最新更新日:2024/04/28 | |
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第71回卒業式 式辞(抜粋)本番はアドリブが入っていますので、若干異なります。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 式 辞 (前半略) さて、卒業生の皆さん。 皆さんは、この六年間、勉強や運動にはげみ、心と体を鍛えてきました。皆さんの活躍から、多くの感動をもらいました。 なかでも、団結力を示した野外学習。全員で回したあの四色のトーチの美しさは今も心に残っています。力と技で会場一杯の拍手と歓声を浴びた運動会での組体操や応援団の姿、きわめて高い完成度を発揮したほてっこ発表会での演劇と合唱、たてわりあそびでの下級生を思いやる姿など、最高を目指した最高学年の力を十分に見せてくれました。行事以外でも、委員会や登下校などの活動、さらに朝礼の時の姿勢など、どの場面をとっても、まじめに取り組んだ姿が目に浮かんできます。皆さんの成長に、心から賞賛の拍手を送りたいと思います。 (リスト「愛の夢」ON) この一年は、将棋の藤井聡太六段、卓球の張本智和選手など、若い人たちの活躍が目立ちました。 今流れているピアノの演奏は、牛田智大さんが十二歳でデビューしたときのものです。表現力のある演奏に驚かされます。今も世界各地で活躍しています。 こうした若い力が目立った一方、PTA新聞でも紹介しました若竹千佐子さんは、55歳から小説講座に通い始め、63歳の今年、デビュー作で芥川賞を受賞しました。 また、82歳の若宮正子さんは、60歳を過ぎてゼロからパソコンを勉強し、昨年から新しいプログラミング言語を学び、アプリを開発しました。 こうしてみると、人はいくつになっても学び直しができ、挑み続けられることがわかります。 若宮さんは、「何かにトライして失敗しても、無駄になることは絶対にない。失敗はすごく貴重な体験です。」といっています。 みなさんはまだ12歳。 学校での学びはもちろんのこと、いろいろな人に触れ、本を読み、ゲームでは学べない多くの経験をして、人間としての根を伸ばしてください。 変化が激しく、十年後に世の中がどうなっているのかすら予測が難しい時代ですが、学び続けてさえいれば対応ができます。失敗しても次に生かせばよいのです。 みなさんの夢の実現のために、前を向いて歩んでいってください。 (「愛の夢」OFF) (以下略) 卒業式の法的根拠は?学校教育法 第4章に小学校について規定されており、 第三十三条に次のようにあります。 小学校の教育課程に関する事項は、(中略)文部科学大臣が定める。 その定めたものが学校教育法施行規則 です。 第二節に次のようにあります。 国語、社会、算数、理科、生活、音楽、図画工作、家庭及び体育の各教科(以下この節において「各教科」という。)、道徳、外国語活動、総合的な学習の時間並びに特別活動によつて編成するものとする。 ここに、「特別活動」 という言葉が出てくるのです。 これらの教科・領域を説明するのが「学習指導要領」 です。 その小学校学習指導要領「第6章 特別活動」の「第2 各活動・学校行事の目標及び内容」に次のようにあります。 [児童会活動] [クラブ活動] [学校行事] [学級活動] 特別活動は、この4つから成り立っているのです。 ついに[学校行事] という言葉が出てきました。 その[学校行事]は、さらに5つに分かれています。 (1)儀式的行事 (2)文化的行事 (3)健康安全・体育的行事 (4)遠足・集団宿泊的行事 (5)勤労生産・奉仕的行事 この(1)儀式的行事 に卒業式があてはまります。 次のように説明されています。 学校生活に有意義な変化や折り目を付け,厳粛で清新な気分を味わい,新しい生活の展開への動機付けとなるような活動を行うこと。 これを目的に、卒業式を行うのです。 これをさらに詳しく説明したものが「小学校学習指導要領解説 特別活動編」 です。 儀式的行事は,全校の児童及び教職員が一堂に会して行う教育活動であり,その内容には,入学式,卒業式,始業式,終業式,修了式,開校記念に関する儀式,着任式,離任式,朝会などが考えられる。 さらに、次のように留意点が書かれています。 (イ) 儀式的行事の教育効果は,児童の参加意欲とその儀式から受ける感銘の度合いによって大きく左右される。したがって,いたずらに形式に流れたり,厳粛な雰囲気を損なったりすることなく,各行事のねらいを明確にし,絶えず行事の内容に工夫を加えることが望ましい。 (ウ) 入学式や卒業式など儀式的行事を行う場合には,学級活動などにおける指導との関連を図って,それらの行事の意義が児童に理解できるようにする。 (エ) 入学式や卒業式などにおいては,国旗を掲揚し,国歌を斉唱することが必要である。その取扱いについては,第3節「入学式や卒業式などにおける国旗及び国歌の取扱い」を参照されたい。 (オ) 儀式的行事のねらいから考えて,全校児童の参加が望ましいが,施設などの関係でやむなく全員が参加できない場合には,少なくとも複数の学年の児童が参加するように配慮することが望ましい。 「卒業式」の法的根拠をおわかりいただけましたか? 6年生修了式代表児童に修了証を授与すると共に、6年間一日も休まず出席した4人の児童に槙の木賞を授与しました。 槙の木は、先日紹介した、本校のシンボルツリーです。 6年間休まないのは、偉業ですね。すばらしい! 式辞の中では、今年も、菊の話をしました。 おおよそ次のような内容です。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− わたしは、最後に菊の話をします。 菊は、どうやって増やすか分かりますか? 種をまくのではありません。球根はありません。 葉をもぎって、土に刺すのです。 すると、切り口から根が伸びて、それが苗になっていくのです。 どうすると丈夫な苗になるのでしょうか? ヒントは「水」です。 丈夫な苗に育てるには、水を・・・・・やらないことなのです。 水をたくさんあげると、切り口から水を吸って、見かけはしゃんとしていますが、根が伸びないのです。根を伸ばす必要がないからです。 しかし、水をあげないと、本来持っている生命力によって、水を求めて根を伸ばしていくのです。 みかけはしぼんでいますが、見えないところで根を伸ばしているのです。 皆さんは、これまで親や先生から、たっぷり愛情をもらって育ちました。 しかし、ひょっとすると根があまり伸びていないかもしれません。 しかし、これまでつらい経験をした人、苦しいことがあった人は、実は根を伸ばしていたのです。 根を伸ばした人は、室橋先生の心の教室だよりに書かれていたように、風が吹いても倒れないのです。一度横になっても、また上に伸びてくるしなやかさがあるのです。 皆さんは中学校へ進みます。 いろいろなことがあるでしょう。 辛いこと、苦しいこともあるかもしれません。 しかし、そのような時には、根を伸ばすチャンスだと思ってください。 少々の風が吹いても倒れることのないように成長し、将来、大輪の花を咲かせてください。 明日は、素晴らしい卒業式にしましょう。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− しっかりと話を聴いてくれた6年生に感謝します。 布袋スポーツ少年団 平成29年度卒団式私は、社会教育主事として、生涯学習・生涯スポーツを広める仕事をしてきました。 さらに、自分の子どもがスポーツ少年団でお世話になったこともあり、生涯スポーツの入り口であるスポーツ少年団を応援しています。 卒団式は、1部と2部に分かれ、私は1部で「生涯スポーツに親しんでください」という内容の挨拶をしました。 人生100年時代に突入します。 今10歳の日本の子どもは「107歳まで生きる確率50%」といわれています。 それには「健康」が条件になります。 言葉は悪いのですが、いわゆる長い間寝たきりの状態で100歳台を生きるのは、本人は不本意でしょう。 ぜひとも、これからの子ども達には、健康の状態で人生100年を時代を生きてほしいと思います。 そのためには、「運動」が必須条件です。 生涯にわたって、スポーツと親しむライフスタイルをつくる。 ぜひご家族で取り組んでください。 先生も働き方改革働き方改革が必要なのは、布袋小学校も例外ではありません。 会議等が遅くなることはめったにないのですが、毎晩遅くまで多くの職員が残っています。 今後、国や県、市の方針に従って、布袋小学校でも働き方改革を進めていきます。 それにより、これまでとは変わることもいろいろ出てくると思われます。 保護者や地域の皆様におかれましては、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。 ここから http://www.chunichi.co.jp/article/feature/kyouiku/list/CK2018031802000003.html 今年度最後の子ども土曜塾卒塾式が行われました。 4人の先生から,温かい励ましの言葉をいただき、私(校長)からも、「出席簿の○の一つひとつがみんなの成長の証だよ」と述べ、特に皆勤した児童を讃える言葉を贈りました。 1年間本当によく頑張りました。 先生方もありがとうございました。 布袋小学校のシンボルツリーは・・・・布袋小学校は、運動場東側にある槙の木 です。(写真上) これは、もともと、運動場の西側にありました。(写真中) 中央左側に2本ある、(おそらく)北側の木が現在の槙の木です。 木造校舎がなくなり、運動場の中央近くに槙の木が位置してしまいました。(写真下) 当時は、その槙の木の東側だけで運動会をしていました。 児童数が千人以上いたのに・・・・。 そこで、1984年(昭和59年)に現在の場所に移築したのです。 運動場が広く使えるようになりました。 シンボルツリーは特別に大切にしましょう。 今日の朝礼は・・・・6年生にとっては、小学校生活最後の朝礼となります。 そこで、今年のこれまで26回分の朝礼を振り返りました。 思い出せたものが力になっているのです。 それぞれの写真を1枚だけ紹介します。(3.5秒で替わっていきます。) 写真上 1〜9回 写真中 10〜18回 写真下 19〜26回です。 一宮オープン ソフトボール大会トレーニングを忘れて、つい見入ってしまいました。 日本リーグ1・2部のチームだけあって、高いレベルのプレーを見ることができました。 上の写真は、一宮のドリームシトリンと、群馬のペヤングの試合開始の場面です。 やはり、生で見ることはいいですね。 ドリームシトリン http://dreamcitrine.com/ 学校の指導方針が変わります −7−
これまでに、新学習指導要領の基本方針がどう変わるかを説明してきました。
それでは、具体的に内容がどう変わるのでしょうか。 今回の改訂で、中学年に外国語活動、高学年に外国語科 が導入されます。 平成30,31年の学習指導要領移行期を経て、平成32年度から全面実施されますが、布袋小学校は、布袋北小学校と共に平成30年度から全面実施します。 そのため、週1時間 授業時間が増える のです。 どこで増やすのか? 給食後の「はげみタイム」で授業をします。 15分のはげみタイムを、3日で1回分の授業と数えるわけです。 具体的には、短い時間で学習可能な、国語のことばの学習を行います。 そのため、これまで、はげみタイムを利用して行ってきた行事の準備時間はなくなります。 そのために行事を減らすか、規模を縮小しなければならないのです。 移行期に行う外国語活動や外国語科のテキストは、文部科学省のサイトで公開されています。 ぜひご覧ください。 ここから http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/123/houkoku/1382162.htm 国旗のそっくりさん「そっくりの国旗がある!」 と思ったことはありませんか? 調べてみるとありました。 上の国旗は、別の国のものなのです。 左がインドネシア、中央がモナコ、右がポーランドです。 インドネシアの国旗は、1945年の独立宣言の時に制定し、49年に正式に承認されました。赤は勇気と情熱を、白は真実と聖なる心をあらわしています。縦横の比は2:3です。 モナコは世界で2番目に小さな国で、国旗の制定は、Wikipediaでは1881年(資料によっては1818年)になっています。 しかし、歴史を遡ると、どちらもこの旗が古くから使用されていたようであり、どちらが真似をしたということではありません。 モナコは縦横比が4:5になっています。 縦横比以外は、両者は全く同じなのです。 ポーランドの国旗は、白は共和国の尊厳を、赤は自由を表すものとされ、1990年に制定となっていますが、これも中世から使われていたようです。 縦横比は5:8です。 上下を間違えると大変なことになりますね。 写真下の例を見てみましょう。 イタリア(左上)、ハンガリー(左下)、アイルランド(右上)、コートジボワール(右下)の国旗です。 イタリアは、一般的な解釈では、緑は「国土」、白は「雪・正義・平和」、赤は「愛国者の血・熱血」を表すそうです。 ハンガリーは、赤は血、白は純潔、緑は希望を表すそうです。 アイルランドは、緑はケルトの伝統を、オレンジはウィリアム3世(オレンジ公ウィリアム)の支持者を、白はその両者の平和を表します。 オレンジ公とオレンジ色は関係があるの? コートジボワールのオレンジ色は国土の北半分のサバンナであり、豊穣の台地を意味する。白は平和、緑は国土の南半分の森林であり、希望を意味しています。 こうやって調べていくと、どの国の国旗にも歴史がある事がわかります。 互いに尊重し合わないといけません。 校長先生との会食会いつも、食べた子からソファでくつろいでもよいことになっています。 ほぼ、6年生の全員がこのソファでくつろいでいきました。 「校長室に入ったのは1年生以来です」という子が多い中、校長室で過ごした時間を少しだけでも覚えておいてくれたらと思います。 学校の指導方針が変わります −6−新学習指導要領で話題の、主体的・対話的で深い学び。 その「深い学び」を実現するためには、子ども達の「見方・考え方」を鍛えることが必要だと新指導要領で述べられています。 その見方・考え方とは? 先日、ある機会で次のように説明しました。 上の食品ラベルをご覧ください。普段、何気なしに見ているラベルですね。 しかし、ここにも子どもの好奇心をゆさぶる要素がたくさん詰まっています。 「ハッシュドって何?」 「なぜわざわざ大豆・小麦と書いてあるの?」 「植物油脂と動物油脂の違いは?」 「消費期限というのもあったね。」 「PPやPEって何?」 「バーコードの数字の意味は?」 ・・・・・・・ まだまだ出てきます。 さらに発展していくと・・・・ 「他の食品ラベルと比べてみようよ」 「いろいろなバーコードを集めて仕分けると,数字のきまりが分かるかも」 この場合、ラベルを見る視点が「見方」、他と比べたり仕分けたり(比較・分類)するのが「考え方」です。 これは一例ですが、このような「見方」や「考え方」は、各教科や領域でたくさんあります。 これを鍛えれば鍛えるほど、学びが深くなっていくのです。 世の中のいろいろなものを見て、考えてみましょう。 犬山城が紹介されました犬山城のしゃちほこは、去年7月に落雷で破損しました。 そこで、11月から奈良県でうろこ1つ1つを手彫りするなど、江戸時代のものを見本にして忠実に復元され、元の場所に設置されました。 下の写真は、昨日、犬山に出張に行った折に私が撮影したものです。 文化財は、こうして守られていくのですね。 校長先生との会食会中学校でがんばりたいことは? こう尋ねると、ほとんどが勉強か部活動を挙げてくれます。 今日も「数学の勉強をがんばりたい」の他は、部活動関係が並びました。 中学校における部活動の大きさを物語っています。 卒業まであと・・・・今朝も気持ちのよいあいさつの声が響いていました。 あいさつ運動や奉仕作業を通して、心を整理していきます。 6年生のみなさん、ありがとう。 インフルエンザ 再び!うがい・手洗いを励行してください。 学校の指導方針が変わります −5−指導内容が増え、行事などが削減されると書きました。 丹葉地区でも陸上記録会、江南市では小中学校美術展がなくなり、布袋小学校としても行事の見直しを迫られています。 名古屋市も「部活動をなくす」というニュースを紹介しました。 今回は3本目の柱どのように学ぶかです。 それが、主体的・対話的で深い学びです。よくアクティブ・ラーニングといわれたものです。 主体的な学びとは・・・ 学ぶことに興味や関心を持ち、自己の生き方(将来の夢や希望)と関連付けながら、見通しをもって粘り強く取り組み、自己の学習活動を振り返って次につなげる学びです。 対話的な学びとは・・・ 子供同士はもとより、教職員や地域の人と、さらにはこれまでの偉人などの考え方を手掛かりに考えることなどを通じ、自己の考えを広げ深める学びです。 当然、教材(社会科なら社会事象)との対話も必要です。 深い学びとは・・・ 学びには基礎的・基本的な知識を習得し、それらを活用して、さらには深く探究するという段階があります。 それらの過程の中で、各教科などの特質に応じた「見方・考え方」を働かせながら行う次のような学びです。 ・知識を相互に関連付けてより深く理解する ・情報を精査して考えを形成する ・問題を見いだして解決策を考える ・思いや考えを基に創造する 「見方・考え方」とは? 次に説明します。 布袋中学校 卒業式昨日とは違い、天候に恵まれた中、厳粛な卒業式が挙行されました。 金森校長先生の式辞の中で、私の好きな「幸福学」の前野隆司教授の言葉が使われました。 前野教授は機械工学専門で、キャノンの研究所からカリフォルニア大、慶応大とシステムデザインを研究しながら、「幸福」について研究してきた人です。その内容は、後日紹介します。 教育委員会告示や市長の祝辞の中にも考えさせられる言葉が多く、私自身、とても勉強になりました。 在校生送辞や卒業生答辞は、中学生らしく堂々としたものでした。 式後の全校合唱、そして卒業生の合唱は「さすが布袋中学校!」といえるもので、とても感動しました。 なかでも、曲間に行われた横井さんのスピーチはすばらしく、原稿も見ないで、2回にわたって自分の言葉で情感たっぷりに感謝の気持ちを伝えてくれました。(とてもクオリティが高く、大人でも難しいと思いました。) ここで多くの涙を誘い、(式後ではありましたが)卒業式にふさわしいクライマックスを迎えました。 卒業生のみなさん、保護者のみなさん、そして布袋中学校の先生方、卒業おめでとうございました。 名古屋市立小学校 部活動廃止へ江南市を含む丹葉地区では、もともと部活動は行っていません。 私が小学生(古知野南小学校)時代からありませんでした。 中日新聞によれば、「愛知県内の公立校の8割強が実施」となっています。 丹葉地区は、その残りの1割弱に当てはまるのです。 その分、スポーツ少年団が盛んで、その任を担ってきたのです。 今後は、小学校の部活動はなくなっていくと方向にあると思われます。 働き方改革、そして新指導要領への移行により、学校は変わっていくのです。 |
江南市立布袋小学校
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