最新更新日:2024/05/15
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統計・グラフ読み取り十箇条

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昨日紹介した、拙稿「「基礎がため」はここが決め手!〉資料読み取りの指導ポイント −統計・グラフ−」 の一部を紹介します。

本文中では、統計・グラフ読み取り十箇条 を示しました。

例として示したのが上のグラフです。

統計・グラフは社会の縮図です。ここから何が読みとれるのか?

そこ第1条から第6条は現物をご覧いただくとして、第7条から見てみましょう。

第7条 変化の大きい部分の理由を考える

ここからは私の見立てです。

平成19年、平成21年の新築住宅着工数の落ち込みが目立ちます。
前者がゼロ金利政策の解除、後者がリーマンショックの影響で、その後の上昇は 消費増税前の駆け込み需要でしょうか。

平成8年には新築住宅が増えたのに、瓦の出荷量が減っています。前年の阪神淡路大震災の影響が大きいと思われます。

テレビで、瓦屋根の家の倒壊場面がいやと言うほど流されました。


第8条 全体の傾向の理由を考える

新築住宅着工数は、平成10年のゼロ金利政策により徐々に持ち直しましたが、その後に2回の大きな減少を見ました。
住宅着工は、景気の動向、金利政策と密接に関係があることがわかります。

それに対して、瓦の出荷量は一定の割合で減っている。
他の屋根材に押されているほか、原料や後継者の不足など、他の要因も考えられます。


第9条 今後の変化を予測する

耐久性や断熱性、防音性に優れている瓦ですが、コストが高く、工期も長いため、今後もある程度までは金属屋根材に代わることが予想されます。
太陽光パネルの普及や住宅にお金をかけない生活様式の変化も見逃せません。
それらは、さらなる調査が必要です。


第10条 意図と新たな疑問を考える

グラフの意図は、阪神大震災以降、瓦の屋根が減っているのではという疑問から作成してみました。
実際にグラフからも読み取ることができましたが、その要因は思ったほど単純ではあいません。
新たな疑問が次々に沸いてきました。
他のデータを探す必要があります。

以上が私の見取りです。

みなさんも、統計・グラフから、いろいろとイメージを広げてみて下さい。
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