日中は汗をかくようになってきました。水分をこまめにとりながら、学習や運動にしっかりととりくみましょう。

【校長日記】金融経済教育研究会

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昨日は、今年度最初の金融経済教育研究会へ行ってきました。
この研究会は、小学校から大学までの社会科を専門とする教員の集まりで、今年で9年目になります。年間8回の講座があり、工場見学なども行います。私は設立当初から参加しています。

最初の講義は、金融・経済インストラクターの石原敬子氏個人型確定拠出年金制度(iDeCo)で自分を年金つくる

れまでの公的年金は、国の責任でその資金を運用してきました。この確定拠出年金は、自己の責任で運用商品を選び運用する年金制度です。
これまでの国民年金基金や企業年金に加えて、新たな選択肢として公的年金に上乗せされる制度です。この1月から、主婦や公務員も加入できるようになりました。
メリットは、掛金が所得控除され、所得税や住民税が軽減されるなどの税制上の優遇措置があることです。そしてもう一つ。多様な商品から、金融経済の仕組みがわかることです。

興味を持たれた方はぜひ調べてみてください。
テンポ良く、歯切れのよい講義で、よくわかりました。


昨日のメインは、みずほ総合研究所の太田 智之 氏 「保護主義の台頭とグローバル経済の展望〜「トランプの米国」で世界はどう変わるのか?日本はどう対応すべきか?〜」

タイトルを見ただけでもワクワクします。
太田氏の話から、アナリストがどうやって情報を手に入れて分析していくのかがわかりました。
たとえば、トランプ大統領のTwitterや、その他海外有力サイトをこまかくチェックしています。確かな経済の知識と英語力が必要です。

太田氏は次の3点から話を進めました。
・ 期待と不安が入り交じる「トランプの米国」
 〜トランプは世界の救世主か、それとも破壊者か〜
・ 各地でくすぶる火種。混迷の時代を迎えた世界経済
 〜2017年版「想定外」は欧州か、それとも新興国か〜
・ 一方で2017年の世界経済は意外といいかも
 〜「トランプの米国」に吹く追い風〜

太田氏は、世界のパワーバランス、そもそもトランプ大統領はどんな人か、過去の大統領との違い、12の公約の良い点・悪い点 と話が進みます。

太田氏は、これまでの第一幕は、過激な大統領令で実行力を印象づけて成功したと、具体的なデータを元に説明してくださいました。

ただ、語られない不都合な真実もあります。保護主義では、結局損をするのは米国国民であることもデータで説明していただきました。そうでしょうね。
いよいよ第二幕へ移ります。これからの公約は、議会の承認が必要となるのです。

太田氏はデータを元に
・ 通商政策、移民政策で心配しすぎる必要はないが、減税やインフラ投資への期待も禁物
・ 成果を独自の基準でアピールするので、支持率は下がらない。
・ 公約できないことは他に責任転嫁するのでどたばたは続く  と見ています。

次の火種は欧州です。EUに疑問を持つ政党の勢力が強くなっているからです。
EUの市民は、移民とテロの問題を最も重視しているので、反グローバル勢力が伸びているのです。
まず、フランスの大統領選。ルペンかマクロンか。続いてイタリアの五つ星運動。目が離せません。
その後、中国情勢、製造業の動向、アベノミクスの成果と課題と話が移りました。

知的な満足感に満ちた、楽しい80分間でした。
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