最新更新日:2024/06/07 | |
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【校長日記】 続 浜岡原子力発電所見学そのセキュリティの厳しさを、昨日現地から紹介しました。 ところで、原子力発電は、賛否が国を二分しています。 新聞社でも、推進・維持派の読売・産経・日経。反対派の朝日・毎日・中日(東京)。 両者の発行部数は拮抗しています。 ただ、どちらも弱点を抱えています。 前者は核のゴミの処理・フクシマ、 後者はエネルギー自給率・地球温暖化。 将来の日本のエネルギーを考えるには、まずよく知ることが大切です。 これまで、火力発電所、水力発電所、そしてメガソーラ、風力発電所、地熱発電所を見学してきました。 そこで、今回見学地に選んだのが浜岡原子力発電所見学なのです。 気になるのは、やはりその安全性。 それを中心に見てきました。 実際の見学時間は3時間。 原子力館で説明を聞き、そしていよいよ見学。 昨日紹介しましたが、カメラ、携帯等は持ち込み禁止。手荷物検査もあるので、ロッカーに預けます。さらに、空港と同じように金属探知器で検査。 発電所内をパトカーが巡回しています。 世界的にテロが頻発しているために、警備を要請したのだそうです。 その後、防波壁を見学。1〜4号機の建屋はバスで外からの見学。 そして5号機建屋に入ります。 3・4号機は、再稼働に向けて申請中です。 しかし5号機は、まだそこまでもいっていません。 それなのに、2011年5月の、あの菅首相の運転停止要請以来、5年以上、その時と同じような勤務態勢(5チームによる24時間2交代制)で、今も勤務が続いているのです。 ※ 5チーム中1チームは訓練です。碧南火力発電所でも同じようなシフトでした。 浜岡原子力発電所は、5年以上も電力を生産していないの、毎日、約4,700人の人が働いているのです。 それが一番の驚きでした。 そこまでコストをかけてもまで再稼働をめざす理由は? 返ってきた答えは「それでも火力発電よりも割安です」。 いかに火力発電のコストが高いのかが分かります。 また、安全対策は、地震対策、津波対策、浸水対策、電源対策、それぞれ、三重、四重の手段がとられていました。 東京電力の失敗や、津波で破壊された釜石スーパー堤防の教訓も生かされていました。 「なぜそこまでやるの?」と質問すると、「近隣住民により安心してもらうため」という解答が返ってきました。地元の人らしい団体も見学に来ていました。 浜岡原子力館は以前にも見学したことがあります。 しかし、本物の建屋の見学は、たくさんの驚きと発見がありました。 賛成派・反対派、両方の考えをもっと詳しく知りたくなりました。 |
江南市立布袋小学校
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