5月15日(水)に5月分口座振替集金を行いました。正しく引き落とされているか一度、通帳の確認をお願いします。

尾教研丹葉支部社会科研究部会 研修会

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今週は、毎日のように教職員の研修会が開催されています。

昨日は、尾教研丹葉支部社会科研究部会 研修会 が開催されました。

尾教研(尾張教育研究会)とは、尾張の教員で構成している研究会で、国語や社会など、23の研究部会に分かれて活動しています。

さらに、尾教研の各部会は、丹葉地区(江南・犬山・岩倉・大口・扶桑)の他、愛日、一宮、稲沢、海部、知多の6支部に分かれて活動しています。

昨日の研修会は、尾教研の丹葉支部の中の社会科部会が行ったものです。

来年の県大会に向けての理論の説明と、講演がありました。

講演は、セラミックス産業労働組合連合会 田上輝正氏です。
厚労省関係の委員を務められ、現在も、労働審判員などの公職に携わっておみえです。

演題は、「組織に求められる人とは」


田上氏のこれまでの歩みを振り返ったあと、労働運動、じん肺対策、労働裁判制度の話を伺いました。

社会科教師でも知らないリアリティのある話ばかりで、大変勉強になりました。

最後に、「企業が求める人材とは」を語っていただきました。

最も印象に残っているのは、「企業が求める人材」は採用してから企業が育てるから、学校は考えなくてもよい。学校では、基礎的な生きる力を育ててほしい。というものでした。

あえていえば・・・
耐力・胆力のある人
コミュニケーション能力
ストレスを感じつつ、ストレスに強い人
ある程度の負けん気、プライド、恥ずかしいと思う心
わからないことはわからないと尋ねる勇気
笑顔で会話ができる声が大きい人
否定でなく、肯定から入る人

その他、「学力は重要だがすべてではない」
「今学んでいることを学べば得なんだ」と思わせるのが教育

などなど、示唆に富むお話をたくさんいただきました。

今後に生かしていきたいと思います。

田上さん、ありがとうございました。 

【校長日記】 医師数国際比較

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夏休み中は、社会科に関係のある雑学を紹介しています。

今日は、医師数国際比較 です。

以前から、日本の医師不足は話題になっています。

といっても、小児科や産婦人科など、不足している分野は限られていますが・・・。
人口1,000人当たり医師数の国際比較(2013年)は次の通りです。

資料の中では日本は下から6番目、1,000人あたり2.3人です。
多い方からは、ギリシャ、オーストリアという順でした。

財政危機のギリシャが、医師数がダントツに多く、看護士が少なくなっています。

また、少し前は、イタリア、ベルギーがそれぞれ2位、3位でした。

ひょっとすると、高度な看護士に医師資格を与えたり、その逆であったりするのかもしれません。

医師の定義が曖昧なのです。
こうした数値は、注意が必要です。

出典は、「社会実情データ図録」http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/1930.html

日本は、この10年で、2.0から2.3に増えています。

イタリアは、公的な診療機関は無料ですが、診察のみで治療はしないのです。
治療を受けたい時には、別に有料の医師にかかるのです。
医師数の違いは、診察のみの医師を数えるかどうかに依るのかもしれません。だから医師の数に違いがあるのかもしれません。

それでは、国民1人あたりの診療回数 は?

1 韓国 14.60

2 日本 12.90


健康保険制度のある国が多いのです。

韓国、日本の医師が忙しいはずです。

ここからあとは聞いた話です。

☆ ヨーロッパでは、インフルエンザぐらいでは医者にかからない。(費用も高額?)

☆ スイスの会社が製造したあのタミフルも、その4分の3以上を日本が買っていた。


こう考えると、医者のかかり方も考えなければいけませんね。
 

【校長日記】 色丹島訪問記 −38−

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夏休み中を利用して、平成25年度 北方四島交流訪問事業(教育関係者・青少年)の報告をしています。

今日は、昨日紹介した斜古丹にある斜古丹墓地墓参 です。

10時5分から、斜古丹墓地の墓参を行いました。

事前に、ロシアの学校の生徒により清掃が行われていました。
そのあたりは配慮を感じました。

「クリル人墓地」 と書かれています。

「クリル人」とは、千島樺太交換条約で、新たに日本となった千島列島の人たちが、色丹へ移り住みクリル人とよばれました。

全体に見える凹凸も土葬の墓です。

墓石のない墓が目立ちます。
ロシア人により、建築資材として持って行かれてしまったからです。
これが文化の違いですね。


得能家 の墓がありました。
 
映画「ジョバンニの島」のエンドロールに、協力者の中に「得能 宏」という名前がありました。

この得能家のお墓を立てたのが、その得能 宏さんです。
これは、プラスチック製で、2001年に建立されました。
ビザなし交流での北方墓参により実現しました。

元島民の方の思いを考えると、1日も早い返還が待たれます。

しかし、ロシアのメドベージェフ首相は、8月22日に択捉島を訪問しました。
メドベージェフ氏の北方領土訪問は、大統領時代を含めて3回目です。
北方領土の実効支配をアピールする狙いです。

難しい問題です。

掃除当番・給食…日本型教育を輸出へ 海外「規律養う」

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朝日新聞デジタル 2015年8月23日05時33分付 で興味深い記事が載っていました。
ここから http://www.asahi.com/articles/ASH8L3V5FH8LUTIL01B.html

文部科学省が、掃除当番や学校給食、全国一律のカリキュラムなどの日本型教育を世界に「輸出」する仕組みづくりに乗り出すというものです。

確かに、規律の正しさや高水準の学力は、海外で高く評価されていると聞きます。

阪神淡路や東北大震災の後の日本人の秩序の正しさは、世界中に発信されました。
これらは、確かに学校教育で培った部分が大きいと言えます。

記事によると、これまでにミャンマーやインド、エジプトなどから、「日本の小中学校制度をモデルとして導入したい」「道徳心、規律を養うために日本式教育を採り入れたい」といった要望が寄せられているという。とあります。

光栄ではありますが、日本の学校としては、いつ諸外国の人に見られても恥ずかしくないように、日頃からきちっとしなくてはと、身が引き締まる記事でした。

【校長日記】 竹崎季長物語

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夏休み中は、社会科に関係のある雑学を紹介しています。

今日は、竹崎季長物語 です。

「鎌倉時代の勉強をしよう」 というサイトがあります。
ここから http://www.tamagawa.ac.jp/sisetu/kyouken/kamakura/

先日紹介した、御成敗式目の現代語訳が載っているサイトです。
これがおもしろい!

なかでも「質問がいっぱい みんなの広場」では、質問に専門家が答えてくれます。

たとえば、上の2枚の写真は「蒙古襲来絵詞」 の一部で、教科書にも載っている有名なものです。

「蒙古襲来絵詞」は、鎌倉時代の肥後国御家人竹崎季長 (すえなが)が作成したもので、 元寇の様子が絵と詞書に克明に記録されている歴史上超一級の資料です。
 その九大本とよばれる模本をネット上で見ることができます。画像も鮮明です。ぜひご覧ください。
 ここから https://www.lib.kyushu-u.ac.jp/hp_db_f/moukoshurai/index.html 絵をクリックすると拡大されます。

季長の人間くささがたまらないですね。

季長は「先懸」(さきがけ)として突っ込んで(写真左)、すぐに負傷して手柄を立てられずに終わってしまいました。

ただ、本人は手柄のつもりです。

手柄として認められなかったので、鎌倉へ数ヶ月かけて直訴に出かけます。
自分の馬の鞍を売り旅費にしました。

鎌倉では、初めは相手にされませんでしたが、とうとう 安達泰盛に面会を許され、直訴する場面が右の写真です。

「質問がいっぱい みんなの広場」では、「竹崎季長と安達泰盛の会話の内容を教えて下さい」 という質問が載っています。

その答えは次の内容でした。引用します。

−−−−−−−−−−−引 用−−−−−−−−−−−−−
季長は自分が一番乗りの「先がけ」だったこと。惜しくも敵にやられて負傷したこと。司令官がちゃんと幕府に報告しなかったこと。なんとかお金を工面して鎌倉まではるばるやってきたこと。安達泰盛に会えて良かったこと。

一方,泰盛は次のようなことをきいたはずです。

戦の様子はどうであったか?一番乗りを証明できるか?親戚の者はなぜお金を貸さなかったのか?ここまで来るのは大変だったろう?

季長は鎌倉武士らしく堂々と答えました。働きそのものはそれほどではありませんでしたが、泰盛は有力な御家人として、また同じく勇敢な武士として季長のことを好意的に見ていました。ですから、将軍から与えられた領地の他に自分も馬と鞍を季長にあげたのだと思います。


−−−−−−−−−−−−引用終−−−−−−−−−−−−

いかに恩賞としての土地が重要であるかを物語るエピソードです。

その後、安達泰盛への感謝の気持ちを込めてこの絵を描かせました。


歴史は、人間のドラマなのです。

【校長日記】 色丹島訪問記 −37−

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夏休み中を利用して、平成25年度 北方四島交流訪問事業(教育関係者・青少年)の報告をしています。

今日は、斜古丹地区 です。

8月4日(日)、9時35分から、斜古丹へ異動です。

斜古丹は、色丹島で最大の集落です。といっても、穴澗と斜古丹の2つしか集落はありません。

色丹の学校の児童生徒数が110人。斜古丹が140から150人なので、斜古丹が一回り大きいといえます。

斜古丹は色丹の古名で、アイヌ語で、サクイベ・コタン=夏ノ・場所、極マル・所という意味だそうです。

写真下の画像は Google Map から借用しました。
この画像は、やや古いものです。
今は、もっとカラフルな新しい家が建っています。

拡大すると、廃船や地震で壊れた廃墟がたくさん残っているのがわかります。

もちろん、今でもかなり残っていますが・・・。

斜古丹には国境警備隊の基地があるので、日本人の立入が難しい地域だそうです。

今回も、警備艇にはカメラを向けないようにという注意がありました。

かつて日本人が住んでいた痕跡は見あたりません。

唯一あったのが、斜古丹墓地。

明日紹介します。

今日は第20回国際交流フェスティバル

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すいとぴあ江南で開催中の国際交流フェスティバルへ行ってきました。

国際交流教会を中心に、多くの生涯学習団体が協力しています。

みんな、光り輝いています。

また、中学生ボランティアも数多く参加しています。

午後3時30分まで開かれています。

どうぞお出かけください。

「あなたも社楽人」で詳しく紹介します。

【校長日記】 21世紀型人材を育成する教育コーチング

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21日は、江南市教職員交通安全協会総会、江南市教育研究会研修会 が江南市民文化会館で行われました、。

写真中が、江南市教職員交通安全協会総会の様子です。毎年、江南警察署から講師をお招きして、交通安全の講話を聞きます。

愛知県は、交通事故死ワースト1位です。


続いて、江南市教育研究会研修会が開かれました。
この会は、年に2回行われます。

江南市の教職員は、1年に2回だけ一堂に会します。
夏の研修会(講演会)と冬の研修会(研究発表会)です。

今、集うことの価値が軽視される風潮があります。
カンボジアのこどもたちシリーズ で紹介した、結婚式には600人ぐらい集まり、2日から3日行われます。
大変な労力ですが、それを当たり前のように受け止める感覚は、豊か?貧しい?

私は、豊かだと思っています。

このところでは、葬式が唯一、昔の先輩にお会いする貴重な機会でしたが、この数年間で、家族葬が大幅に増えました。
良い悪いは別にして、人が集う機会が減っているのは事実です。
この江南市教育研究会研修会は、大切にしたいと思います。

今年の講師は、小山英樹先生
テーマは、21世紀型人材を育成する教育コーチング
面白かった!

教育コーチング はご存じですか?

プロ野球にもコーチがいますね。「ティーチング」とくらべると「コーチング」のイメージがわかる気がしませんか?

教育コーチングとは、「傾聴」「質問」「承認」等のコミュニケーション技法を用いて、子どもの意欲・能力を引き出し、「自立」を支援する教育の方法です。

NHK−BSで 奇跡のレッスンという番組があります。毎回楽しみに見ています。
番組のコピーは、世界の一流指導者が子どもたちに1週間のレッスンを行い、技術だけでなく心の変化まで呼び起こす!

確かに、一流指導者は「ティーチング」と「コーチング」をバランスよく取り入れています。

今回の講演は、コーチングのコツを具体的に教えていただきました。
私自身、コーチングの話を聞くのは5回目ぐらいですが、今回がもっとも刺激を受けました。
教師対児童だけでなく、親子関係でも十分使えます。

小山英樹先生のサイン入りの本も購入して読んでいます。
『子どもの心に届く言葉、届かない言葉―教師力・親力をアップする教育コーチング』 ()

目次です。

第1章 「教育」ってなんだろう?(「教」を届ける―相手は「教」を求めているとは限らない
 教育の目的―教育の場とは、子どもが成功したり、失敗したりできる場である ほか)

第2章 傾聴する(「話す」は「放す」こと―悩めるクライアントは「放す」ことを求めている
 「話す」は「離す」こと―人は自分のことをよく知らない ほか)

第3章 質問する(「なぜ?」を「何?」に言い換える1―「何?」の問いは、答えを探しやすい
 「なぜ?」を「何?」に言い換える2―「相手を変えたい」という心理が「なぜ~」につながる ほか)

第4章 承認する(頑張らなくてもいい―「頑張れ!」では頑張れない
 本質を見つけて承認する―承認不足のクライアントの心は凍てついている ほか)

第5章 一緒にいる(子どもの「心の掃除」を支援する―観察してみましょう
 「子育ち」を支援する―観察してみましょう ほか)

【校長日記】 色丹島訪問記 −36−

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夏休み中を利用して、平成25年度 北方四島交流訪問事業(教育関係者・青少年)の報告をしています。

今日は、稲茂尻墓地墓参 です。

8月4日(日)、9時10分から、稲茂尻墓地を墓参しました。

昨日紹介した海岸から、車で1,2分のところに稲茂尻墓地があります。

ここには、坂尻家と折戸家の墓 が残っています。

ただし、墓石を建てられたのは裕福な家だけで、 大半は土葬です。

この写真からはわかりにくいのですが、辺り一帯は凹凸があり、その一つ一つがお墓だということでした。

北方四島には、こうした墓地が52ヵ所 あります。

1964年(昭和39年)に歯舞群島水晶島、色丹島への墓参が初めて行われましたが、以後何度も中断し、今では、ビザなし交流、元島民による自由訪問と並んで、北方四島の墓参が、北方四島訪問の3つの方法の一つになっています。

平成25年までにまでに、4,182名が訪問 しています。

美浜少年自然の家での学級集合写真です −2−

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美浜少年自然の家での学級の集合写真です。

上:3組

下:4組

このメンバーと出会えた偶然、奇跡、そして幸運に感謝!

政木写真館さん、ありがとうございました。

美浜少年自然の家での学級集合写真です−1−

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学級の写真です。

上:1組

下:2組

集合写真は、年月がたてば経つほど、その価値がかがやいてきます。
大切にしましょう!

美浜少年自然の家での学年集合写真です

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政木写真館の方に撮っていただいた、美浜少年自然の家での集合写真です。

5年生全員で撮影していただきました。

ありがとうございました。

みんな、笑顔がはじけています!

【校長日記】 色丹島訪問記 −35−

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夏休み中を利用して、平成25年度 北方四島交流訪問事業(教育関係者・青少年)の報告をしています。

稲茂尻視察

稲茂尻視察とは、上の地図で、斜古丹から南に下りた、「鴨島」の対岸です。
かつて8軒の人が生活をしていた集落です。

8月4日(日)、色丹島2日目には、稲茂尻海岸 を視察しました。

写真中のパノラマ写真は、実際にはそれぞれ180度の視界です。

海岸に打ち上げられているのは、外国でなら高く売れる、昆布です。
すばらしい天然の漁場です。

海岸線は、かつてに比べて、50mほど浸食されているそうです。

写真下では、元島民の中田さんのお話を聴きました。住民は鱈、鮭、昆布漁で生計を立てていたそうです。

映画「ジョバンニの島」の島民の生活を思い出します。

【校長日記】 五明区笛太鼓保存会 練習発表会

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今晩は、午後8時から五明公民館で行われました、 五明区笛太鼓保存会 練習発表会に行ってきました。

素晴らしかった!

地区の先輩が後輩に、「口伝(くでん)」 で伝えること。これは重要です。


寝屋川の事件で、容疑者が逮捕されました。

話題は、なぜ深夜徘徊を多くの大人が見ていながら、事件を防げなかったのか?


地域で、こうした「口伝」行事が引き継がれていれば、 地域の大人は簡単に地域の子どもに対して注意ができます

人間関係ができているからです。


今日は、4人の4年生、6人の5年生、8人の6年生が参加してくれました。

「御供所道の笛太鼓」「吊り下げの笛太鼓」などを、先輩も参加して演奏してくれました。

凛々しい!

普段学校で見る状態よりも、1学年は上に見えます。


10月の、白髭神社の例祭に向けて、頑張ってほしいものです。

10月からは、6人の巫女さんも参加します。


【校長日記】 布袋小学校 現職教育

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昨日は現職教育があり、講師を私が務めました。

テーマは「明日からできる全員参加型授業」

布袋小学校では、全員参加型授業を目指しています。

一人残らず、授業という土俵の上に載せて、いっしょに活動し、いっしょに考え、学力をつけていってほしいと考えています。

昨日は、全員が参加しているかどうか、理解しているかどうかをを確認する技術や、児童の意見をつなぐ方法につて模擬授業形式で考えました。

明るい雰囲気の中で、笑顔が絶えない研修会となりました。


新しくなった階段のすべり止め

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昨日の出校日で気付きましたか?

校舎の階段のすべり止めを取り換えていただきました。
色も明るくなりました。

次に学校へ来たときには注目してください。

学校は多くの人に支えていただいています

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西運動場の体育倉庫の扉を修繕してもらっています。

2学期からは、きっと使いやすくなると思います。

学校は、多くの人の力によって、支えていただいているのです。

【校長日記】 御成敗式目とは?

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夏休み中は、社会科に関係のある雑学を紹介しています。

今日は、御成敗式目 です。

「御成敗式目」は、1232年に執権・北条泰時 を中心に協議された武士政権のための法令です。全51条は聖徳太子の17条憲法を3倍したものといわれています。

中学校の社会科で学習します。

写真は第1条です。

一、可修理神社專祭祀事

右神者依人之敬増威、人者依神之徳添運、然則恆例之祭祀不致陵夷、如在之礼奠莫令怠慢、因茲於關東御分國々并庄園者、地頭神主等各存其趣、可致精誠也、兼又至有封社者、任代々符、小破之時且加修理、若及大破、言上子細、隨于其左右可有其沙汰矣


現代語訳がありますので、全文を読んでみましょう。
 出典 知るほど楽しい鎌倉時代
http://www.tamagawa.ac.jp/sisetu/kyouken/kamakura/goseibaishikimoku/index.html

第1条:「神社を修理して祭りを大切にすること」

神は敬うことによって霊験(れいげん)があらたかになる。神社を修理してお祭りを盛んにすることはとても大切なことである。そうすることによって人々が幸せになるからである。また、供物(くもつ)は絶やさず、昔からの祭りや慣習をおろそかにしてはならない。関東御分国(かんとうごぶんこく)にある国衙領(こくがりょう)や荘園(しょうえん)の地頭と神主はこのことをよく理解しなければならない。神社を修理する際に領地を持つ神社は小さな修理は自分たちで行い、手に負えない大きなものは幕府に報告をすること。内容を調べた上で良い方法をとる。


とてもわかりやすく書かれていますね。

 内容も身近なものです。たとえば…

第12条:「悪口の罪について」
争いの元である悪口はこれを禁止する。重大な悪口は島流し、軽い場合も牢に入れる。また、裁判中に相手の悪口をいった者は直ちにその者の負けとする。また、裁判の理由が無いのに訴えた場合はその者の領地を没収し、領地がない場合は流罪とする。


第33条:「強盗と放火犯の罰について」

これまでの決まりどおりに強盗犯は断罪とする。放火犯も強盗犯と同じあつかいとし、これらの犯罪を無くすこと。



ここからは、当時の裁判基準がかなり公平だったことが伺われます。

おそらくは、鎌倉幕府を作った源頼朝 は、問注所 を設けて公平な裁きをおこなってきたのでしょう。

御家人から絶大な信頼を集めて「鎌倉殿」 と呼ばれたのは、こうしたことも影響をしているのではないでしょうか。

原文には、「この右、右大将家の御時定め置かるる所は」と出てきます。右大将家は頼朝のことで、「頼朝公が決めたとおり〜」という意味です。

「御成敗式目」は、頼朝の判断基準を文章でまとめたものといえるでしょう。

これが江戸時代まで生き、各国の分国法に影響を与えました。

寺小屋などの教科書としても使われたほどです。

一つのシステムを作った源 頼朝という人を、あらためて追究してみたくなってきます。


【校長日記】 色丹島訪問記 −34−

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夏休み中を利用して、平成25年度 北方四島交流訪問事業(教育関係者・青少年)の報告をしています。


今日は色丹島穴澗発電所見学 です。

8月3日、16:00から16:15、色丹島穴澗発電所を見学しました。

ここは、1999年10月に、日本が人道支援として建設したものです。

色丹島には、2つの集落がありますが、穴澗の集落のみに電力供給しており、斜古丹には別の発電所があります。

ディーゼル発電で、軽油は国がウラジオストックから運んでいます。

800kwの発電機が3台あり、年間800万kw以上を発電しています。

1kw/h 3.13ルーブル 日本円で約10円。日本では20円ほどなので、日本の半分ほどです。

以前の電力は不安定でしたが、新しくなってからは停電は一度もないそうです。

新しく風力発電所を作る計画もあるそうです。

暖房には電気は使いません。石炭中心です。

最後の写真の説明はワレシンコ所長です。所員は9名で、もちろん公務員です。

日本も色丹島のインフラ整備に協力しているのですね。

2回目の出校日 (2年生)

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 2回目の出校日は雨・・・。
今日は、外掃除もないので、2年生は、教室で日誌の答え合わせをしたり、応募作品などの宿題を提出したり、図書館で新しい本と交換して読書をしたりしました。
 夏休みの思い出をいろいろお話してくれました。キャンプに行ったこと、海に行ったこと、魚つりをしたこと・・・・、中には真っ黒に日焼けした子や、日焼け後の皮がめくれている子もいました。夏休みはあと10日あまりです。2学期にそなえて、課題の忘れがないか、2学期の持ち物の準備ができているかを点検したり、生活のリズムを整えたりしておけるといいですね。
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学校行事
3/24 1〜5年修了式
江南市立布袋小学校
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TEL:0587-56-3200
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