文学者 高橋至時(よしとき)に弟子入りします。
もともと星が好きではあったのですが、本格的な勉強は初めてです。
そして、55歳で、蝦夷地(北海道)の測量を開始します。

彼は、なぜ測量したかったのでしょうか?

それは、地球の大きさを知りたかったためなのです。
小さい頃からの夢でもありました。

江戸から蝦夷地までの正確な距離と緯度・経度が分かれば、地球の大きさを計算することができるのです。

そのついでに、地図を作成したのです。
あくまでもついでです。

彼が計算した地球の大きさは、現代の測定と比べても、誤差千分の一程度にしかすぎない正確なのものでした。

忠敬の地図を幕府が見て、その他の地域の地図を作るように命令をしたのです。
忠敬が歩測したのは4千万歩、その距離は3万5千キロ。
移動距離だけなら4万キロ。これは、忠敬が知りたかった地球の大きさです。

「子どもの頃から好きだった天文学を勉強したい!」

この夢を叶えるために、若い頃はしっかりと働き、50歳から勉強を始め、その技術を地図作りで生かした伊能忠敬。
その生き方には、驚きと尊敬の念を抱かずにはいられません。

一生涯学び続け、社会に貢献した忠敬。

そのような人がいたことを知っていてください。


朝礼の後半は、6年生が作成してくれたパネルを紹介しました。

今週中に図書館に飾ります。
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
学校行事
3/15 6年修了式
3/16 第70回卒業式
江南市立布袋小学校
〒483-8148
江南市布袋下山町南167
TEL:0587-56-3200
FAX:0587-56-3421