最新更新日:2024/04/28 | |
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【校長日記】 感激した出来事そこで、こんなことがありました。 式では、一人一人が正面の階段を上がり、金森校長先生から卒業証書をもらいます。その後、男子は左手、女子は右手の階段から降り、それぞれ、教育長、市長代理にお辞儀をします。女子は、来賓席の前を通り、私の前を通過して、そこに置かれた箱に証書を入れるのです。 誰もが、同じように証書をもらい、同じようにお辞儀をして戻っていきます。決められたルーティーンを忠実にこなしていきます。 ただ、一人の例外を除いて・・・・。 その女子生徒は、私の前まで来て止まり、向きを変え、私に笑顔でお辞儀をしてくれたのです。 突然のハプニングに驚きましたが、私もとっさに笑顔でお辞儀を返しました。 その女子生徒は、支援学級に属し、私も数回授業を見たことがあります。 また、朝走っているときに、何度か挨拶を交わしました。 また、彼女にとって、母校の校長という認識はあったと思います。 でも、その程度の関係です。 その彼女が、わざわざ止まってお辞儀をしてくれたのです。 学校の指導からは外れた行為です。 いわば勝手な行為。 しかし、どうして責められましょう。 本当に気持ちから出た行為なのです。 他の生徒では思ってもできないことを、彼女はさりげなく実行したのです。 わたしは感激しました。 さらに、すごいことだと評価しています。 ルールにはありませんが、全体の雰囲気を崩すわけでなく、自然体で自発的に出た行為。 彼女が考えて、彼女が実行したのです。 いつも笑顔の彼女を見て、「周囲から愛されて育ったのだろう」と思っていました。 それ以上のことはわかりません。 しかし、あのお辞儀で、彼女が充実した中学校生活を送ってきたであろうことを確信しました。 また、素晴らしい教育を受けてきたであろうことも…。 その一瞬の出来事で、布袋中学校の卒業式は、私にとって忘れられない出来事になりました。 新しい世界で、彼女に幸多かれと願います。 【校長日記】 テレビの近くには地図を置こう!日本国内でも、信州上田城、高浜原発、口永良部島など、話題になるところはいくつもあります。 そこで、テレビの前に地図を置こう! 知識と知識、さらに知識と現実が結びつくと、点が線になり、面になります。 それが理解へとつながり、次の興味・関心へと発展します。 たとえば、テレビの近くに日本地図・世界地図があり、ニュースで地名が出た折に、誰かが「どこだっけ?」と言うだけでおもしろいですよね。 「○○の近くだよ。」などと言いながら、地図で確かめて、指で示しながら「ここだった。」「当たり!」などと叫ぶ。 これが、勉強のベースになる「知的好奇心」を生み出す土壌なのです。簡単に言うと学習環境です。 自然と、自ら学ぶ子が育ちます。 その助けになるのが、たとえば地理なら地図、歴史なら年表のついた歴史資料集、国語なら国語辞典、そういった基本資料がすぐに調べる事のできる距離にあればよいのです。 知りたい時に調べてわかった知識は、おそらく忘れる事はありません。 さらに調べて、点が線になり、面になった時には、本当の力になる事でしょう。 テレビの前には、基本資料を置いておきましょう。 【校長日記】 布袋中学校 第69回卒業式平成元年から10年勤めた学校なので、思い入れがあります。 入場のBGMは、ベートーヴェンの第九 三楽章。 私が音楽担当をしていた時に選んだ曲です。 タイスの瞑想曲なども、当時のまま使われていました。 式は、最近の小学校では少なくなった、在校生送辞、卒業生答辞が述べられ、唱歌「仰げば尊し」が歌われる、伝統的な形です。 送辞も答辞も、素直な文章で、とても心のこもったものでした。 式後の卒業記念合唱も、全校での「大地讃頌」、3年生の「河口」「旅立ちの日に」のどれもすばらしく、最後の、涙混じりのあいさつでは、思わずもらい泣きをしそうになってしまいました。 6年生も、3年後にはこの場にいると思うと、この先の時の流れを感じます。 彼らは、どんな応援合戦をやってくれるのでしょうか・・・。 3年後の布袋中学校の卒業式。 今から楽しみです。 【校長日記】 三寒四温春先に、低気圧と高気圧が交互にやってきて、寒くなったり、暖かくなったりを周期的にくり返す事をイメージしませんか? この日曜日は温かかったのに、今日は雪が流れこみ、グランドも真っ白でした。 ちょうど暖かさの次に寒さがやってきた、このようなイメージです、 しかし、本来は違います。 冬に寒い日が3日くらい続き、その後暖かい日が4日続くという意味で、寒暖の周期を表す言葉です。 中国の東北部や朝鮮半島北部での冬の気候を表す言葉で、冬のシベリア高気圧が7日ぐらいの周期で変化することを表しているそうです。 日本では見られない気候で、言葉だけが、この春先の様子に例えられるようになりました。 言葉は生き物ですね。 この寒さのおかげで、桜の開花が遅れます。 何とか、入学式まで待ってほしいのですが・・・・ 【校長日記】 小郷で馬頭観音を見つけましたタイプ的には、小折五叉路のものとよく似ています。 ただ、これも風雨にさらされていたのか、かなり風化しています。 前にも紹介しましたが、馬頭観音は、街道沿いに多く見られます。 馬が移動や荷運びの手段として使われることが多くなり、馬が急死した道端などに多く祀られました。 この馬頭観音も、かつては別の街道沿いにあったものが、大日寺の隣に移されたのではないかと想像できます。 布袋が、かつて交通の要所であったことを物語っています。 【校長日記】 今日の朝礼は・・・4週間テレビ朝礼が続きましたので、久しぶりに全校がそろいました。 始めに、表彰状を伝達しました。 布袋新春こども書道展、人権標語・書道、読書感想文、「郷土のお祭りの絵」、スポーツ少年団で優秀な成績をおさめた子を賞賛しました。 まずはよい作品を作ること、そして応募すること。 その経験は大切なことですね。 続いて、4月4日のウィーンフィルのメンバーによるふれあいコンサートを紹介しました。 弦楽チームは、全国で2箇所だけ。 このような機会は二度とありません。 みなさん、ぜひ来てください。 最後に、1年生から5年生で、卒業生を送る会の歌の練習をしました。 本番には、より気持ちのこもったすばらしい歌声が響くことを期待しています。 【校長日記】 知的好奇心を育てるカメラで撮影してみました。 この後どうするか? 図鑑、あるいはネットで名前を調べましょう。 名前がわかっていれば、その習性を確認し、実際の動きを比べてみましょう。 それを親子で行うといいですね。 これが習慣化すると、疑問を自分で解決する子になります。 知的好奇心が広がり、自然や、世の中のことをもっと知りたいと思うようになります。 「勉強しなさい。」を繰り返すよりも、はるかに有効です。 ちなみに、写真の鳥はヒヨドリとメジロです。 【校長日記】 捨てられた使い捨マスク子どもたちには、ゴミで汚れた学校周りを見せたくはありません。 逆に、ゴミを拾う大人の姿を見せておきたいためです。 ゴミで多いのはたばこの吸い殻でしたが、春に比べるとずいぶん減ったように思います。 その逆に増えているのが、使い捨てマスクです。 今朝だけで、グランド内も含めて8枚拾いました。 使い捨てマスクは、最近では値段も下がり、確かに便利です。 しかし、こうも簡単に捨てる人の心が寂しいですね。 なぜマスクを捨てるのかを考えてみました。 あるTV番組で、使い捨てマスクの使い方を次のように紹介していることがわかったのです。 外でしていたマスクを、帰宅してから家の中で外してはいけない。 外でしていたマスクは外で処理するのがよい。 マスクの表面には、ウイルスが付着している可能性が高いので、家に入る前に外し、そのマスクをビニール袋に入れて、口をしっかりと縛って捨てること。 いかがでしょう。 いちいち、ビニル袋に入れて捨てる人は少数派ではないのでしょうか? だから外で捨てるのかどうかは断定できませんが、ウイルスが付いているかも知れない、いわゆる有害ゴミを捨てるのは明らかにマナー違反。 マスク会社の人は、パッケージにぜひそのことを注意書きしてほしいものです。 そもそも、道路にゴミを捨てないようにしましょう! 【校長日記】 第449回 社楽の会社楽の会とは、社会科教師を中心とした私的な勉強会で、隔週で、布袋北学習等供用施設を会場にして行っています。誰でも自由に参加できる会です。 始めて、もう20年を越えました。 昨日は、遠くは土岐市から、44名が参加しました。 講師は、岐阜市教育委員会の 伊藤 智裕 先生。 元、長良東小学校の先生です。 社会科の授業の作り方、学級経営のお話を聞きました。 一人の情報収集力はたかが知れています。 いかに多くの人とつながるかが、教師力となっていきます。 昨晩も、刺激をたくさんいただきました。 詳しい内容は、「あなたも社楽人」で紹介します。 http://blog.goo.ne.jp/syaraku0812 伊藤先生、ありがとうございました。 【校長日記】 ピアノの調律師2つの音楽室に各1台、体育館にも1台あります。 しばらく、調律の様子を見学していました。 私は、もう一つ職業を選べるとしたら、「ピアノ調律師」はその候補のひとつ。あこがれの職業です。 それもあり、年末、12月23日に放送されたNHKBS1「もうひとつのショパンコンクール〜ピアノ調律師たちの闘い〜」には惹きつけられました。 その一部を紹介します。 若手ピアニストのコンテストとしてもっとも有名なショパンコンクール。 そのショパンコンクールでは、ピアノが4台準備されます。 出場者は、事前に試し引きをし、本番で使用するピアノを選択できるのです。(私はそんなことも知りませんでした。) その4台とは、スタインウェイ、ヤマハ、カワイ、ファツィオリ。 4台中、2台が日本製というのもすごいし、何と、ファツィオリの調律師も日本人。 すなわち、4台中、3台が日本人調律師なのです。 カワイは重低音がすばらしく『カワイトーン』と呼ばれるほど有名。 また、ファイナリスト10人中、7人が3次予選でヤマハを選択しました。 ファツィオリを選んだ人は一人だけ。日本人調律師・越智さんは、その人のために懸命の調律をします。その調律場面がすごい!ニーズに応えるために、鍵盤ごと入れ替えた場面も。 ファツィオリは、木製フレームでショパン当時の音の柔らかさを強調したのですが、現代のピアニストや聴衆はメリハリのあるダイナミックな音を望んでいるのでしょうか。なかなか選ばれません。 サンソン・フランソワのドビュッシーとかなら合ったのかもしれませんが・・・。そんなところにも、ピアノの音色も流行があるのでしょう。 調律師の熱い闘いには心を打たれました。 番組サイトのアドレスです。 http://www.nhk.or.jp/docudocu/program/2443/1623425/ 【校長日記】 今日の朝礼インフルエンザ蔓延防止のために、今回もテレビ朝礼としました。 これで4週間連続となります。 はじめに先週の復習から。 この字は何と読みますか? 「鍛える」 中学校で習う漢字ですが、布袋小学校の校訓に使われている文字なので、ぜひ読めるようにしておきましょう。 昨日、布袋中学校で行われた、布袋地区新春書道展 表彰式の様子を紹介しました。 表彰された人立ちは、自分で鍛えている人たちです。 コンピュータがどんどん進歩し、チェスや将棋、囲碁まで、トップのプロを負かす程になりました。 自動車の自動運転も、2020年までには始まるといわれています。 そんな時代だからこそ、書道など、コンピュータではできないことが大切になるのです。 大阪と京都の大学が共同開発した高性能の「アンドロイド」開発者チームの人が、相手の心を和ませるような笑顔は、ロボットではできないと言っていました。 自分で書く文字 何も見ないで、相手を見て自分の言葉で話すこと 新しいものを創り出すこと そして、 笑顔 思いやり これら、コンピュータではなく、 人にしかできないことを大切にして、そこを自分で鍛えてほしいと思います。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−− 今の仕事の半分は、将来、コンピュータに取って代わるという論文が話題となっています。 その真偽はわかりませんが、人にしかできないところを大切にすることが、将来のためにもなるのですね。 【校長日記】 エッ! 日本銀行は中小企業?その後も、食事をしながらいろいろと質問をしました。たくさんの知らないことがありました。そのいくつかを紹介します。 ○ 日本銀行は中小企業? 日本銀行は資本金、たった1億円の法人(認可法人)です。 資本金だけ見れば、中小企業に属する部類です。その55%が政府から、45%が民間からの出資です。実際には、政府から5508万円出資されているそうです。 ○ 日本銀行は株式会社? 日本銀行にも株券があります。正確には、出資証券といいます。しかもJASDAQに上場しているのです。 なぜ東証一部ではないの?資本金が少なすぎます。 1口100円で、年に5円までの配当があります。しかし、認可法人であって、株式会社ではありません。株主総会もありません。 ○ 日本銀行はどうやって利益を得るの ? 日本銀行は、日本銀行券(紙幣)を印刷します。 1万円札を印刷するのに20円でできます。それを、1万円として政府に渡すのです。 差し引き9980円。これは収入にはなりませんが、この差額を運用して、その利息を利益とするのです。通貨発行益といいます。 利息といっても、元が何百兆円と大きいので、利益も多くなります。そこから、人件費等の経費を差し引き、残ったものは国庫に入れるのです。 ○ 貨幣は日本銀行が作っているの? 紙幣は日本銀行が作りますが、貨幣は政府が作ります。 政府が作った貨幣は日本銀行へ送られますが、流通する通貨量を調整するために、その分政府のお金(紙幣)を減らすのです。 ○ 古い紙幣はいまでも使えるの? 戦後に発行した紙幣は、すべて今でも使用できます。 ただし、一円紙幣は1円にしかなりません。コイン屋さんで売ったほうが高く売れますね。 板垣退助の百円札は、今でも多く流通しており、日本銀行に集まってくるそうです。日本銀行では、旧札は破棄するそうです。 まだまだいろいろなことを知りました。 詳しくは、日本銀行を「知る」「楽しむ」 をごらんください。 ここから http://www.boj.or.jp/announcements/education/in... 【校長日記】 第7回 金融経済教育研究会創立して6年が過ぎますが、創立からのメンバーです。 社会科教師は、他教科と違って、教える内容が日々変わっていきます。 歴史でも新資料が見つかると変わりますが、地理・公民分野はなおさらです。 常に勉強をしていないと、やっていられません。 そのために、こうした研究会に複数加入して情報を得ているのです。 中でも、この会は、その道の専門家をお呼びして話を聞けるので、とても勉強になっています。 今日は、初めに、仲間の一人、南陽高等学校の渡辺先生の実践発表(写真上)がありました。 14種類の実践を発表されました。 過去に多くの実践発表を聞いていますが、14種類発表の発表を聞いたのは今日が初めてです。 渡辺先生は、実は古知野高校出身。 私が布袋中時代、何度も古知野高校吹奏楽部に行っていたので、出会っていたかも・・・? そして、メインは、日本銀行名古屋支店次長の武山氏。 本当に面白かった!! 知らないことがいっぱいありました。 これは、別に紹介します。 ちなみに、写真下の上は、日銀短観を出すために、1万社にするアンケートです。 写真下の下は日銀の金庫。 ひと山40億円です。 【校長日記】 第2回 学校評議員会その一部を紹介します。 ○ 家庭教育が重要である。 ただ、学校が家庭教育を行うのは難しい。 今の子どもたちが将来親になるので、それを見据えて教育に当たることが大切。 ○ 学校でルールを指導しても、保護者が守らなくてもよいということがある。 ○ 子どもたちに独創性や応用力が不足している。独創性を育むような指導をしてほしい。 教師が敷いたレールに乗っているだけでは育たない。 ○ 教師の前ではできても、外に出てできないのは本当に育っていない。 ○ 以前は「ほてっこ」という時間があり、縦割りで遊ぶ時間があった。こういう時間が、子どもの独創性を育むのではないか。 ○ 不審者メールが減った。 ○ 三校合同パトロールは、様子を見てから集まるようにしてはどうか。 ○ 三校合同パトロールは緊急対応から始まった。三校の共同感をもってほしかったし、保護者が子どもを守るという気持ちを持ってほしかった。 ○ 雪の日に遊べたことを下校時にうれしそうに話してくれた。先生によって遊べないクラスがあったのでは。 ○ 今年の組み体操の最後のあいさつがよかった。ああいった姿が大切だ。 しかし、今、組み体操そのものが批判をあびている。危ないことをどんどん排除するのもどんなものだろうか。 ○ 全国的に教員の鬱病が増えていると聞いている。若い頃にしかられることが減り、打たれ弱くなっているのではないか。 保護者対応で躓く場合が多いと聞いている。 ○ 事故なく過ごすことができて感謝している。今後も子どもを見守っていきたい。 多くのご意見をありがとうございました。 【校長日記】 キンカンってどうやって食べるの?毎朝、もぎりとって、食べながら通勤しています。 ビタミンがたっぷりで、風邪やノドの痛みに、古くから使われてきました。 おかげで、毎日健康です。 昨日、給食にキンカンが出されました。 スーパーで4つ198円で売っていたものと同じくらいの大きさでした。 会食中の6年生から次のような質問が出ました。 「先生、これ、どうやって食べるのですか?」 内心、驚きながらも、「キンカンは皮に栄養分が多いので、丸ごと食べて、あとから種を出せばいいよ」と、実際に食べて見せました。 他学年に聞いてみても、「どうやって皮をむくの?」などの質問が出たそうです。 残した子も多かったとか・・・・。 何事にも経験が大切です。 「食」に関しても同様です。 子ども頃に、一通りのものを食べる経験を積ませておきたいですね。 そのためにも、学校給食は重要な役割を果たしていると感じました。 【校長日記】 今日の朝礼インフルエンザの蔓延を防止するために、3週連続のテレビ朝礼としました。 かつて、ある雑誌の記事に古今東西の偉人の資質を調べたものがありました。 いろいろ書かれていましたが、簡単に言うと人にやさしく、自分に厳しく。 特に、後者が重要だと書かれていました。 そこで、今日のテーマは「鍛える」です。 「自分に厳しく」とは、「自ら鍛える」ことなのです。 「鍛える」は難しい漢字ですが、読めるようになってほしい字です。 ここでは、鍛錬という言葉も紹介しました。 辞書を引くと、一つは、「金属を打ってきたえること」 と出てきます。 そして、もう一つが、「体力・精神力・能力などをきたえて強くすること」。 すなわち、知・徳・体を鍛えるということなのです。 これは、布袋小学校の校訓そのものです。 校訓にも「鍛える」という文字が出てきます。 ほてっこは、いろいろな点で、ある程度の事はこなせます。 さらに「自ら鍛える」子どもたちに育てたいと考えています。 第50回江南市民駅伝競走大会2区から3区、4区からアンカーへの中継点で応援をしました。 朝から不安定な天候でしたが、幸いにも太陽が顔を出し、むしろ暑いほどの気象条件でした。 どのチームも頑張って走っていました。 4区は最長区間。3年前に私(校長)も走りましたが、ここでハプニングが起きました。 コースを間違えているのです。 おそらく、先導の自転車が間違えたと思うのですが、堤防に上がらず下道を走り、フラワーパーク直前で堤防に上がりました。 襷リレーは不自然で、転倒者も出ましたが、全チームが違うコースを走ったことで、レースとしては成立しました。 やはり何が起こるかわかりませんね。 【校長日記】 古知野西小学校 研究中間報告参観−2−テーマは、自分の考えを仲間に伝え、学び合う児童の育成 − アクティブ・ラーニングを基にした授業デザインの工夫 −です。 私の個人的な感想を紹介します。 実は、この研究テーマを聞いた時に、「研究はやりにくいテーマだ。しかし、実践はやりやすい。」と感じました。 科学としての研究は、テーマがあり、仮説があり、そのための手立てがあり、それを検証していきます。 しかし、「アクティブ・ラーニング」はいろいろな方法の総称です。その範囲は幅広く、子供たちが生き生きと取り組んでいるものはすべてアクティブ・ラーニングです。 それでは研究らしい研究にはなりませんが、わたしは大学附属の学校でなければ、それでよいと思っています。 目の前にいる子供たちが、生き生きと学んでいればよいのです。 時折、大学の先生が入って、間口の狭い手法で研究に取り組む学校があります。しかし、たいていは、研究が終わるとなくなってしまいます。 長続きするには、シンプルで幅広いテーマが良いのです。 今回の古知野西小学校も、授業を見ているだけでは、何をしようとしているのか見えにくい内容でした。理論から出る統一された何かが見えないのです。 それが「アクティブ・ラーニング」です。 いろいろな方法の中から、目の前の子供たちと教材に最もふさわしい方法を選択するのがアクティブ・ラーニング。むしろ、型があっては趣旨に反します。 発表を聞くと、「習得」を国語科で行い、「活用」を生活科・社会科で行うというものでした。前者がアクティブ・ラーニングの基礎、後者がアクティブ・ラーニングと位置付けられます。 なるほど、生活科・社会科は、どこも工夫されていました。アクティブ・ラーニングといえるでしょう。特に、高学年の社会科は、個性的で、すばらしい授業が行われていました。 国語でも、例えば2年生の授業など、思わず見入ってしまうものがありました。 これからと感じたのが学びスタイルです。 要項にあるチェック表を見ながら授業を見ていたのですが、「6 聞くときは、話し手に対して体を向けて聞いている」「8 話すときは、聞き手全体を見て話ている」「10 話すときは、意見をつなぐことを意識して話している」は、まだまだ道半ばだと感じました。出来ている学級もありましたが・・・・。 6,8は形の問題ではありません。 私が見る限り、「児童の心はまだ教師だけに向いている」「教師の心が発言している子に向いている」学級が多いと感じました。 「心を友達に向ける」「教師は話を聞く子に心を向ける」ことができないと、10はできません。それでは、テーマの「学び合う児童の育成」はできません。 この「6・8・10」は、明治の学制から培われた教師による一斉指導の転換なのです。 ICT活用は、今後間違いなく現場にやってきます。具体的な姿をいくつか見ることができました。6年生で見たフラッシュカード型、他のクラスで見た資料提示型など、有効に活用されていました。 秋の本発表でどこまで深まった姿を見ることができるか、楽しみです。 【校長日記】 古知野西小学校 研究中間報告参観−1−テーマは、自分の考えを仲間に伝え、学び合う児童の育成 − アクティブ・ラーニングを基にした授業デザインの工夫 −です。 アクティブ・ラーニングは、次期「学習指導要領」のキーワードです。 本来は大学の教育改革のために出てきた用語ですが、小中学校でも要請されています。 次のように定義されています。 教員による一方向的な講義形式の教育とは異なり、学修者の能動的な学修への参加を取り入れた教授・学習法の総称。学修者が能動的に学修することによって、認知的、倫理的、社会的能力、教養、知識、経験を含めた汎用的能力の育成を図る。発見学習、問題解決学習、体験学習、調査 学習等が含まれるが、教室内でのグループ・ディスカッション、ディベート、グループ・ワーク 等も有効なアクティブ・ラーニングの方法である。 簡単に、課題の発見・解決に向けた主体的・協働的な学び とも説明されています。 子供が、「知りたい」「わかりたい」「できるようになりたい」と思って自ら行動し、そこに学びがあればアクティブ・ラーニングになるのです。 それには、意外性のある資料提示、解決したいという課題設定、課題を解決するための時間的・空間的・物理的な保障が必要です。 また、ある程度の授業規律、協働的な学習を成立させるための集団づくりも不可欠です。 さて、以上を踏まえて、古知野西小学校を見てみました。 続きは、明日紹介します。 【校長日記】 拙稿紹介今号は私も執筆しています。 依頼されたテーマは、「私の社会科授業術 時間術 −限られた時間でポイントを教えるには−」です。 私を含め5人が執筆しています。 5本を通して読むと、「限られた時間でポイントを教えるには」という課題に応えていないものが目立ちます。 他の論文でもそうですが、依頼されたことに対して、ストレートに返していないものがいかに多いことか・・・・。 返す側に力がないと、すなわち、課題に応えるだけの数多くの情報がないと返せないのです。 それでは私は何を書いたか? 残念ながらここではお知らせできません。ぜひ書店でご覧ください。 今後には、岩倉市立南部中学校の高橋校長先生も書いています。 |
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