日中は汗をかくようになってきました。水分をこまめにとりながら、学習や運動にしっかりととりくみましょう。

【校長日記】 今日は昭和の日

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今日、昭和の日はかつての天皇誕生日。
祝日は、国民の祝日に関する法律 によって規定されています。

その第一条を見てみましょう。
第一条  自由と平和を求めてやまない日本国民は、美しい風習を育てつつ、よりよき社会、より豊かな生活を築きあげるために、ここに国民こぞつて祝い、感謝し、又は記念する日を定め、これを「国民の祝日」と名づける。

かつては「祭日」とよばれた紀元節祭や春季皇霊祭、4月29日の天皇誕生日、秋季皇霊祭、明治節、新嘗祭は廃止され、今では名前を変えて、国民の祝日となったのです。

その法律、第二条に「国民の祝日」を次のように定めるとあります。

昭和の日 四月二十九日 激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす。

今日は、昭和の時代を顧みる日です。
国の将来に思いをはせましょう。

写真は、「昭和の日」というサイトです。http://www.429jp.info/

【校長日記】 今日の朝礼 −まぬけ−

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 今日は代議員と委員会委員長・副委員長の任命式を行いました。
それぞれ、すばらしい返事をしてくれました。
 やって当たり前のことはもちろん、学校やみんなのためにできることを自分たちで考えて取り組んでほしいと要望しました。

 次に、藤まつりで演奏してくれた金管バンドクラブに感謝状を渡しました。

 今日のテーマはまぬけの話です。
 まぬけとは、間がぬけていることです。

 音楽では間がとても重要です。そこで、気持ちを揃えて、次に入ります。
 陸上100m走のスタートや、水泳の飛びこみも同じです。

 これは学校でも応用できます。
 そこで、実験をしてみました。

 「2年2組(間)全員(間)起立。前へ(間)ならえ」

 ばっちりそろいました。
 次に、まぬけでやってみました。

 「2年2組 全員起立。前へならえ」

 ばらばらです。間がぬけているからです。

 これは教室でも同じ。
 意見を言う時には、「みんなが聴く準備(間)をつくってから話をはじめよう」

 これからは、話す人は間を意識してみましょう! 

【校長日記】 春の遠足にはどこへ行っていた?

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校長室には、学校日誌が保管されています。

そこには、遠足へ行った場所も記載されています。

写真は、上から大正10年、昭和7年、昭和16年のものです。

大正10年には
尋常小学校1年生 下奈良方面

尋常小学校2,3,4年生 小牧方面

尋常小学校5,6年生女子 犬山方面

尋常小学校5,6年生男子 各務原方面
高等科 清洲方面

犬山、各務原はどこなのでしょう?
ご存じの方教えて下さい。

清洲城だとすると本校から13.6km。

昭和7年には
尋常小学校1年生 正眼寺方面

尋常小学校2年生 小牧山方面

尋常小学校3,4年生 飛保曼陀羅寺方面

正眼寺はどこにあるのでしょうか?
松岩寺の間違いか?
まさか正眼寺カントリー?ないない。

小牧山は5.5km。しかもちょっとした山登り。2年生にしてはハードかも?

曼陀羅寺は5kmちょっとです。

尋常小学校5,6年生 二ノ宮方面

二ノ宮とはおそらく大縣神社のこと。本校から平地で16kmです。

高等科 本宮・尾張富士方面

尾張富士山頂までは、本校から山登りも入れて16kmです。


昭和16年
尋常小学校1、2年生 飛保

尋常小学校3、4年生 岩崎山 小松青山
尋常小学校5、6年生 高等科 信貴山 小牧
児童に1個ずつバナナ、キャラメルを与える

昭和7年に3,4年生が行っていた曼陀羅寺に1,2年生が行っています。

岩崎山は、本校から6.7kmほどです。

信貴山が泉浄院(尾張信貴山)のことだとすると、学校から11kmちょっとです。

おやつにバナナを与えていますね。輸入自由化前なので、高価だったと思います。

当時の様子をご存じの方教えて下さい。

【校長日記】 熊野神社

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今日のマラソンパトロールは、熊野神社の創立を調べに行きました。
次のようにありました。

創立 熊野権現
天文十八年(1549年)己酉
奉勧請熊野大権現
現当二世安穏處 敬白
熊野速玉大社より
天和三年(1683年)癸亥6月吉日


熊野権現は熊野三山に祀られる神です。
熊野神を祀る熊野神社・十二所神社は日本全国に約3千社あり、その広がりと共に「鈴木」姓が増えていったことも知られています。

「現当二世」とは現世と当来世。
1549年に勧請して、1683年に熊野速玉大社から分霊をここに移したということでしょうか。

もっと調べてみます。

【校長日記】 物価の王様 鶏卵

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「今日の給食」で、鶏卵を取り上げました。

鶏卵は、「物価の王様」といわれてきました。

上の表を見て下さい。

多少見にくいかも知れませんが、鶏卵の年平均の値段です。
(東京全農Mサイズ加重平均)*単位:円/kg

昭和25年 215円

それ以後、オイルショックまでは、多少の前後はしますが、安定していました。
オイルショック以降、最高342円まで上昇しますが、昭和62年から低めで安定します。

表には、昭和63年〜平成19年が略されていますが、151円から248円の間で上下しています。

物価の安かった昭和29年(銀行員大卒初任給 5600円)時代と、現代の価格(大卒初任給 13万円〜19万円)があまり変わらないのです。

これは、鶏卵安定基金や飼料価格安定基金、鶏卵生産調整のおかげです。

詳細は、下記のURLからご覧下さい。

出典 「経済学コーナー」http://homepage3.nifty.com/takakis2/keizai.htm

【校長日記】 今日の朝礼

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今日は今年度最初の朝礼でした。

始めに、整列する場所の確認をしました。

私からは、避難訓練の様子や、熊本で起こっている地震の被害について写真で紹介しました。その後で、「今、私たちが出来ることを考えましょう」と呼びかけました。

次に、「一年生を迎える会」での「布袋小○×クイズ」で、「みそあじは」の「は」について、
話は目を見てが出題されました。

そこで、今日は残りのみそあじクイズを出題しました。
始業式で話したキーワードをどれだけ覚えているでしょうか>

「み」は「みじたく・せいとん」 

「そ」は「そうじは だまって」

「あ」は「あいさつ めをみて」
 
「じ」は「じゅぎょうの はじめは ぴったりと」

基本的な生活習慣ばかりです。

意識して生活しましょう。

【校長日記】 地域の行事に参加すると

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昨日は、私の出身地である古知野神社の祭礼でした。
私も、献馬奉賛会の一人として参加しました。
献馬奉賛会は、古知野南小学校出身者で構成されています。

実は、朝の雨は、30数年から40数年ぶり(人によっていうことが違うのです)でした。
それも、昼前にはすっかり上がり、暑いほどの天候でした。

子供会の神輿は18ある子供会の中で12のみの参加でした。
朝の雨で、中止したのでしょう。

布袋小学校の児童とも何人か出会いました。


さて、こうした地域の行事に参加する割合が高い地域は、一般に学力が高いといわれています。

相関関係を見てみると、地域の行事に参加する割合が高い地域では、「持ち家住宅述べ床面積」「三世代世帯人数」「持ち家率」と正の相関があります。

その他でも、「小学生朝食摂取率」「小学生早寝早起き率」「小学生図書館利用率」「
小学生自宅学習率」とも相関関係が見られました。

逆に、「小学生携帯電話・スマートフォン所有率」「小学生長時間ネット利用率」とは府の関係がありました。

これをみると、地域の行事に参加する割合が高い地域では学力が高いのは納得できます。

地域を大切にするというのは、社会生活の基本なのです。

データの出典は http://todo-ran.com/t/kiji/18297

【校長日記】 活断層とは?

熊本や大分で地震が続いています。

被災された皆様にお見舞い申し上げます。

今回の震源の近くには、二つの断層帯がありました。
地震が内陸部の浅い場所で発生したため、震動が地表にそのまま伝わるために、地震の規模(マグニチュード)の割には、激しい揺れになったとおもわれます。

それでは、活断層とは 何でしょうか?

土や岩石の層を地層といいます。

この地層の中に、地層が途中で切れて左右がくい違っているところがあります。これが断層です。

地下にある断層の中で、過去200万年くらい前までの間に動き、今後も活動する可能性があるものが活断層です。

日本列島には、約2千の活断層があると言われ、これが日本に地震が多い原因です。

活断層地図は公開されています。
下の図は、「あいち地震対策アクションプラン」から見ることができます。
 ここから http://www.pref.aichi.jp/bousai/action_plan/g_07_taisaku/index.html

中央の尾張北部には、活断層は見つかっていません。
比較的、地震には強いと思われています。

しかし、油断は禁物。

各家庭で、対策を怠りなく!
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【校長日記】 マラソン標識パトロール

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今朝のマラソン標識パトロールは、本町 〜 木賀 〜 ナビ2 〜 熊野 〜 中奈良
〜 当光地・根場・青木添・ナビ1 〜 西布 〜 南山 というコース6kmを、標識をチェックしながら走りました。

右上は、標識と呼べるのでしょうか?
存在価値がわかりません。

その他、腐食している標識がいくつかありました。
ただ、すぐに倒れるようなことはありません。

来週もチェックして回ります。

【校長日記】 マラソン標識パトロール

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市内で、標識が倒れて車を傷つけるという事例がありました。

そこで、マラソンパトロールでは、標識も併せて見て回ることにしました。
今日は、北山 〜 天王町 〜 寄木 〜 本町の5kmを回りました。

標識は、これまで気にもしていなかったので、なかなかおもしろかったです。

新しい物は、写真上段のように補強してあります。

左下は、車がぶつかってコンクリートが破損しています。
揺らすと、確かに揺れました。

右下は腐食が始まっています。
まだ数年はだいじょうぶですが、いずれは危険な状態になるかも知れません。

お近くの道路標識やカーブミラー、街路灯などで、倒壊のおそれがあるものがありましたら、ぜひお知らせください。

【校長日記】 社会参画の意識を育てる

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「社会参画」という言葉をご存じですか?

平成18年に改正された教育基本法第2条に次のように書かれています。

三 正義と責任、男女の平等、自他の敬愛と協力を重んずるとともに、公共の精神に基づき、主体的に社会の形成に参画し、その発展に寄与する態度を養う

ここで、「主体的に社会の形成に参画し」という表現で「参画」が使われました。
「参画」とは、計画づくりに参加すること

既存の仕組みに加わる「参加」とは異なり、いわゆる世の中の仕組み作りに関わることをいいます。

今の教育は、世の中の出来事を他人事としてとらえるのではなく、自分のこととして受け止めて考え、行動する人づくりが求められているのです。

選挙権が18歳に下がったのも、そういった背景があるのです。

以前にご紹介しましたが、昨年、5年生が日本の林業について勉強をしました。
その学習のまとめとして、新聞社に投書をして、3月25日の朝日新聞に掲載されたという話を紹介しました。
それが上の記事です。

新聞社が投書を採用するのは、新聞社としての意思です。
投書し、掲載されると言うことは、世論形成に参加した事になるのです。

さらに、新たな一歩がありました。

3月31日の朝日新聞に、その投書に対する反応があったのです。
それが、下の記事です。

小学5年生の投書が、ひとりの読者を動かし、新聞社を動かしたのでした。

ひとりの読者のバックには、さらに多くの賛同者の存在があるのです。

このことは、一通の投書により世論を動かし、少しだけではありますが社会参画に近づいたと私は考えています。

旧5年生のすべてに、社会参画の意識がすこしでも芽吹けばと期待しています。

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【校長日記】 今朝のマラソンパトロールは・・・

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今朝のマラソンパトロールは、曽本 〜 小折東 〜 小折西 〜 小折中 〜 小郷 と6kmを回ってきました。

写真は小折の五叉路 東にある馬頭観音、道標です。

昨年も紹介しました詳しい解説は後ほど・・・。

近くには、見事な藤が房を付けていました。

菊桃といわれるハナモモの古木もありました。

春は、花を見ながら楽しみながら走ることが出来ます。


【校長日記】 今朝のマラソンパトロール〜応化学校〜

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今朝のマラソンパトロールは、五明 〜 中奈良 〜 木賀杉・新開・本郷・定和 〜 新町 〜 本町と、7kmを周りました。

写真は、布袋小学校の前身、中奈良・応化学校のあったところです。
(おそらく、遊具のあるスペースです。)

善光寺堂の寺子屋として始まり、明治6年に義校・応化学校、明治10年に奈良学校となりました。


今後も、布袋小学校や布袋の歴史を校長日記で紹介します。

昨年と重なるところもありますが、よろしくおつきあいください。

【校長日記】 楽譜はおもしろい!

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 4日のふれあいコンサートでは、政木寫真館さんに写真を撮っていただきました。
 その中に、1枚だけ楽譜の写真がありました。

 譜面台には、「無窮動」、そしてその上に「春の声」の2ndバイオリンの楽譜がありました。
 これは、きわめてレアな写真です。

 私は、アマチュアオーケストラで10数年活動をしていました。1stバイオリンが多く、時々2ndバイオリン、1回だけビオラを担当しました。

 弦楽器は、ボーイング を揃えるために、記号を書き込みます。

 ボーイングとは運弓のことで、簡単に言えば弓の上げ下げのことです。パート内や、他のパートでも同じ音型の時には上げ下げをそろえます。見栄えもありますが、それ以上に、音楽に影響してしまうのです。

 そこで、楽譜に、ダウン(下げる時)には「Π」、アップの時には「∨」を書き込みます。
 これは、弓の形にもとずいています。
 写真下を見るとわかりますね。

 ウィーン・フィルの人でも、同じように書き込んであることに安心しました。
 
 ここで大発見をしました。
 5小節目に注目してください。

 普通なら、Π∨Π 休∨Π をくり返すはずです。
 ところが、ΠΠ∨ 休Π∨ とやっているのです。
 (休は四分休符のこと)
 
 ここに、ウィンナ・ワルツの秘密の一つがあるのかも・・・。

 その他、転調する時、例えば上の写真の5段目、変ロ長調からヘ長調に変わる時には、♭を丸で囲んでありました。

 金管クラブ員がやることと同じことをやっていたのです。
 
 世界のトップでも、書き込みを見るととても普通で、安心してしまいました。

 何事も、基本は同じだと思いました。

【校長日記】 始業式 式辞

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今日は13人の新しくおみえになった先生方の着任式の後、始業式を行いました。

おおよそ、次のような内容を話しました。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 今日から、江南市立布袋小学校 平成28年度を始めます。  全校児童は823名。820人を超えるのは11年ぶりです。  今年は、布袋小学校として70年目、また、この場所に学校が移ってから108年目にあたります。とても伝統のある学校です。

さて、2年生以上の人は、修了式の話を覚えていますか?  「昨年の先輩を超えることが先輩への恩返し」、という話です。
 
みなさんも、昨年の自分、そして昨日の自分を少しでも越えられるよう、目標を持って努力してください。

ほてっこの生活目標、「みそあじは」も、昨年を少し越えてみたいと思います。

「みそあじは」の「み」は「みじたく」でしたが、今年は、「みじたく整頓」 言ってみましょう。(「みじたく整頓」
 
「そ」は「そうじはだまって」。言ってみましょう。(「そうじはだまって」)

「あ」は「あいさつ目を見て」。さん、はい(「あいさつ目を見て」)
 
「じ」は「時間をまもる」ですが、なかでも「授業のはじまり、ぴったりと」。  言ってみましょう。(「授業の始まり、ぴったりと」)
 
 「は」は「話は目を見て」、言ってみましょう。(「話は目を見て」)  相手の目を見て離します。聴きます。

「みそあじは」をしっかりと守り、1年をスタートさせましょう。
 
 それでは、これから一年間お世話頂く先生方を紹介します。
( 以下略 )
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

以上です。

自分の中で、「昨年を越える、昨日を越える」意識を、各々にもたせたいと思っています。
その上で、生活規律も、焦点化していきます。

今後、朝礼の中で、詳しく説明していきます。



【校長日記】 入学式 式辞

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今日の入学式では、おおよそ次のような話をしました。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
140人の新入生のみなさん、入学おめでとう。
みなさんは、今日から江南市立布袋小学校の1年生です。

私は,校長の土井謙次といいます。
土井校長先生とよんでください。

さて、学校は何をするところでしょうか?

(新入生:「勉強するところ」)

そう、学校は、勉強するところです。
大人になるために、いろいろな勉強をします。
生活の決まりや約束も勉強します。

そしてもう一つ。

学校は、たくましく、そしてやさしい心をつくるところです。
丈夫で健康な体をつくるところです。
たくさんの友達やたくさんの思い出をつくるところです。
そして、将来の夢や希望をつくるところです。

たくさん勉強して、たくさんのものをつくりましょう。

ひとつお願いをします。

元気よくあいさつをしてください。
朝、学校に来る時には、PTAやボランティアの人、交通指導員さんが見守ってくれます。
元気よく「おはよう」って言えますか?

(新入生:「言えます」)

停まってくれた車に「ありがとう」って言えますか?

(新入生:「言えます」)

わたしも、校門や通学途中など、いろいろなところで、皆さんが登校してくるのを楽しみに待っています。
朝見かけたら、元気よくあいさつをしてください。


保護者のみなさま、お子さまの入学、おめでとうございます。
本日より6年間、責任をもってお子さまをお預かりいたします。

ただ、教育は学校だけでできるものではありません。地域の力を借りながら、学校と家庭で協力しておこなうものです。 
ご協力を、どうかよろしくお願いいたします。

特に、今年度は、家庭でしていただきたいことを学校HPなどを通して発信していきます。
キーワードは3つ。
早寝早起き朝ごはん、学習習慣、そして知的好奇心です。

よろしくお願いします。

それでは、ここでこの1年間、お世話になる担任の先生を発表します。

( 以下略 )

1年生は、しっかりと私の目を見て聴いてくれました。

よい入学式になりました。

【校長日記】ウィンナ・ワルツの魅力

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 昨日の演奏会で、最も象徴的だったのは、ヨハン・シュトラウス2世の「春の声」でした。

 ウィンナ・ワルツの特徴がよく表れていたからです。

 そもそも、ウィーン・フィルは、生粋のウィーン子、もしくはウィーン音楽院出身の演奏家しか採用しません。時々、ウィーン音楽院教授の別の学校出身の教え子が入ることもありますがあくまでも例外です。
 女性はいませんし、楽器もオーストリア製を貸与します。

 それは、いわゆるウィーン・フィル奏法を守るためです。
そのウィーン・フィル奏法の一つがウィンナ・ワルツでのリズムの「訛り」。
 ワルツというと3拍子ですが、ウィンナ・ワルツは1拍子です。
 普通3拍子の音楽は3つの音の間隔が均等です。しかし、ウィンナ・ワルツでは、1拍目と2拍目の間が短く、2拍目と3拍目の間が長いのです。

 それは、ニューイヤーコンサートの様子を見ているとよくわかります。YouTubeにもありますのでぜひご覧ください。 
 例えば、2006年のマリス・ヤンソンス指揮の「春の声」です。 
https://www.youtube.com/watch?v=FcmAim-S5SI 

 おわかりですか?

 しかし、昨日の演奏は、これ以上に訛っていました。3拍目をより遅くしたのです。
 一般に、大編成よりも小編成の方が曲の個性が出やすいのですが、昨日はまさにそれ。
 マリス・ヤンソンスもウィーン国立音楽アカデミーに留学していますので十分ウィンナ・ワルツを理解しているのですが、昨日はそれ以上に表現力がありました。

 その秘密か?時折見せたクラのペーター・シュミードル博士と2ndバイオリンのマチャシチックさんのアイ・コンタクト。
 3拍目の訛りをリードしているのはこの2人なのでしょうか?
 それに、ビオラのペーター・サガイシェックさんが合わせます。
 その上に、ペーター・ヴェヒターさんがおしゃれに歌います。

 「訛り」といっても、おしゃれで、しかも粋なのです。
 楽器で楽しんでいるという感じです。

 質問コーナーで、チェロのロベルト・ナジさんが、「言葉で表現できないものを楽器を借りて表現している」とおっしゃいましたが、まさにその通り。

昨日のコンサートでは、ウィンナ・ワルツを十分に堪能することができました。

【校長日記】 生涯学び続ける

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私が教職についた頃、すなわち、布袋小学校の保護者の皆さんが子供のころ、「生涯学習」という考えが出てきました。

学校で学ぶだけではなく『生涯』にわたって『学習』し続けることを意味します。

スポーツもその中に含み、その場合、生涯スポーツとも呼ばれます。

昭和56年6月に中央教育審議会(中教審)が「生涯学習について」答申しています。

「今日、変化の激しい社会にあって、人々は、自己の充実、啓発や生活の向上のため、適切かつ豊かな学習の機会を求めている。これらの学習は、各人が自発的意思に基づいておこなうことを基本とするものであり、必要に応じ、自己に適した手段・方法は、これを自ら選んで、生涯を通じておこなうものである。この意味では、これを生涯学習と呼ぶのがふさわしい。」

今読んでも、決して古い考えではありません。

これ以後、小中学校は、「生涯学習の基礎」づくりの段階として位置づけられたのです。


私の周りにも、生涯学習を実践し続けている人がたくさんいます。

昨日の中日新聞に、武田紀子先生が載っていました。

ちょうど、保護者の方が小学生の頃、布袋小学校に勤務してみえましたので、担任してもらった方がいるかもしれませんね。

「私がそうです!」という方は、今度会った時に教えてください。

当時から、図画工作の指導では定評がありました。

今も、こうして繭玉の人形作りを指導されています。

指導者ではありますが、これも生涯学習の一つの形です。
受講生も、もちろん生涯学習の実践者です。


生涯学び続けることで、人は輝く のです。


私も、今日は、名古屋で開かれる講演会に行ってきます。

講師は、「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」の著者で塾の主宰者、坪田信貴さんです。

その内容は、また報告します。
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学校行事
4/5 入学式準備 6年登校
4/6 入学式
江南市立布袋小学校
〒483-8148
江南市布袋下山町南167
TEL:0587-56-3200
FAX:0587-56-3421