最新更新日:2024/05/01 | |
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【校長日記】 百人一首六歌仙とは、紀貫之が『古今和歌集』の序文に、近ごろ有名な歌人として挙げた6人の歌人です。 (ただし、貫之は「歌仙」という言葉は使っていません。後からつけられました。) 僧正遍昭、在原業平、文屋康秀、喜撰法師、小野小町、大友黒主 の6人です。 有名な歌は 僧正遍昭:天津風 雲の通ひ路 吹きとぢよ をとめの姿 しばしとどめむ 在原業平:千早ぶる 神代もきかず 龍田川 からくれなゐに 水くくるとは 文屋康秀:吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を 嵐といふらむ 喜撰法師:我が庵は 都のたつみ しかぞすむ 世を宇治山と 人はいふなり 小野小町:花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに 大友黒主:春雨の 降るは涙か さくら花 散るを惜しまぬ 人しなければ これを読まと、わかる人はすぐにわかります。 大友黒主だけは、百人一首に選ばれていないのです。 逆に言えば、かつて百人一首をやった人は、その後何年、あるいは何十年離れていても、これを読むだけで、かつての記憶がよみがえるのです。 昭和の時代、布袋小学校では、百人一首が大流行していました。 学級によりますが、よく学級対抗で源平合戦を行いました。 多くは「決まり字」での取り合いです。 かなりのハイレベルでした。 百首暗記は当たり前で、下の句を見れば上の句が、上の句の数文字を見れば下の句が出てくるのです。 小学生時代に暗記したことは、実は脳内に深く染みついています。 忘れたつもりでも、こうした記事などを見るとよみがえるのです。 小倉百人一首は、おそらく不滅です。 小学生のうちに、ふれさせたい日本の文化です。 |
江南市立布袋小学校
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