5月15日(水)に5月分口座振替集金を行いました。正しく引き落とされているか一度、通帳の確認をお願いします。

【校長日記】 今日の朝礼

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今日の朝礼の内容をお知らせします。

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先週は、修学旅行で、6年生が素晴らしい姿を見せてくれました。

私はポカポカ・ワクワクが大すきです。
今日はワクワク。

今日は、6年生に感謝の気持ちを込めて、リコーダーを演奏します。
ワクワクしてもらえたら嬉しいです。

(「ふるさと」を演奏)

(拍手)

3年生もリコーダーが始まりました。練習して下さいね。

以上で終わります。

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今日の意図は、大人が真剣に何かをする姿を見せることです。
教師は親と共に、子どもたちに最も身近な大人だからです。

2つ目がリコーダーで音楽的に演奏するところをイメージさせたかったからです。
子どもたちもリコーダーを吹いていますが、音程通り音を出すので精一杯です。
これにフレーズ、強弱をつけて演奏すると、音楽的に聞こえるのです。

3点目が、いつもの通り「何も見ない」
話す時は原稿を見ません。
演奏は、実は楽譜を見ても良いのですが、あえて見ない姿を見せました。

実は、2番でミスをしてしまいました。

敬愛するチェリストのロストロポービッチが言っていました。
ロストロポービッチは、情熱的に演奏することで知られています。

しかし、インタビューでは・・・
「情熱的なふりをしているだけで、心は氷のように冷静だ」

そうなのです。

今日の自分は、熱が入ってしまい、冷静になれませんでした。

リコーダーを演奏するのは、実は、28年前に布袋小の離任式で演奏して以来です。
その時も「ふるさと」でした。

楽器をケースから出したら、ウレタンが溶けて、楽器にこびりついていました。
それを落としての本番でした。

また、いつか別の楽器でリベンジしたいと思います。

【校長日記】 これこそ生涯スポーツ!

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 昨日は、布袋小校区のコミュニティスポーツ祭でした。
 スタッフの皆様、お疲れさまでした。
 この欄でも、生涯スポーツについてお話ししました。
 
 本日、滋賀県長浜市浅井地区の第35回奥びわ湖健康マラソンに参加しました。

 世はマラソンブームですが、珍しく手作り感たっぷりの大会です。
1 ICチップなし。順位は「○○○番台」と表示
2 ラストスパート なし(道幅が狭く危険なため)
3 完走証は手書き。タイムは自己申告。
4 折り返し地点でも、往復道路の間にコーン等はなし。(ショートカット使用と思えばできる)
5 地元の中学生が全員でボランティア
6 制限タイムはなし?

 こういう大会もありだと思います。
 一つずつコメントします。

1 以前はない大会が多かったと思います。

2 これは衝撃的。速く走るなという大会は珍しい。

3 これもいいですね。お年寄りの力を借りています。これこそ生涯学習です。

4 もちろん誰もごまかしません。生涯スポーツは他人との競争ではありません。ちょっと前の自分、ちょっと後の自分との競争なのです。
 生涯学習(生涯スポーツ)は個人内評価なのです

5 これもいい!
 中学生に、頑張る大人の姿を見せることはよいことです。今回ボランティアに参加したこの多くは、こうした大会に出るような気がします。そうでなくとも、生涯何か打ち込むものを見つけてくれる気がします。
 私は、毎回、「ありがとう」といって、水を受け取りました。

6 私が5キロ過ぎで、折り返した人(9キロほど)とすれ違いました。
  私が9キロ過ぎで、もうすぐ5キロの人とすれ違いました。
  折り返した人と、もうすぐ5キロの人のスピードは?
    
算数の問題ではありません。競技スポーツならまずあり得ません。
生涯スポーツだからこれでよいのです。
4で書きましたが、他人と比べるのではなく、過去の自分との闘いなのです。または、明日の自分のために走るのです。

 マラソン大会はまちづくり。
 多くの人が関わり、できる範囲のことを背伸びをしないでやっています。
 それに参加した子が、次に関わっていくのです。

 コースの9割以上が奥琵琶湖の湖畔。最高のロケーションです。
 気持ちのよい風に吹かれ、身も心も気持ちよくなりました。

 スタッフのみなさん、ボランティアのみなさん、ありがとうございました。

 詳しく写真を紹介しています。ブログ「あなたも社楽人」 

【校長日記】 第2回 金融経済教育研究会 −2−

第2回 金融経済教育研究会の後半は、日本エネルギー経済研究所 森田 裕二 先生でした。

テーマは、変貌する内外のエネルギー事情と我が国の課題

日本エネルギー経済研究所とは、
日本エネルギー経済研究所は、1966年6月に設立され、同年9月に財団法人として通産省より認可されました。 設立の目的は「エネルギー諸般の問題を客観的に分析することにより、政策立案の基礎データ、情報、レポート等を提供し、わが国エネルギー産業、エネルギー需要産業の健全な発展および国民生活の向上に寄与するために国民経済全般の観点から専門的な研究を目指すこと」にあります。と説明されていますが、企業等が資金を出して共同で研究を行うエネルギーの研究所です。

社会科教師でも見ないような詳しい資料を、数多く見せていただき、解説していただきました。

エネルギー需給の変化

中東情勢

米国のシェール革命

石油・ガスの資源量

国内の状況

について、多くのことを知ることができました。

これについても、後日、ブログ「あなたも社楽人」で紹介します。

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【校長日記】 第2回 金融経済教育研究会 −1−

昨日は、第2回の金融経済教育研究会へ参加しました。

この会は、小・中・高・大 の社会科(経済)の教員による研究会で、年間7回、専門家を招いての勉強会や、工場見学会を行うものです。

第2回の講師、前半は、おなじみの、野村総合研究所 奥田 誠 先生です。

テーマは、円安が追い風?世界を席巻する”Made in Japan”です。

日本企業、あるいは日本製品が、世界でどう受け入れられているかの現状を具体的に教えていただきました。

一例ですが、中国ではセブン・イレブンのおでんが大人気、無印良品やユニクロはブランド、TOTOのトイレは憧れの的。中東でシガールは7000円で売られている。
新興国ではヤクルトレディが大活躍、ソニーのオーディオが南アフリカで人気、メキシコではまるちゃん、ベトナムではエースコック、香港では出前一丁が大人気など・・・

詳しくは、後ほど私のブログで紹介します。
 ブログ 「あなたも社楽人」




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【校長日記】 修学旅行を振り返って

最後の休憩を終えて、学校へ向かいます。

120人の6年生は、全体として見事な動きでした。

布袋小学校の約束にしたがって振り返ってみます。

み(身支度):靴や荷物など、身の回りの整理整頓がしっかりとできていました。

そ(掃除をする):ホテルの部屋はきれいに片づいていました。

あ(挨拶をする):いろいろなところで、するべき挨拶ができました。

じ(時間を守る):5分前行動が意識されていました。
常に早めの行動ができました。

は(話を聞く):ガイドさんの話や先生の指示など、しっかりと聞くことができました。

来週からは、修学旅行で学んだ力を、日頃の生活や学習に向けて活用してください。

組体操や陸上記録解など、体育的な行事も控えています。

心と頭、そして体をこれからも鍛えましょう!

現在、弥富のあたりです。



【校長日記】 平城京歴史館で考える

法隆寺を定時に出て、名阪を通って帰路につきます。

この間で、振り返って見ます。

今回、私が初めて訪れたのは、平城京歴史館です。
平城京歴史館で、平城京AVシアターを見ていて思いました。

仏教はもちろん、平城京そのものが、大陸の文化をほとんど丸ごと取り入れてできたことを再認識したことです。

それは、建築物、彫像といった物質的なものもあれば、制度、考え方といった精神的なものもあります。

当時の日本の制度の大部分は、大陸から授かったものなのです。
もちろん、意欲的に吸収した当時の日本人は素晴らしい。
それを踏まえて儒教的に言えば、大陸が兄あるいは親、日本が弟あるいは子と例える人もいるのです。

「そんなことは誰でも知っているよ。」という声が聞こえてきそうです。

しかし、今の日本人は、それを忘れているのではないかと思うのです。
少なくとも、私は忘れていました。


今、書店に行くと、数多くの「嫌中論」「嫌韓論」のような本が販売されています。

確かに、今の中国、韓国、北朝鮮との間には問題はあります。
拉致問題みたいにとんでもないものもあります。
しかし、同じようなDNAを持っている国であることを前提に、親戚であり、仲間であることを心に留めて外交を進めるべきだと思うのです。

「遠くの親戚より近くの他人」と言います。
日本の近くに、親戚がいたことを忘れてはなりません。

お互いに・・・。



【校長日記】 法隆寺

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最後の訪問地、法隆寺です。
飛鳥時代に造られた世界最古の木造建築として、まさに世界的な遺産です。

ガイドさんは法隆寺クイズで説明してくれました。

推古天皇と聖徳 太子が、607年に寺とその本尊「薬師如来」を造られた のがこの法隆寺(斑鳩寺とも)です。

現在の法隆寺は塔・金堂を中心とする西院伽藍、夢殿を中心とした東院 伽藍があり、広さ約1448万7千平方メートルあります


国宝・重要文化財に指定されたものだけでも約190件、点数にして2 300余点に及んでいます。


ガイドさんは、よく調べています。

今まで法隆寺を守っていただいた全ての人に感謝して見学します。

【校長日記】 奈良の大仏

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奈良と言えば大仏。大仏と言えば東大寺。
奈良を象徴する建造物です。

全国の社会科教師は、大仏の大きさを実感させるために、あの手、この手を使います。

しかし、布袋小では不要です。
布袋には、コンクリート製ではありますが、もっと大きな大仏があるからです。
「東大寺の大仏はなかなか大きいよ。布袋の大仏を一回り小さくしただけだよ。」と、なるわけです。
もちろん、大きさだけの話で、歴史的な価値のことではありません。

さて、東大寺は、728年、聖武天皇が皇太子供養のため建立したのが始まりです。華厳宗の大本山です。

741年、聖武天皇が国分寺の建立を命じ、743年には大仏造顕の詔を公布、752年に 開眼供養が行なわれました。
大仏殿や講堂などの伽藍が完成したのは789年です。
その後1180年に平重衝によって、1567年には松永久秀によって伽藍が焼失。現在 の伽藍は1709年に再建されたものです。
再建に尽力したのは、あの綱吉です。江戸幕府の財政を傾けた浪費の代表のように言われますが、私は別の見方をしています。
彼は今で言う公共事業の感覚ではなかったかと思います。
この事は、また別の機会に…

江戸時代の再建では、間口は3分の2ぐらいに小さくしています。

鼻の穴くぐり(正式には何て言うの?)が続いています。

【校長日記】 分散学習の意義

各部屋は、まだにぎやかです。


今日、印象に残った場面があります。

分散学習で、タクシーの運転手による説明をしっかりと聞いていたことです。

そしてもう一つ。

二条城の二の丸御殿内、例の大政奉還の大広間を含めて、部屋の中をあまり見ないで、前の人について歩いていたことです。


後者は、これまで行った修学旅行で何度も感じています。

団体行動では、説明を聞いているのはガイドの近くの人だけで、他は前の人について行くだけなのです。

これは大人でも同じです。

特に、今日の二条城では、物理的に仕方のないことかもしれません。
室内で大声で説明するわけにはいけません。

また、家康や大政奉還は、社会の時間にまだ習っていないことです。

それにしても、もったいない・・・・。


その点、グループでの見学は、充実していました。
確かに、4、5人ならしっかりと聞くことができます。
徐々に人間関係ができてくると、話す方も熱が入り、聞く方も聞かないのは失礼と感じます。


個人的には、中学生なら自分たちで公共交通機関を使って移動し、交代でガイド役が説明すればよいと思っています。

小学生なら、今日の方法(タクシーでの分散学習)が合っていると思いました。

今日タクシーの運転手に尋ねたところ、一番よく話を聞くのは小学生だと言っていました。
そうかもしれません。

とはいえ、明日も大仏殿や平城京歴史館、法隆寺へ行きます。
二条城と違って、社会科の授業で勉強していることです。

団体行動でも、しっかりと話を聞けるようにします。

まもなく消灯です。

本日の修学旅行の中継は、以上で終了します。
明日もよろしくお願いします。



【校長日記】 清水寺にて

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清水寺で班ごとに写真を撮っています。
一段落したので・・・

清水寺には二条城からタクシーで25分。
この間、運転手さんに取材しました。

私「今日は人が多いですよね」
運「明日、葵祭があるので人は多いですね。」
私「車の混み具合は?」
運「タクシーが修学旅行生に取られるので、かえってすいているんですよ。今日も、この程度なら大丈夫です。」
私「修学旅行生の班別を担当して困ったことありますか?」
運「いきなり、運ちゃん、煙草吸っていいかと聞かれたときは驚きました。」
私「高校生?」
運「中学生です。」
私「がつんと叱ってください。」
運「さすがに注意しましたよ。」
私「ありがとうございます。」
 建仁寺近くの花街通りで・・・
運「このあたりは外国人ばかりです。」
私「金閣寺もそうです」
運「個人の客なら別のところを案内します」
私「どこですか?」
運「応仁の乱で焼け残った建物は一つだけなのですよ。
京都の建物は、後はすべて新しいものばかりです。」

さて、唯一焼け残った建物とは? 

まずは調べてみてください。

【校長日記】 「うどん屋」vs「そば屋」vs「ラーメン店」

今日から2日間、修学旅行へ出かけます。明日の奈良での天候がもつことを祈っています。

さて、5月12日の「校長日記」で、 「うどん屋」vs「そば屋」 都道府県別では、どちらが多いのでしょうか?という特集をしました。

大きく言うと、「東のソバ、西のうどん」という傾向がわかりました。

それでは、ついでに、ラーメン店を勝負に加えてみましょう。

うどん屋が28,006軒、そば屋が28,747軒、ラーメン店が全国で34,488軒

ラーメン店の圧勝は予想できますが、それでは問題。 

「うどん屋」vs「そば屋」vs「ラーメン店」で、ラーメン店が一番ではない都道府県はどこ? 愛知県の多い順は?

予想してみてください。

答えはこちら!

【校長日記】 講演「子どもを取り巻く環境と心の健康」−1−

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 昨日、尾張教育研究会に参加しました。
 そこでは、愛知県教育委員会委員 松本 真理子先生の 「子どもを取り巻く環境と心の健康」と題する記念講演がありました。
 松本先生は、名古屋大学・発達心理精神科学教育研究センター教授で、子どもの心理を研究してみえます。

 講演では、ロールシャッハ・テストのお話を伺いました。
 ロールシャッハ・テストは、スイスの精神科医ロールシャッハ氏が開発した性格検査です。
 紙の上にインクを落とし、それを2つに折ってから広げると左右対称の図版ができます。
 この図版を10枚用いてテストを行います。いつでも図版はできるのですが、実際には、ロールシャッハ氏が用いた図版を使って検査をします。

 今朝お見せした、上の図が、最も有名な図版です。

ロールシャッハ・テストは、1921年に使い始めてから現代まで、世界中で同じ図版を用いています。そのため、地域別や時代別の比較が可能なのです。

 それでは、図版を見せてから「〜に見える」と解答する時間を比較してみましょう。

 みなさんは、昔と今の子で、反応時間はどう違うと思いますか?

 答えは、写真下のグラフです。

 反応時間が、半分以下に短縮されています。
 これは、じっくりと考える力が落ちて、ひらめきで答える傾向を示しています。

 現代っ子は、待つことができなくなっているのかも知れません。

 続きは後日・・・

 なお、ここで紹介したスライドは、松本先生ご本人から掲載許可をいただいています。 

【校長日記】 何に見えますか?

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次の質問にお答えください。


上の図を見て何に見えますか?


どれぐらいの時間がかかりましたか?



下の図を見て何に見えますか?


 次の記事で、解説をします。
 
 ※ 画像の出典も次の記事でお知らせします。

【校長日記】第2回 菊池省三先生セミナー in 愛知 −2−

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 昨日に続いて、第2回 菊池省三先生セミナーin愛知 の様子を紹介します。

 印象に残った言葉・場面を列挙してみます。

・卒業式2日前の学級の動画を見ました。子どもたちによる即席記者会見の場面です。
それぞれが、生き生きとして役割を演じています。遊び心たっぷりで、ユーモアが学級の柱になっています。そこには、教師対子供、子供同士の絶対の信頼感がベースにあるのです。
表現は悪いのですが、「バカになれる温かい人間関係」を感じます。
 
・「卒業式の練習後のダンスバトル」の動画では、自分らしさを発揮して活躍できるのは、特別活動、係活動ならではと感じました。
学級には、いろいろな子がいます。外国籍の子、特別支援が必要な子もいます。
菊池先生は、「この子は絶対に自分(担任)よりすごい人間なんだ、と思わないと伸ばすことができない。」と言います。
 そういう意味で、子供を信じているのです。

・4年生までには教室内を歩き回って、整理整頓もできなくなった子がいました。母親も、「小さい頃からはかわいかったが、今はどうすればよいのかわからない。」
 その子が、5年生の中頃からは(多動の)薬も飲まなくなり、今ではいろんな面でリーダーにもなっている。
 どんな子でも、安心する集団の中では生かされるのです。

・朝の「質問タイム」、帰りが「ほめ言葉のシャワー」の動画。
 M君に対して、みんなが批判をしていました。強烈でした。
 しかし、これは厚い信頼感があるからこそできたことです。普通なら、いじめ、学級崩壊です。
 最後は、M君をスタンディングオベーションで終えました。

・ちびまる子ちゃんに出てくる通称・野口さんの変容の動画。
 「かつては私は群れだった。しかし、このクラスになって自分の好きな自分を見つけた。それがまる子ちゃんだった。自分らしく、…」
 12歳の子が自分を俯瞰できるようになっています。
 「人のいいところを見つける。相手軸になる。常に考えることが大切。
 中学生になって、他の小学校からも人が来て、リバウンドしないかと不安だが、それは自分を信じられないから。」
 12歳の発言とは思えません。

・菊池先生はほめ方がうまい。
 話し合いの時、立ち上がる子をむちゃくちゃほめました。「相手に伝えようと思ったんだね。それが思いやりというんだよ。」
 ある子には、ちょうどよい声の大きさだったね。
 ある子には、下半身はどっしりと、上半身はゆったりと。それができていましたね。(態度・姿勢)
 あなたは、一瞬前の人の目を見た。読むのではなく話そうとした。偉いね。
 あなたは「これで終わります」といった。書いていないけど、とっさに考えた。偉いね。
 最後に残った子は何も読まなかった。原稿を見ると場になじまなかった。何も読まなかったことをめちゃほめた。

・(内容 + 声 + 態度)× 思いやり
 非言語の部分をほめてやる。

・1分間スピーチより60秒スピーチの方が締まる。59秒スピーチならなおさら。
 対話力 = 話すこと × 聞くこと
 
・朝の質問タイムでは、聞いてうなずいていれば関係性として○。
 聞いていない子を見る。
 メラビアンの法則 視覚 55%
   内容7%も大事だけど、表情、口調、姿勢
 お互いを大事にしようねという。
 ほめほめ選手権では、プラスのストロークを出しまくる。

・「こそ」の理論
 だからこそ がんばろう 

・価値語の指導も徹底
 1年間 戦略、戦術を持っていないとやっていけない。
 軌道に乗ればできる。それまでは我慢。5月は成果が出ない。だから踏ん張る。

・成長ノートに赤ペン。赤ペンは誉めるためにある。

・全国のどの学校で聞いても、教室であふれさせたい言葉は「ありがとう」しかし、一番使っていない人は担任の先生。
 赤ペンで「ありがとうと」書ける教師になりたい。

・ほめ言葉のシャワー
 気合いを入れたところをほめてくれてありがとう:自己確認。
 気づかなかったところをほめてくれた:自己拡大

・この子は、みんなが姿勢を正すまで待っていました。その強さに、教師が気づくようになることが大事。

・授業のところで、黒板を子供たちに開放する。見える化を図る。教師は、司会から消える。
 そうすると、子供たちも積極的に参画する。ホワイトボード、画用紙を活用するようになる。教室の中で同時に小集団の話し合いが起きる。それがよい。
 話し合いはもっと自由でよい。

・一斉指導のところで、隣の人と相談してごらん。これを普段からやっている。

・対話は人間の総合力。学級力。
 変わるものがなければ、対話ではなく会話。
 1回も発表しない子がいたがどうか?回数ではない。考え続けるかどうかが大切。それを見える化する。

・話し合いが上手な学級は笑顔。言葉がきつくなっても、笑顔。

・考え続ける人間を育てたい。次の授業までに家で調べてくる子を育てたい。

・掲示物は、最初は教師が作るが、最終的には子供がつくる。
 ほめ言葉のシャワーも必要なものは子供がつくる。
 それを許してやる。

・国語には絶対解と納得解がある。
  絶対解:やはり教える
  納得解:ある程度熱のこもった討論をさせる。
      そこで話し合いはおもしろいという経験をさせる。
      それが、絶対解の時に生きる。
 あいつが言ったら終わりだというようにしない。
 全体が仲良くなれば高まる。

・受験は団体戦だという人がいる。
それと同じで、個人戦みたいだけど、集団の質が高まれば、通常の教科の学力も上がる。
 見通しを持ってやっている。

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これだけではよくわからないかもしれません。
ぜひ、第3回に参加してください。

この会では、コミュニケーションゲームの紹介(写真中)や、若手教師の実践発表(写真下)もありました。

個人的には、二人の実践発表に最も感動しました。

主催されたみなさん、お手伝いのみなさん、そして参加されたみなさん、もちろん菊池先生。ありがとうございました。

【校長日記】 「うどん屋」vs「そば屋」どっちが多い?

 昨日の「今日の給食」コーナーで、全国でうどん屋が28,006軒、そば屋が28,747軒と書きました。

 それでは、都道府県別では、どちらが多いのでしょうか? 愛知県は? 

 私は、こうした統計があると、すぐに、白地図に色を塗ってしまいます。

 「そば屋」が多いところを赤色。
 「うどん屋」がおおいところを青色で塗ってみました。

詳細はこちら!

【校長日記】 今日の朝礼は・・・

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今日の朝礼の話を紹介します。

おおよそ、次のような内容でした。

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私は、ポカポカ・ワクワクが大好きです。
今日は、ポカポカ大実験。ポカポカ隊、集合! 
「オ〜!」

これから、ポカポカ隊の人に、休み中の出来事をお話ししてもらいます。

一人目の人のお話は、話す人の顔を見ないで、聞いてください。
A「昨日は・・・・       」
ありがとう。

二人目の人のお話は、話す人の顔を見て聞いてください。
B「昨日、・・・・       」
ありがとう。

三人目の人の話は、話す人の目を見て、うなずきながら、聞いてください。
C「昨日、・・・        」
ありがとう。

ここで、感想を聞いてみます。

A「聞いているかどうかわからない不安な気持ちでした。悲しかったです。」

B「聴いてくれていることがわかるので安心でしたが、本当に聞いているのかとも思いました。」

C「聞いてもらっていることがわかるので、安心して話すことができました。」

見ていた人にも聞いてみます。

D「うなずきながら聞くと話しやすいことがわかりました。」

E「これからはうなずきながら聞きたいと思います。」

F「ぼくも、これからは相手を見てうなずきながら聞きたいと思います。」

ポカポカ隊の人ありがとう。ポカポカ隊に拍手!

話を聞くことは思いやりなのです。

相手を大切に思うことが話を聞くことなのです。

以上で終わります。

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前回同様、私はできるだけ話さないで、子どもたちに語ってもらいました。

直後の週番の先生の話を聞く姿勢は見事でした。

来週の朝礼が楽しみです。

【校長日記】第2回 菊池省三先生セミナー in 愛知 −1−

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今年1月に続いての第2回 菊池省三先生セミナーin愛知 に参加しました。(写真上)

今回は、犬山国際観光センターフロイデに、全国から130余名が集まりました。

遠くは鳥取、和歌山、大阪、東京、神奈川、三重など。川崎からは大勢のグループで参加していました。
県内も各地から集まってきています。高校の先生も数人いました。
休日にも関わらず、熱心な参加者には頭が下がります。

菊池省三先生は、NHKに取り上げられて以降、特にいろいろなメディアで取り上げられるようになりました。(写真中)
画像出典 http://www.nhk.or.jp/professional/2012/0716/ 

私の理解では、次のようにまとめることができます。

菊池学級は、教師の価値語とそれに対応する誉め言葉で、子供の自己肯定感と学級への所属感を育て、自立・自律・共同する力を育てていきます。
「ほめ言葉のシャワー」やゲームなどで、温かい人間関係の集団をつくり、その中で自分の意見を堂々と話せる子供達が育っていきます。
係活動でも、子供の創意工夫のできる時間と場を与え、成就感・達成感を育てていきます。
しかも、遊び心をとても大切にしています。

その価値観を表す写真がありました。(写真下)

「6−1 成長診断」として、菊池学級の子が係活動として作ったものです。

質問に答えていくと、個々が、SA・A・B・Cのどの段階かを診断できるというものです。
ここで書かれた質問こそが、菊池先生が日頃から子供たちに言っている「価値語」であり、子供達に染みついているものなのです。

ここに書かれた質問を列挙してみます。

・前向きに生きているか?

・自分は積極的か?

・「されど」を大切にしている。

・可視より不可視を大切にしているか?
  不可視とは「思いやり」「友情」など目に見えないもの

・自由な対話ができる?

・卒業までに「SA」の壁を越えられると思うか?
  「SA」とは集団の中の「スペシャルA」の働きができること

・「自分」を誉められるか?

・コミュニケーション力を果たせているか?

・自分のことが大好きだ!

・魂を込めた誉め言葉ができるか?

・「相手」を誉めることができるか?

・他己中ABになっているか?
  他己中とは、自己中心的の反対という意味です。

・みんな笑顔にできますか?

・「群れ」から「集団」に変えられるか?

・人と向き合えることができるか?

・人を牽制できるか?(だめといえるか?)

・自己開示できているか?

・ゆずり合い、助け合いができるか?

・自分と向き合うことができるか?

・男女関係なくできるか?

・学び合える?

・細部にこだわれるか?

・「D」の言葉から「Y」の言葉にかえられる 
  D(どうせ、でも、だって)、Y(はい、よし、やる)

・当たり前のことが当たり前にできるか?


繰り返しますが、これは子供達が書き並べた言葉なのです。
菊池省三先生の教育観がとてもよく表れています。

明日に続きます。

【校長日記】 新聞の「社説」を複数読みましょう

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私が、この5年間、毎朝行っていることがあります。

朝日新聞、読売新聞、毎日新聞、日本経済新聞、産経新聞、中日(東京)新聞、この6紙の社説を読む
ことです。

「社説」は、単なる新聞記事と違って、新聞社としての考えが端的に表現されています。

ただ、ひとつの新聞だけでは注意が必要です。一定の考えに染まってしまう可能性があるからです。

毎日読み比べをしているから分かることですが、この6社は、考え方が大きく異なります。

例えば、原発、沖縄基地問題などでは、正反対の論が述べられています。
異なる両方の意見を知るから、人はそこで考えることができるのです。

自分の頭で考えることこそが大切なのです。

私(校長)のブログ「あなたも社楽人」では、毎朝、社説のタイトルを紹介していますので、ご覧ください。
5年間のタイトルがすべて載っています。


各社の社説はここから入ることができます。

朝日新聞
 
読売新聞
 
毎日新聞
 
日本経済新聞
 
産経新聞
 
中日新聞

お薦めします。

【校長日記】討論の授業

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今日は、6年2組の討論の授業を参観しました。

討論の訓練にディベート(狭義)があります。
一般に、競技形式で行うために、競技ディベートとも呼ばれます。
その目的は、議論の能力を向上させるためです。

日本人は、日本語の曖昧さもあり、議論が苦手と言われています。
確かに、英語では「Yes」「No」で答えることを、日本語では多彩な表現が可能です。それが、時として、意味不明になることもあるわけです。

現行の学習指導要領から、中学校社会科の公民的な見方・考え方を次のように説明されました。

政治的、経済的な諸事情をとらえる概念的な枠組み。対立を克服して合意を図る。その判断基準としての効率と公正が現代社会をとらえる基本概念。


ここでいう「対立を克服しての合意形成」が、社会で生きていくには必要なのです。

そのためには、物事を分析する能力、状況にあわせて判断する能力、自分の主張を論理的に構成する能力などが必要となります。
さらには、議論をするために必要となる知的能力や意思決定能力も必要です。
そのために行うのが、競技ディベートなのです。あくまでも訓練です。

訓練なので、肯定派・否定派は、あえて個人の意思に関係なく、抽選で決める場合が普通です。
「相手を論破するための競技」ではなく、「対立を克服しての合意形成」の訓練なのです。

今日の授業は、おおよそディベート形式の討論会でした。
お題は「宿題は必要か?」


子どもたちは、「ためになる」「時間がない」「健康が大切」などの視点で意見を出し合っていました。

基本的に、「Yes」「No」の発想だったために、歩み寄ることはなかったのですが、実際の社会では、どちらとも決めかねる問題は多々あります。

相手の意見を尊重しながらも、全体の効率・公正を考えて合意形成をする場面がきっと出てくるでしょう。

そのようなときのために、こうしたトレーニングが役に立てばと思います。

【校長日記】 旧街道が広がる布袋のまち

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 今日のマラソンあいさつ運動(マラソンパトロール)は、曽本〜小折東〜小折西〜小郷を中心に、7.16キロメートル走りました。

 これまでで、おおよその危険箇所を把握しましたが、そのほとんどが旧街道なのです。

 布袋は、ご存じのように、丹羽郡役所が置かれた、旧丹羽郡の中心地。

 布袋を中心に、いくつかの街道が広がっています。
 その特徴は、1 道幅が狭い、2 交通量が多い

 写真上は、小折五叉路から一宮へ抜ける旧街道です。

 写真中は、小折五叉路から丹羽郡役所(布袋中心部)に至る旧街道です。

 このほか、柳街道(岩倉街道)、木曽川街道なども、交通量が多く、歩道がないか、あっても狭くなっています。 

 気をつけたいものです。


 学校へ戻ると、6年生があいさつ運動をしていました。気持ちがいいですね。
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