日中は汗をかくようになってきました。水分をこまめにとりながら、学習や運動にしっかりととりくみましょう。

小木曽先生の授業

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3,4年生は、5,6年生で始まる英語学習の基礎として、小木曽先生に外国語(英語)を教えていただきます。

今日は4年生の授業でした。

小木曽先生は、ゲームを入れながら楽しく、かつ、聞く場面は聞くということを大切にしながらの授業でした。

【校長日記予告】 江南市縁の7人の戦国武将

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今日は、曼陀羅寺で開催中の江南ふじまつり で、江南市縁の7人の戦国武将行列がありました。

江南市縁(ゆかり)の7人の戦国武将とは、次の人たちです。

浅野長政、生駒親正、生駒利豊、織田信忠、織田信雄、前野長康、蜂須賀家政

明日から7回にわたって一人ずつ紹介していきますので、ぜひ覚えておいてくださいね。


【校長日記】 公立学校臨時教員等研修会

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昨日は、公立学校臨時教員等研修会の講師として、尾張教育事務所で模擬授業をしてきました。

尾張地区(愛日・中島・丹葉)116人の期限付講師・臨時的任用教師のみなさんに、教員としての力量を向上させるための研修会です。

新任教員は、指導教官が付いて指導されます。
しかし、講師の人には、例え大学を出て初めての教壇であっても、始めての担任であっても、指導を受ける機会はほとんどないのです。
昨日は、その貴重な機会の一つなのです。

せっかくですので、講義形式ではなく授業形式とし、児童・生徒の立場になって参加してもらいました。
内容は「教員の服務」「人権教育」ですが、実際に受けてもらうことにより、少しでもテクニックを身につけてもらえればと思ったからです。

その形式とは・・・

全員参加型授業です。


これ分かる人 「はい」(挙手) 「はい、○○さん。」 「・・・・です。」 「はい、正解。よくわかりましたね。」


これは、全員参加型授業ではありません。
分かった人だけで進めていく授業です。
もちろん、発展的な内容になると、このようになることもあります。
しかし、ベースの部分はこれではいけないのです。

ではどうするのか?

常に全員を見える形にして、教師の目で確認をしつつ進めるのです。
例えば・・・

1人で代表の子が本を読むことがあります。
教師は、読んでいる子に気持ちが集中してしまいます。
それでは他の子は?
聞いているのか、聞いていないのかがわかりません。
それではいけないのです。
全員参加型授業では、いっしょにくちびる読みをさせます。
声を出さないで、口を動かして一緒に読ませるのです。

これで、全員が参加しているのかいないのかが目に見えます。
参加していない子がわかれば、支援ができるのです。

このような方法はいろいろとあります。

授業参観の折には、自分のお子さんだけでなく、ぜひとも全員が参加しているかに注目してください。

【校長日記】 樹木医という仕事

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教育はすぐ成果が表れるものではありません。
しかし、もっと成果が出にくいものもあります。

樹木です。
私も庭木の剪定をしますが、どの枝を伸ばすかなど、何年も先を見越して行わなければなりません。

先日、曼陀羅寺の藤の再生の話を書きました。
かつては頭に触れるようになるまで垂れていた九尺藤が、とても短くなり、樹勢の衰えを感じていました。

しかし、平成18年度から平成20年度までの3年間をかけて、樹木医 塚本こなみ氏のご指導により再生工事を行ったのです。

藤の本数を減らし、間隔を空けました。しかし、単純に伐採したのではありません。フラワーパークなどに移植したのです。
根を踏まないように、通路も作りました。土壌も改良しました。
工事が終わって7年目ですが、その成果が年々表れてきています。
しかもまだまだ発展途上で、将来的に枝が伸びるスペースも考えられています。

毎朝、曼陀羅寺を散歩しながら、樹木医という仕事のすばらしさを実感しています。

その塚本このみさん、そして曼陀羅寺の藤が、4月30日のカンブリア宮殿(テレビ愛知)で放送されます。

写真上はその番組予告です。
 引用元 http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/

ぜひご覧ください。

写真(中・下)は、今朝5時半頃の曼陀羅寺の藤です。

【校長日記】今日の朝礼は・・・

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今日の朝礼の様子を紹介します。
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私はポカポカ・ワクワクが大好きです。

今日はポカポカ大作戦2!

今からプリントを後ろの人に渡してもらいます。

その1 相手を見ないで何も言わずに渡す(写真上)

その2 相手を見ないで「どうぞ」「ありがとう」といって渡す

その3 相手を見て、「どうぞ」「ありがとう」と軽く会釈をし合って渡す(写真下)

どれが一番ポカポカかな?
というと、元気よく「3番」という声が返ってきました。

そこで「楽しみにしています。」とだけ言って話を終えました。
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学校は、子どもたちにとって社会の縮図です。
社会の常識は学校で教えていかなければなりません。

大人の世界では、親切にされたら「ありがとう」というのは当たり前。
資料をもらうときに「どうぞ」とニコッとして言われると気持ちいいですよね。

子どもでも同じです。
これが日常的にできると、教室の空気は確実に変わります。いじめも起こりません。

そんな学級ばかりの学校づくりを目指します。

【校長日記】 GPSはすごい!

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 GPSとは、グローバル・ポジショニング・システムのことです。

 アメリカ合衆国が軍事用に打ち上げた約30個のGPS衛星のうち、通常3つの衛星なら場所を、4つの衛星なら場所に加えて高さが分かります。
 カーナビやスマホでとても身近ですね。

 私の腕時計にもGPS機能があり、走った距離や高度、ピッチ、速さが分かります。
 上の地図のように、異動したところを地図上に表すこともできるのです。

 地図を見てみましょう。
 スタート・ゴールはいずれも布袋小学校です。

 火曜日は木賀杉に足を伸ばしています。水曜日は、五明から中奈良。木曜日は天王町から北山、南山、小郷。金曜日は曽本、小折東、小折西、小郷です。

 わかりますか?

 みまもりGPSや登山、ゴルフでの位置確認などの利用もされています。

 世の中の進歩はすごいですね・・・。
 ただし、軍事目的から始まったものなのですけど・・・。

【校長日記】 続々 時代の先を読む力 −3−

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 前回は、徳川家康が清洲の街を名古屋に集団移転したと書きました。
 今回は、その続編、「名古屋は家康がつくった 中」です。

名古屋城そしてその城下町を設計したのは徳川家康です。
その構想は壮大です。

上の図を見てください。(画像の出典元が見つかりません。どなたかアドレスを教えてください。)

白色が武家の屋敷、茶色が町人、赤色が寺社です。
こうしてみると、寺社の多さが目立ちます。
愛知県は日本一寺の数が多い県ですが、その理由の一つが防御のための戦略なのです。

名古屋城を中心に、多くの街道が繋がっています。
下街道、上街道、駿河街道、佐屋街道、美濃路、岩倉街道、犬山街道などです。
その街道の入り口に、赤色、すなわち寺社が配置されています。


どうしてでしょうか?



いざというときに、そこに兵を集め、防衛上の拠点としたのです。
特に、駿河街道(飯田街道)は特徴的です。

下の地図を見てください。

名古屋新栄町駅の周辺です。右下から斜めに走る道路が駿河街道(飯田街道)です。


いかがでしょう?


お寺だらけですね。今も残っているのです。

関ヶ原の戦いを経て、平和な国家建設をめざしつつも、いざというときの備えを怠らない家康の緻密さが現れています。

続きます。

【校長日記】 歴史のまち 布袋

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今朝のマラソンあいさつ運動(マラソンパトロール)は、6.98キロメートル、曽本を行き過ぎて岩倉市井上町まで走ってしまいました。
その後、小折東、小折西、小郷をまわってきました。

今日のコースの中でも、 常観寺、生駒屋敷跡、久昌寺、龍神社、吉乃御殿跡、雨壺池 など、歴史を感じる史跡がたくさんありました。
これらも含めて、布袋小校区内の史跡は、今後、順に紹介をしていきます。

布袋は、なんといっても旧丹羽郡の中心地。
かつては丹羽郡役所もありました。

また、交通の要所であり、小折五差路など、街道のターミナル的な役割も果たしていました。
これは、生駒の存在が大きいでしょう。
街道が集まり、また五条川の水運を利用して商いをし、人と物が集まってきたのです。

また、尾張上四郡を支配した岩倉織田氏(織田伊勢守家)が信長に滅ぼされた時、敗れた岩倉方の家臣が布袋内に移り住んでいます。

ということなどを考えながら、走っていました。

写真は、上から今朝の常観寺、久昌寺、龍神社です。

【校長日記】 花を咲かせる

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今日から、曼陀羅寺で江南ふじまつりが始まりました。

写真は、朝、5時40分頃の曼陀羅寺の様子です。

例年より開花が早く、最も早咲きの白カピタンはすでに盛りを過ぎ、次に早咲きの紫カピタン(写真中)が満開を迎えています。
写真下が長崎一歳という藤で、六部咲ぐらいです。

この後も順に咲き、最も遅咲きの九尺藤は5月のゴールデンウィークに見頃を迎えます。

曼陀羅寺の藤の特徴は、種類が多い(12種類)ので、比較的長い日数を楽しむことができることです。

ボタンもすでに見頃を迎えています。


以前、五条川の桜を植えた大口の社本氏の話を書きました。
この曼陀羅寺も同様に、誰かが植え始めたのです。

それは、私の聞いたところでは、昭和28年につくられた曼陀羅寺奉賛会の森氏が、藤を境内に植樹したそうです。
曼陀羅寺を藤の名所にしたいという思いからだったのでしょう。

昭和33年には藤棚が出来、昭和41年に第1回藤まつりが始まりました。今年が、記念すべき第50回めなのです。

一時期、花房が小さくなり、平成18年度から平成20年度までの3年間、あしかがフラワーパーク園長 塚本こなみ氏のご指導により、通路の改造や植え替え、土壌改良などを行い、その成果が年々表れてきています。

「花を咲かせる」と簡単に言いますが、そこには、植えた人の思い、守ってきた人の思い、改善した人の思いなど、多くの人の思いの結晶なのです。

どうぞ、曼陀羅寺にお出かけいただき、その思いをお酌み取りください。

 私のブログ「あなたも社楽人」では、期間中、毎朝、藤の様子を撮影してお知らせします。(雨天は中止ですが・・・)
 ここから  http://blog.goo.ne.jp/syaraku0812
u0812 の方をクリックしてください。

【校長日記】 三校連携

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月曜日に、三校会がありました。
布袋小学校・布袋北小学校と布袋中学校による会です。
行事の日程の調整など、以前から行われてきました。
しかし、これからはもっと重要な会になっていきます。

9年間の子どもの育ちをイメージを共通理解するためです。
その手始めとして、学習のルールを統一しようとしています。

例えば、交通ルールが都道府県ごとに違っていたら?
混乱します。慣れるまでは大変ですね。
実は小1プロブレムや中1ギャップと言われている問題の原因には、システムの違いに適応できないことが大きな理由なのです。
システムをできるだけそろえることで、適応しやすくなるのです。

小中連携は、指導する私たちにも大切です。
小学校の教師は、中学生になって生きる力は何なのかを知る必要があります。中学校を卒業するときのイメージを抱きながら、今必要なことに力を注ぐのです。
また、中学校の教師は、小学校までで何を学習し、何を知らないのかを知っている必要があります。簡単な復習で済ませればよいものに時間をかけるたり、必要なことを教えなかったではいけません。

そこで教師同士が互いに訪問して授業を参観したり、いっしょに研修をしたりすることが有効なのです

また、子ども同士も同様です。陸上練習やクラブ活動で、中学校の人に教えてもらい、顔なじみになれば、中学校へ進学したときの安心感は増すことでしょう。

今後も、三校はいろいろ連携を進めていきます。
その様子は、このホームページでお知らせします。

【校長日記】 自分の目で見て確かめて

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今日のマラソンあいさつ運動(マラソンパトロール)は、木賀から寄木、北山、小郷の5.2キロメートルをまわってきました。

「昨日、何回ありがとうと言った?」と聞くと、「33回!」「20回!」という子もいれば、苦笑いして下を向く子、「忘れました!」という子などいろいろでした。

気長に、自然に定着していけばよいと思っています。


さて、上の写真は、登校中のいつもの光景ですが、少し気になりませんか?

私は,以前から気になっていました。

それは・・・・

自分の目で左右を確かめていないことです。

信号も見ていません。

前の人が行くから…、班長が旗を揚げているから…、PTAの人が渡らせてくれるから…、そんな言い訳が聞こえてきそうですが、それは違います。

これでは、自分で確認する習慣が身につきません。
一人で歩く時に危険です。

安全の責任は、あくまでも自分です。

たとえ旗を上げてくれても、右左を見る、信号を確認するようにさせたいものです。

それが、生きる力につながるのです。

【校長日記】 ポカポカ大作戦 第一弾!

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今日の朝礼では、任命式のあと、次の話をしました。

ざっとの内容です。

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私は、ポカポカとワクワクが大好きです。

今日は、ポカポカ大作戦 第一弾

今日1日で、ありがとうを20回以上言いましょう。

言えるかな?

ありがとうを言う場はたくさんあります。

プリントをもらったらありがとう。
黒板を消している人にありがとう。
給食当番にありがとう。
誉めてくださった先生にありがとうございます。
止まってくれた車にありがとう。
スクールガードの人にありがとう。ご飯をつくってくれてありがとう。
そして、ありがとうと言ってくれてありがとう。

明日、校長先生に最初に会ったときに、きのう、ありがとうを○○回言いましたと報告してください。

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「ありがとう」の声が満ちあふれる学校はすてきですね。

ただ、これにも意図があります。

人に親切にされたら「ありがとう」と言いましょう

これは、これまでに何度も聞かされている言葉です。
人によっては、「またか」と思ってしまいます。そうなると、脳は話を聞かなくなることがあるのです。

そこで、きのう、ありがとうを○○回言いましたと報告してください。と言ったのです。

スローガンでなく、行動を求める。これだけで、印象により強く残るのです。

理念の指示を「思考指示」、行動を求める指示を「作業指示」ということがあります。

「地図帳で○○を見つけましょう」が思考指示、「地図帳で○○の上に右手人差し指を置きましょう」が作業指示です。

いかがですか?

作業指示の方が、人は動きやすいと思いませんか?

※ 思考指示の方がよいときもあります。後日紹介します。

ポカポカ大作戦 第一弾。成功するとよいのですが・・・・。

【校長日記】人はなぜ走るのか?

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 昨日の笑点で「人はなぜ走るのか?」というお題が出ました。
おもしろい回答で笑いましたが、さて、改めて考えてみましょう。

「人はなぜ走るのか?」

 世はマラソンブーム。
 昨日は、第14回 恵那峡ハーフマラソンを走ってきました。(写真)
 こうした大会は、実は出場できるだけですごいことなのです。  
 例えば私の今シーズンのフルマラソンは・・・
 走ったフルは奈良と静岡の2回。これは、ネットの先着順。頑張ればゲットできます。
 抽選では、大阪落選、神戸落選、横浜落選、東京落選、名古屋ハーフ落選。東京は、第2回にまぐれで当たり、それ以後は全滅。
 京都(2月15日)は当選したのですが、静岡(3月15日)が決まっていたのでパス。
 犬山ハーフ(2月22日)もキャンセル。岐阜清流(5月17日)は定員オーバーでアウト。

いかがですか?
 大会に出るだけも、厳しい競争社会なのです。

 それはさておき、お題、「人はなぜ走るのか?」

 私の話をします。

 私は、第1に健康です。
 尊敬するドクターは、もう80歳代後半なのですが、毎日欠かさず約12キロを走っているのです。
 そのドクターが言うには、「走っていれば、循環器系のたいていの病気は予防できる」そうです。
 確かに、私も走り初めてから一度も風邪をひいたことがありません。人間ドッグも大丈夫です。そもそも、新卒以来、病気やけがで一度も仕事を休んでいないのでデータにならないかもしれませんが・・・。
 9年前に、メタボニなりかけて、一念発起で始めたことです。(それまでは全然運動していません。)

 第2に生涯スポーツです。
 何でもいいので、何か一つ続けられるスポーツがあるといいと思うのです。それが、健康はもちろんのこと、仲間づくり、生きがいづくりになります。
 私は、たまたまランニングを選んだのです。

 第3に、まちづくりへの協力です。
 マラソン大会はまちづくりです。出場者がいて成り立つまちづくりです。
 恵那峡ハーフマラソンのおもてなしは一級です。ゴール後におにぎり、豚汁、お汁粉が無料でいただけ、疲れが吹っ飛びます。
 中高生をはじめ、多くのボランティアが結束していました。
 坂が厳しいけど、来年もぜひ出たいと思う温かい大会です。

 それでは、なぜ登校中に走るのか?

 頑張っている大人の姿を見せたいのです。

 4月1日の赴任の日に職員に話したのは、「教員は子供達にとって大人のモデル」ということです。
 仲のよい姿、頑張っている姿を見せることが、あれこれ口だけで指導するよりもはるかに有効なことを経験で知っています。
 なかなか触れ合うことができない子供達に、ランニング姿で現れあいさつをすることは、きっと意味があることだと信じています。 
 
 明日の朝も、晴れたらマラソンあいさつ運動(マラソンパトロール)をおこないます。

 声をかけてくださいね。

【校長日記】 金融経済教育研究会

 昨日は、平成27年度 第1回 金融経済教育研究会へ行って来ました。
 会場は名古屋市・栄の名証ホールです。

 金融経済教育研究会とは、中学校・高校・大学の社会科担当が中心となっている研究会です。会員は百数十人はいると思うのですが、今回の参加者は30名ほどでしょうか。
 年7回ほど、経済・金融の専門家を招いて講義を聞く勉強会です。夏の工場見学はとても魅力的です。 

 第1回の講師は、次のお二人でした。

愛知淑徳大学ビジネス学部 学部長・教授 真田 幸光先生
演題「本当に終焉を迎えているのか」

大和総研 経済調査部 シニアエコノミスト 山崎 加津子先生
演題は「ギリシャだけでない、ユーロが抱える課題の本質」

 どんな勉強をするの?という質問が聞こえてきそうです。

 真田幸光先生の講義を聴いて、私が理解したことを一部紹介します。 

−−−−−−−−−以下内容−−−−−−−−−−

 今の経済は、1944年のブレトンウッズ体制が続いている。

 ・IMFは今も残っている。
 ・IBRDはWBGに(含む アジア開発銀行等)、
 ・GATTはWTOに変わったが残っている。
 いずれも、第二次世界大戦の戦勝国の論理が生き残っている。特に英米だ。

 言語・通貨・法律・製造基準・会計基準が、戦勝国基準だ。

 たとえば、言語は英語。かつて、冷戦中は、ベトナム、モンゴルへ行ったときははロシア語だった。今では、ベトナム、モンゴルのエリートは英語を話す。

 通貨はドル。これも、かつてはルーブルも強かった。

 法律は英米法。根拠法が英米法になるのでビジネスでは注意が必要だ。裁判権も根拠法が英米法。何かあると、裁判を英米ですることになる。英語が使えなければ不利。思考回路も英米後でなければ裁判では勝てない。

 製造基準も冷戦後強化された。ISOが入ってきた。JISという立派な製造基準があったが、今ではローカルルール。ISOがなければ通用しない。

 会計基準も企業の成果基準だ。時価評価に変え、企業を丸裸にする。欧米から監視できるようになった。

 冷戦が終結し、アメリカは唯一の超大国になり、ユニラテラリズム(単独行動主義)になった。 
 それに対する不満がたまり、2001年、同時多発テロで逆襲に出た。アメリカの秩序を壊しにかかった。
 壊れはしなかったが、揺らいだアメリカは、テロとの戦い名目で諸国にすり寄った。そこで力を付けたのがBRIC's
 何といっても人口が多く、潜在的な労働者・消費者の数が多く、成長の可能性がある。秩序がある程度整っている。それが中国で、爆買いが起こっている。
 かつてはG7と言ってきた。2000年くらいまでは中心だった。しかし、2008年頃からG20が中心。その中にBRICSが入ってきた。Sは南アフリカだ。

 先進国はインフラ需要が弱い。だから先進国というのだけれど・・・。消費財ももう売れない。だから低成長。
 これだとアメリカはやっていけない。だから消費を作る。国民に借金をさせて消費をさせる。信用創造で消費を招くのである。それがカード、自動車ローン、住宅ローンだ。
 サブプライムローン問題で、リーマンブラザーズが倒産したのは記憶が新しい。
 こうなると、貸し手は貸し出しの自主規制をする。そうすると消費が止まり、売上高が減少した。

 日本も同じだった。政府は、財政出動という景気対策を行った。ギリシア、ポルトガル、イタリア、オランダも国債を発行した。これが、今のギリシア問題の根っこだ。        
 世界は、実体経済1にたいして、金融経済は20だ。
 実体経済とは、世界のGDPの合計で、2013年は75兆ドルほど。しかし金融経済はその20倍ある。だからバブルだ。
 余剰資金は投機資金。株・不動産に回る。・・・・・ 

−−−−−−−−−内容終わり−−−−−−−−−−

 いかがですか?分かりましたか?
 きりがないので、このあたりでやめておきますが、社会科教師の私には面白い内容です。

 このあとは、なぜ原油安になったのか。
 AIIB(アジアインフラ投資銀行)は、米中心の国際金融に喧嘩を売るもの。イギリスとその連邦国が参加したのでアメリカはあわてた。
 米ドルには担保がないこととビットコインの関係・・・・などなど、「経済はロジックの積み重ね」という事を学びました。

 そして、予測する力が大切で、予測できる人になりなさいともいわれました。

複雑な事象を単純化して説明する真田先生の力には本当に感心します。


 もう1人の先生は、難解な経済用語がいろいろ出てきて、しかも早口で、頭がパニックになりました。
 分からないこの気持ちがよく分かりました。

 次回は、5月16日(土)。
 私の大好きな野村総研の奥田 誠先生による「円安が追い風?世界を席巻する”Made in Japan”」
 そして、日本エネルギー経済研究所の森田 裕二先生による「変貌する内外のエネルギー事情と我が国の課題」です。

 興味のある方は、私(校長)までご一報を・・・

 今から、恵那峡ハーフマラソンを走りに行ってきます!
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【校長日記】 続々 時代の先を読む力 −2−

 前回は、徳川家康が愛知の製造業発展の基礎をつくったということを書きました。
 基礎の山林を育成し、木材を下流まで運ぶシステムを整えました。
 それが、後の繊維産業、さらには自動車産業、航空機産業へと発展しました。

 今回は、その続編、「名古屋は家康がつくった 上」です。

 それ以前の尾張の中心地は清洲です。
 清洲城にある清洲の街の模型(写真上)を見ると、その大きさが分かります。
 当時は、京都・堺に次ぐ繁栄を見せていたと説明されていました。(本当かな?)
 その通りには、伝馬町や御薗町、鍛冶屋町などの町がありました。

 それ以前は、岩倉の織田氏と清洲の織田氏が、尾張の覇権を巡って争いました。そこで。清洲が勝利したのです。この話はまた後日・・・・

 織田信長が那古野城から清洲城へ移り住み、城下町を作り上げました。
 その清洲城から桶狭間の戦いに出陣したり、家康と同盟を結んだり、本能寺の変の後に清洲会議が開かれたりと、歴史の舞台となりました。

 しかし、弱点があったのです。
 水攻めに弱いのです。
 五条川を下流でせき止めれば、一体は水浸しです。あの東海豪雨の時の浸水地域を思い浮かべると、家康の危惧が当たっていたことがわかります。

 そこで、1609年には、徳川家康によって清須から名古屋へのまるごと集団移転が指示されました。いわゆる清洲越し。都市の集団移転は前代未聞の発想です。
 直線距離にして7キロメートル弱。(写真中)

 名古屋のウィメンズマラソンで、ちょうど名城公園の東側が上りになっています。いわゆる名古屋台地の北辺です。南は金山駅から南に急に下ります。そこが台地の南端になるのです。イメージできますか?

 その時に、清洲城はもとより、五条川に架かる橋の資材までが丸ごと使われました。
 伝馬町や御薗町、鍛冶屋町など、町ぐるみで引っ越し、町名がそのまま使われました。寺社も丸ごと引っ越しです。

 名古屋城の西北隅櫓は、戦災で唯一残った櫓ですが、清須城天守の資材を転用して作られました。そのため、別名「清須櫓」と呼ばれています。

そうしてつくった名古屋の街。家康の発想のスケールの大きさには驚かされます。
    
では、家康の発想とは? 

 次回に続きます。 
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【校長日記】 集うということ

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 昨日は、社楽の会という、社会科教師の勉強会でした。
 隔週で、布袋北部地区学習等供用施設に集まります。
 始まったのは、平成6年6月。間もなく21年目に突入します。
 昨日の参加者は16名(写真上)でしたが、多いときには40名を超えるとき(写真中)もあります。

 集まるのは社会科教師が中心です。
 社会科は、理科と共に俗に内容教科といわれます。これに対して、国語や算数を道具教科(用具教科)、他を表現教科といいます。
 内容教科とは、言語や数量を使って、社会のしくみそのものの習得を目的としています。
 従って、社会科教師には、情報が必要なのです。
 私の部屋には移動書架があり、本でびっしりです。それぐらい勉強しなければやっていけないのです。
 しかし、1人の力はたかが知れています。互いに情報を持ち寄り、学び合うことにより、情報も増え、刺激を受けるのです。
 まさに、三人寄れば文殊の知恵なのです。

 第1回から20年間続けてきたルールは次の点です。

・ 誰でも参加できる。また、参加を強制されない。 ・ 参加者全員の名前を公表する。

かつては、指導案や学級通信、作成したテストなど、何かお土産をもってくるというルールもありましたが、最近はこの縛りはありません。
 集うことこそが重要だからです。

 今の時代、通信手段の普及で、集まることが少なくなってきました。
 人生で最も重要な儀式である葬儀式も小規模化し、結婚式も簡略化するなど、人が集まる機会はどんどん減ってきています。

 これは子どもの世界にもあります。
 例えば、夏休みのラジオ体操。
 私が小学生の頃は、期間中、毎朝やっていました。
懐かしいと思われる人も多いでしょう。

 人が集まるには、その人の時間というコストがかかるのです。移動のために費用も発生する場合もあるでしょう。
 合理化はある程度やむを得ないことです。
 しかし、人が集わなければできないこともあります。わたしは、そこを大切にしたいのです。
 
 社楽の会HP
 http://www.tcp-ip.or.jp/~syaraku/syaraku.htm

林 泰二 先生がいらっしゃいました

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校長室の廊下に展示してある「古城遠望」をお描きになった林 泰二先生が布袋小学校にいらっしゃいました。

この絵は、昭和26年に描かれたもので、第7回日展で入選した作品です。

林先生は、昭和25,26年に布袋小学校で5、6年生の担任をされていました。
その縁で、この絵は旧講堂に展示されていましたが、体育館建設の際に現在の場所に移しました。

林先生は、現在も日展会友、光風会会員として、作品を描いておみえです。

10年前には、『林泰二画集』を出され、この5月12日(火)〜5月17日(日)には、愛知県美術館ギャラリー(芸文センター8階)の光風会展に出品されるそうです。

今でも、この布袋小学校のことを大切に思ってくださる大先輩です。

ありがたく思います。

マラソンあいさつ運動(マラソンパトロール)

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やっと晴れました。

登下校中の様子を見ながらランニングをする、マラソンあいさつ運動(別名 マラソンパトロール)を、やっと始めることができました。

今日は、曽本から小折方面の5キロメートルほどを、あいさつしながらランニングをしました。

明日は、天候が悪くなければ木賀方面へ出向きます。

よろしくお願いします。


ランニングは、10年ほど前から始めました。
秋から春にかけては、いろいろな大会にも出場しています。

今シーズンは・・・

2014年9月28日(日曜日)
第2回 信州駒ヶ根 ハーフマラソン
 
10月12日
2014あざいお市マラソン
 ハーフマラソンです。

10月26日 (日)
水都おおがき芭蕉マラソン2014
 ハーフマラソンです。3回目の出場でした。

11月9日 
稲沢シティーマラソン
 今シーズンに走った唯一の10キロでした。

11月16日  
第17回ジュビロ磐田メモリアルマラソン
 ハーフマラソンです。
 走りやすく、気持ちよい大会でした。

12月14日
奈良マラソン
 フルマラソン 
 足痛と坂に苦しみましたが、自信もつきました。

2015年  
1月11日 
みのかも日本昭和村ハーフマラソン大会
 坂道コースです。3回目の出場でした。
 
3月1日
静岡マラソン2015
 今シーズン2度目のフルマラソン。
 雨と風、脚・足の痛みに苦しみました。  

そして次の日曜日4月19日
 恵那峡ハーフマラソン
  坂ばかりのコースで、4回めの出場です。

最後が5月17日
第35回奥びわ湖健康マラソン
 15キロという、変則的な大会です。

これからも、マラソンあいさつ運動(マラソンパトロール)で鍛えます!


謙虚であれ!

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昨日は、愛知県吹奏楽連盟 西尾張支部の研修会・総会がありました。
今年度は、私(校長)が支部長を務めることになりました。

吹奏楽の世界は、運動部に負けないくらい、厳しい勝負の世界があります。
もちろん、吹奏楽の主目的は、美しい音楽を創り上げ、豊かな情操をはぐくむことにあります。そして、生涯、音楽を楽しむような人になってくれることを願っています。

しかし、音楽を極めるためには、コンクールという場が重要なのです。
1曲に対して、とことん楽譜を読み込み、一つのフレーズを何十回、何百回と練習し、完璧を期すために努力する経験は、とても大切なことなのです。
厳しい勝負の世界とは、そのコンクールのことなのです。

支部大会のうち、わずかが県大会に出場し、その中の一部が東海大会、そしてその一部が全国大会へと駒を進め、その全国でも、金・銀・銅の評価がされるのです。

昨日の研修会の中で、講師の斎藤和憲先生が、全国大会出場校の指導者にアンケートをした結果を紹介していただきました。

今では、休みなく毎日遅くまで練習している学校はほとんどありません。
限られた時間を有効に活用し、効果的な練習方法を工夫しています。
スポーツ同様、かつての根性主義ではなく、指導法が研究されているのです。

その指導者に共通していることがあります。

謙虚であることです。

全国レベルの指導者に、愚痴や不平不満を述べる人はいません。
威張ったり、上からものを見たりするような人はいないのです。

口から出るのは、常に、学校や地域、行政への感謝の言葉であり、自分たちは恵まれているととらえています。

さらに、地域や、地域内の他の学校との連携を大切にしています。
「音楽を愛する仲間同士」として、互いにアドバイスし合っているのです。

これは、吹奏楽の世界だけに限りません。

指導にあたる者、すべてに共通することでしょう。

「謙虚」であれ!
 
大切にしたい言葉です。


画像出典
 朝日新聞  全日本吹奏楽コンクール 全国大会プログラム(高校)
 http://www.asahi.com/edu/suisogaku/brass/record/2014/highschool.html

考えをつなぐために

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日本の学校では、職場内研修を行っています。
その研修を現職教育と呼んでいます。
この制度は、世界的にはとても珍しく、欧米各国が参考にしようとしてるほどです。

布袋小学校の現職教育では、児童により、考えの「練り合い」をさせたいと考えています。
そのためには、まず、子ども同士が、意見をつなげなくてはなりません。

しかし、伝統的な日本の授業は、上の左図のように、先生の質問に答えることで進めてきました。
この形を、一般的に「一問一答式」といいますね。
クイズ番組の多くがこの方式です。

しかし、これでは練り合いはできません。

将来、社会に出て、多くの問題を解決する力は、一問一答式では培うことはできません。
他者と議論をして、合意形成をしなくてはいけないのです。

どうすると右図のようになるのか?

はじめは、教師がつないでやり、つながることの楽しさを体感させてあげるのです。

そのために、次のように提案されました。


児童の考えをつなぐ教師の支援

集団読みは、児童が意見をつなぐ中で練り合っていく。しかし、つなぎ方を知らない集団は、グループでもつなぎ合えない。まずは、教師がリードして「考えをつなぐ」経験をさせ、意見が深まる喜びを体感させたい。

児童をつなぐには、次のような言葉かけが考えられる。
・ 「今のAさんの意見をどう思う?」
・ 「だれか、Bさんを助けてあげて」
・ 「今、Cさんなんて言った?同じでいいから、自分の言葉で言ってごらん」
・ 「まわりと相談してごらん」
・ 「これがわかる人、答えでなくヒントをいってくれる?」
・ 「Dさんに賛成の人は」。手を挙げたEさんに「Eさんはどこでそう思ったの?」

また、「つなぎ」を意識させるためには、「つなぎの話形」が有効である。
・ 「○○さんや○○さんと同じで〜です。理由は・・・だからです」
・ 「○○さんと違って〜」
・ 「○○さんの意見を聞いて考えが変わりました。それは・・・」
・ 「○○さんに付け足します。」  
・ 「○○さんに質問します。」   
  ・ 「まとめると○○になると思います。」  など

ある程度定着したら、つぎの手を打ちたい。
・ 話形を超えた言い方をした児童を誉める (以下略)


具体的な提案です。

学年の発達段階にもよりますが、授業参観の折には、児童がつながる姿、つながろうとする気持ちにご注目ください。



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