最新更新日:2024/05/21 | |
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【校長日記】ウィンナ・ワルツの魅力ウィンナ・ワルツの特徴がよく表れていたからです。 そもそも、ウィーン・フィルは、生粋のウィーン子、もしくはウィーン音楽院出身の演奏家しか採用しません。時々、ウィーン音楽院教授の別の学校出身の教え子が入ることもありますがあくまでも例外です。 女性はいませんし、楽器もオーストリア製を貸与します。 それは、いわゆるウィーン・フィル奏法を守るためです。 そのウィーン・フィル奏法の一つがウィンナ・ワルツでのリズムの「訛り」。 ワルツというと3拍子ですが、ウィンナ・ワルツは1拍子です。 普通3拍子の音楽は3つの音の間隔が均等です。しかし、ウィンナ・ワルツでは、1拍目と2拍目の間が短く、2拍目と3拍目の間が長いのです。 それは、ニューイヤーコンサートの様子を見ているとよくわかります。YouTubeにもありますのでぜひご覧ください。 例えば、2006年のマリス・ヤンソンス指揮の「春の声」です。 https://www.youtube.com/watch?v=FcmAim-S5SI おわかりですか? しかし、昨日の演奏は、これ以上に訛っていました。3拍目をより遅くしたのです。 一般に、大編成よりも小編成の方が曲の個性が出やすいのですが、昨日はまさにそれ。 マリス・ヤンソンスもウィーン国立音楽アカデミーに留学していますので十分ウィンナ・ワルツを理解しているのですが、昨日はそれ以上に表現力がありました。 その秘密か?時折見せたクラのペーター・シュミードル博士と2ndバイオリンのマチャシチックさんのアイ・コンタクト。 3拍目の訛りをリードしているのはこの2人なのでしょうか? それに、ビオラのペーター・サガイシェックさんが合わせます。 その上に、ペーター・ヴェヒターさんがおしゃれに歌います。 「訛り」といっても、おしゃれで、しかも粋なのです。 楽器で楽しんでいるという感じです。 質問コーナーで、チェロのロベルト・ナジさんが、「言葉で表現できないものを楽器を借りて表現している」とおっしゃいましたが、まさにその通り。 昨日のコンサートでは、ウィンナ・ワルツを十分に堪能することができました。 【校長日記】 生涯学び続ける学校で学ぶだけではなく『生涯』にわたって『学習』し続けることを意味します。 スポーツもその中に含み、その場合、生涯スポーツとも呼ばれます。 昭和56年6月に中央教育審議会(中教審)が「生涯学習について」答申しています。 「今日、変化の激しい社会にあって、人々は、自己の充実、啓発や生活の向上のため、適切かつ豊かな学習の機会を求めている。これらの学習は、各人が自発的意思に基づいておこなうことを基本とするものであり、必要に応じ、自己に適した手段・方法は、これを自ら選んで、生涯を通じておこなうものである。この意味では、これを生涯学習と呼ぶのがふさわしい。」 今読んでも、決して古い考えではありません。 これ以後、小中学校は、「生涯学習の基礎」づくりの段階として位置づけられたのです。 私の周りにも、生涯学習を実践し続けている人がたくさんいます。 昨日の中日新聞に、武田紀子先生が載っていました。 ちょうど、保護者の方が小学生の頃、布袋小学校に勤務してみえましたので、担任してもらった方がいるかもしれませんね。 「私がそうです!」という方は、今度会った時に教えてください。 当時から、図画工作の指導では定評がありました。 今も、こうして繭玉の人形作りを指導されています。 指導者ではありますが、これも生涯学習の一つの形です。 受講生も、もちろん生涯学習の実践者です。 生涯学び続けることで、人は輝く のです。 私も、今日は、名古屋で開かれる講演会に行ってきます。 講師は、「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」の著者で塾の主宰者、坪田信貴さんです。 その内容は、また報告します。 |
江南市立布袋小学校
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