最新更新日:2024/04/28 | |
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【校長日記】 丸谷明夫という人思わず手に取ってみたのは、監修者が丸谷明夫先生だったからです。 丸谷先生は吹奏楽を経験した人なら誰もが知っており、スクールバンドの神様みたいな先生です。 全日本吹奏楽コンクール高校の部に38回出場し、そのうち29回金賞を獲得しており、いずれも全国最多です。 普通は県大会に出るだけでもたいへんで、その上(東海大会など)は至難の業です。ましてや全国などは、夢のまた夢・・・。 その全国大会の常連で、ほぼ金賞なのですから、野球に例えると甲子園で毎年ベスト8以上に残っているようなものです。 丸谷先生は、現在もご活躍。大阪府立淀川工科高等学校名誉教諭で吹奏楽部顧問、大阪音楽大学客員教授、そして全日本吹奏楽連盟の理事長を務めています。 今秋の全国大会の前には、江南市民文化会館でミニ演奏会を開いていただきました。 本に戻ります。 「監修」なので、ほとんどは他の人が書いていますが、冒頭の署名記事は、丸谷先生の手によるものに違いありません。 そこには、「楽器が上手くなるためにはどうしたらよいですか?」という質問がされていました。 丸谷先生の答えは、 「自分が理想とする音のイメージを持つこと。好きなプレーヤーの演奏を聴いて、自分の耳で、自分の基準で上手いと思った人、あこがれの人(音)から自分なりの音のイメージを作ってみましょう。」 「楽しむことです。面白がる、楽しんで取り組むという姿勢は、あらゆるものの上達には欠かせません。」 「よく練習することです。量より質ともいわれますが、やはり大切なのは、コツコツと長期にわたって努力する心構えだと思います。持続する志こそ、大きな才能だと思ってがんばってください。また、一生懸命に努力を積み重ねていくことは、人生のかけがえのない経験にもなっていくでしょう。」 いろいろなことに当てはまりそうです。 特に、2番目は、いつも明るい丸谷先生らしい言葉です。 しかし、最後はやはり努力なのですね。 この言葉を噛みしめたいと思います。 【校長日記】 今日の朝礼は・・・始めに、税に関する作文、JA共済交通安全ポスターコンクールの入賞者を紹介し、拍手をおくりました。 次に「なにをあらわしているのでしょう」としてグラフを見せました。 これは、平成27年度の、交通事故による年齢別・状況別の死傷者を表したグラフです。 次に、どの状況で起こっているかを話し合い、指を出して予想しました。 「子どもだけでの遊びなど」「親と一緒」「学校への登下校」 実は、この分類では、登下校中の事故が最も多いのです。 事故の実例を紹介し、今日の3時間目にある通学班会議で交通安全について話し合ってほしいと依頼しました。 また、班長には、運転手に目立つように旗を有効に使ってほしいとお願いしました。 しかし、基本は、一人ひとりが自分の目と頭で確認することです。 ご家庭でも、自分で確認することの大切さをお話しください。 統計資料の出典は http://spotlight-media.jp/article/3226340741825... 【校長日記】 名古屋近郊の旧街道のルートこの名古屋近郊の旧街道のルートもすごいサイトです。 当時の道路に、より忠実にトレースしています。 ここから http://www.h2.dion.ne.jp/~chimaki/ct/road/rootdisp/index.htm しかも、地図は3種類。 地理院地図とルートラボとgoogle mapsの3種類の方法で閲覧できます。 それぞれ特徴があるため、目的にあったものを使うことができます。 【校長日記】 街道を歩く名古屋は江戸時代の一大中心地。 ぬ 名古屋の街を中心に、20を超える街道が延びています。 その街道が地図になっているサイトがあります。 それが、名古屋をとりまく歴史街道 ここから http://network2010.org/kaido/index.html これは、Network2010のサイトの一部です。 この中で、布袋に縁のある岩倉街道 を見てみました。 ここから http://network2010.org/article/246 生駒屋敷跡・小折城跡周辺には、生駒氏関係の史跡が写真付きで紹介されています。 地図も載っていますので、見ながら歩いてみたいですね。 今朝のサイクルパトロール膝の調子もよくなってきたので、来週からはマラソン復活か? 2列歩行は少しずつ定着しつつあります。 班旗の使い方が変わりました。 横断歩道を渡る時、旗を高く掲げます。 できていないところを見かけたら、ご指導をお願いします。 【校長日記】 布袋西保育園 生活発表会ぱんだ組(年中)の劇遊び「ブレーメンの音楽隊」、らいおん組(年長)の劇遊び「おしゃべりなたまごやき」、年少・年中・年長さん全員による歌「あわてんぼうのサンタクロース」「サンタクロースはどこだ」を見ることができました。 これで3日連続して、3園の発表会を見せていただきました。 それぞれ、場所や人数など、条件が異なる中で、上手く工夫していることがよくわかりました。 今日の布袋西保育園は園児数が多く、指導はたいへんだったと思いますが、子どもたちはそれぞれ自分の役割を果たしていました。 年長児のほとんどは、布袋小学校に入学します。 保育園と連携して、スムーズに小学校生活に入れるように努めてまいります。 【校長日記】 宗春と吉宗からくり人形師が尾張近辺に集まり、その技術が機織り機に生かされ、自動織機へと進化し、それがトヨタ自動車の原型となりました。 自動車だけでなく、中部地区で盛んな飛行機や電車の車輌、時計などの製作技術にも生かされました。 しかし、宗春自身は、時の8代将軍・吉宗に睨まれ、不幸な人生を送りました。 結局失脚させられ、宗春死後の墓には罪人であるかのように、金網がかけられていたのです。 そのあたりは詳しく紹介したいのですが、以前テレビで放映された「日本史探究スペシャル ライバルたちの光芒」が、簡潔でわかりやすいので、そのサイトを紹介します。 テーマは、「徳川吉宗」VS「徳川宗春」 ここから http://www.bs-tbs.co.jp/rival/bknm/23.html これ以外にも、複雑な要因がありましたが、ここで概要は理解できます。ぜひご覧ください。 高橋英樹さんは「宗春」に軍配をあげています。 2人の対決は、「緊縮財政」か「積極財政」かの経済の理論対決によく例示されます。 この両者はいつの世でも永遠のテーマです。 さあ、みなさんは、2人の対決のどちらに軍配をあげますか? 海部地区東ブロック小学校教務主任会「教務主任として全員参加型授業ができる教員を育てよう」というテーマで、模擬授業形式の講義をしてきました。 さすが教務主任の先生方は、熱心に取り組んでいただきました。 各学校で、生かしていただくことを願っています。 【校長日記】 布袋東保育園 生活発表会左上から、 0,1歳児「おべんとうバス」 2歳児「ケーキをつくろう」 3歳児「もりのおふろ」です。 それぞれ、みんながんばっていました。 さすがにこの頃は、1歳違うと全然違います。 みんなの前で大きな声を出せるということは、すごいことなんだと思いました。 それぞれで泣いている子もおり、保育士さんの苦労がよくわかりました。 明日は布袋保育園を参観します。 【校長日記】 今日の朝礼は・・・始めに赤い羽根 児童生徒作品コンクール ポスター、書道の部で優秀な成績をおさめた人に、全校で拍手をおくりました。 続いて、校内人権週間の話をしました。 「だれにもやさしく、たいせつに」 「いじめはダメという強さ」 心の優しさと強さが必要なのです。 次に昨年に引き続き、人権カルタクイズをしました。 1問ごとに、周囲と話し合いをして答えを考えました。 今回の問題は、身近な「ちょっとした心配り」の問題です。 人権とは、難しい話ではなく、ちょっとしたことから始まるのです。 最後に、今週のめあてを唱和して終わりました。 【校長日記】 布袋中学校合唱コンクールへ行ってきました −4−4組「モンスーンの少女」 大島ミチルの隠れた名曲と聞いていたのですが、実際には初めて聴きました。 曲も、伴奏も難しい曲ですね。 それにしてもハーモニーがよく、曲の細部にわたって練られ、共通理解されています。 指揮も工夫され、ダイナミクスもはっきりわかります。 よく濁りがちな弱音部もはっきりと聴き取れます。 声もよく溶け、フレーズの処理もうまい。 ffもよく出ています。 何より、気持ちが入っていますね。 ぐいぐい引き込まれていきました。 中学校1年生のクラス合唱としては最高峰ではないでしょうか! 2組「OMUNIBUS STAR 光年の旅」 男声、女声ともよく溶けています。 ダイナミクスもよくわかります。 ハーモニーもきれいで、とてもレベルの高い合唱です。 ただ6組と同じようにクールビューティー。 表現がやや大人しいのかな。 「ラーララッ」はどうしても力むので丁寧に処理したいですね。 6学級とも頑張りましたね。 見事でした! 1年生の皆さん、先生方、ありがとうございました。 【校長日記】 布袋中学校合唱コンクールへ行ってきました −3−5組「カリブ 夢の旅」 小さめに入り盛り上げる意図がよくわかりました。 クレッシェンドが丁寧に作ってあります。 そうなのです。 演奏は建築と同じ。設計なのです。 この曲は、いわゆるサビは1回しかありません。AABBの形です。 どう設計するのか? だとすると、B「キャプテン・キッド」をAといかに差をつけるのか。 実は、もっと差をつけてもよかったと思いました。 前半はレガート、後半はリズムを強調するとはっきりしましたね。 でも、全体によくまとまっていました。 すばらしい合唱でした。 6組「輝くために」 5組と同じように、入りを抑えて盛り上げていく意図がわかります。 男声がとてもそろっており、なおかつ女声はきれいに響いています。 ハーモニーもよく、フレーズの終わりの処理も上手です。 声もよく溶けています。 ただ、表現が大人しい気がしました。 クールビューティーですね。 サビの部分はもっと主張してもよかったと思いました。 前半はp・レガートに、後半はf・リズムを強調して、対比効果が出ると完ぺきな合唱になります。 それにしても耳の良いメンバーです。 完成度の高い美しい合唱でした。 【校長日記】 布袋中学校合唱コンクールへ行ってきました −2−前回書き忘れましたが、すばらしいのは環境です。 音楽をやっているものにとって、どこで演奏したというのはとても重要です。 これは合唱でも同じ。 大ホールのステージで歌うことが大切なのです。 二度とない子もいると思います。 それだけでもすばらしい! 3組「遠い日の歌」 合唱コンクールでは定番の曲で、パッヘルベル『カノン』をカバーしています。 「ルルル」「ランララ」をどう聴かせるかがポイントです。 他のクラスもそうでしたが、スピーチがすばらしい! 入退場や聴く態度も満点です。よく育っています。 3組さんはさすがにトップバッターで緊張したのでしょう。 1番はやや硬い感じがしました。 しかし音程はばっちりです。 男声のメロディのフレーズがやや重いのも緊張のせいでしょう。 指揮はとても上手です。 音楽は会場の空気で響きが変わります。 序盤はどうしても冷えて響きにくくなります。 しかしその中でよく頑張りました。 最後のハーモニーは完ぺきでした。 実に見事なハーモニーでした。 1組「COSMOS」 私の好きな曲です。 1組のメンバーも緊張していたのでしょう。 男声の声が今一つ溶けていません。 個人の声が聞こえるのです。 これまで何回か合唱の審査をしましたが、私の中でのポイントを荒っぽく言えば・・・ 1 声が溶けているか 2 強弱、緩急がついているか この2つでした。(荒っぽすぎてごめんなさい!) これだけでもいろいろ含みます。ハーモニーは前者、表現力は後者です。 特に前者は、個人の声が目立ったはいけません。合唱は一人が頑張っても成立しないのです。だから合唱なのです。 1組も歌うにしたがってよくなってきました。 女声はもともと溶けていたのですが、男声も溶けてきました。 全体のパワーも出てきました。 あっという間に感じた合唱でした。 【校長日記】 布袋中学校合唱コンクールへ行ってきました −1−昨年は、3年生の感想を紹介しました。 今年は1年生をすべて見せていただきました。 1年生の3分の2は布袋小学校の卒業生です。6年生の時から合唱は上手だったので期待して聴きました。 あくまでも私見ですが、今日の感想をまとめてみます。 私の前任校の岩倉南部中学校も合唱がとても上手な学校でした。 どちらも知る金森校長先生は「3年生はどちらもうまいが、下級生は布袋中の方が上手かもしれない」とおっしゃっていました。 ただ、中学生は男子の変声期があり、1・2年生は難しい時期なのですがどうでしょうか。 また、1年生の曲は、3年生に比べて曲が短く単純で、聴かせどころが少ないのがかえって難しくしています。 始めに学年合唱「夏の日の贈り物」です。 声出しから時間がたったのでしょうか、「山はー」などで、まだ声が出しきれていません。 ただ、言葉を丁寧に扱っています。 男声も上がりきらないのですが、ただ、低音で下がらないのは、さすがに鍛えられています。 指揮者も表情豊かです。 2番になり、1番より声が出てきました。 女声も伸びてきました。 「山の贈りもの」の「の」は、フレーズの処理が難しい音型です。 ここをもっと丁寧に歌えるとなおよかったですね。 さあ、いよいよ学級発表です。 続きます。 【校長日記】東海地方にはなぜからくり人形が多いのか?今回登録される全国33の祭りのうち、1/3の11件が東海3県に集中しています。 しかも、これらの多くはからくり人形が載っているのです。 なぜ東海地区に山・鉾やからくり人形が多いのでしょうか? 犬山祭を例に説明します。 犬山祭は、針綱神社の祭礼です。 1635年(寛永12年)犬山城主・成瀬隼人公の奨励で始まったといわれますが、当時は車山(やま)のない、小規模なものでした。 18世紀中頃までにどの町にもできたといわれていますので、おそらく1730年に第七代尾張藩主となった徳川宗春の積極経済の影響が考えられます。 それもそのはず。成瀬家は、尾張藩の御附家老だからです。 当時の江戸徳川の将軍は、第8代将軍・吉宗です。 かれは、享保の改革とよばれる緊縮財政政策を採り、多くのぜいたくを禁止しました。 これに対して(反抗して?)、宗春は開放政策を行い、祭なども奨励したのです。 そのため、働き場を失った多くのからくり人形師などが尾張周辺に集まってきたのです。さらに、全国から商店の支店や興行師も集まってきました。名古屋が芸所として発展したのもこれが理由です。 尾張周辺も、美濃には尾張藩領、飛騨は天領、三河は旗本領が多く、娯楽禁止の規制が緩やかで、広まっていきました。 さらにこの地域は、ヒノキや漆などの産地で経済的に余裕があり、山車などの材料も豊富です。 吉宗の享保の改革に見られるように、米の生産を増やすだけでは武士の禄が相対的に減る一方です。加えて質素倹約は、経済が停滞します。 楽市楽座を始めた信長に憧れて尾張に入った宗春は、その吉宗の改革に反旗を掲げて、積極財政政策を打ち出したのです。宗春は、吉宗以上に先見の明のある政治家だったと思います。 なかでも、からくり人形師などの職人の流入は、その後のものづくり愛知の基礎となりました。 からくり人形で培われた歯車やカム、シャフトなどの技術が機織り機に応用され、 豊田式自動織機と発展し、その後、トヨタ自動車が生まれたのです。 宗春さんはえらい! しかし、吉宗は、その宗春に対して、厳しく対します。 なぜか? また後日・・・・。 画像出典は http://endland.jugem.jp/?eid=61 犬山祭など33の祭り ユネスコ無形文化遺産に登録決定エチオピアで開催されているユネスコの政府間委員会で、日本時間の1日午前2時すぎに決定されたものです。 新たにユネスコの無形文化遺産に登録される「山・鉾・屋台行事」は、犬山祭の車山行事や、高山祭の屋台行事など、山車が登場する全国33の祭りです。 そのうち、1/3の11件が東海3県に集中しています。 なぜ東海地区に多いかは後ほど解説します。 一覧はここ http://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000199814.pdf すでに「京都祇園祭の山鉾行事」と茨城県の「日立風流物」の2つは無形文化遺産に登録されていましたが、これに加えて、33の祭りの登録を一括提案したのです。 10月には、ユネスコの評価機関から「すべての住民にアイデンティティや芸術的創造性を与えるものだ」として、登録にふさわしいとする評価を受けていました。 これにより、国内の無形文化遺産は「能楽」「人形浄瑠璃文楽」「歌舞伎」「雅楽」「和紙」「和食」など、合わせて21件となりました。 【校長日記】「国際数学・理科教育動向調査」(TIMSS)これは「国際数学・理科教育動向調査」(TIMSS)というもので、IEA(国際教育到達度評価学会)が実施しているものです。 日本は小4の算数・理科、中2の数学・理科の4教科全てで平均得点が過去最高で、順位も全教科で5位以内に入り、11年実施の前回同様上位を維持しました。 写真は、中日新聞から引用しました。 TIMSSは、算数・数学と理科の基礎的知識などの定着度を測る調査で4年ごとに実施されています。 今回は小4が50カ国・地域、中2が40カ国・地域の、計約52万人が対象です。 国内は無作為で選ばれた295校の約9000人が参加しました。 現行方式になった1995年調査の国際平均を500点に設定し、相対的な変化を比較できるようにしています。 国際学力調査にはもう一つあります。 OECD生徒の学習到達度調査(PISA)とよばれるもので、OECDが実施しています。 こちらは、義務教育修了段階(15歳)において、これまでに身に付けてきた知識や技能を、実生活の様々な場面で直面する課題にどの程度活用できるかを測るものです。 読解力、数学的リテラシー、科学的リテラシーの3について、生徒質問紙、学校質問紙による調査を実施しています。 現在、日本で実施している全国学力学習状況調査は、このPISAに影響されて始まりました。いわゆる「B問題」というのは応用力を測るもので、PISAの問題とよく似ています。 とくにPISAでは、選ぶ学校によってずいぶん結果が変わります。 個人的には、数字に振り回されないようにしたいと思っています。 私が注目しているのは、2012年のPISA「科学的リテラシー」で65カ国中37位のロシアです。 平均得点も、全体の平均501点と比べても、15点下回っているのです。日本は547点でした。 それが、TIMSSの小学4年生理科では、2015年では日本と2点差しかありません。 ここから、ロシアが小学校教育に力を入れていることがわかります。 PISAでも、いずれ上位に上がってくるのではないでしょうか。 PISAの結果は、ここから見ることができます。 http://www.nier.go.jp/kokusai/pisa/ TIMSSはPISAと比べてみると、違ったものが見えてくるのです。 【校長日記】 今日の朝礼は・・・今日の朝礼の入場はとても素晴らしく、静かに入場し待つことができました。 そこで全員で拍手をしました。 今週の週目標は、相手の気持ちを考えて行動しよう そして、来週には、校内人権週間が始まります。 そこで、今日は作文を紹介しました。 ある小学校5年生の作文です。 一部紹介します。 私は、言葉は人を傷つけもするし、幸せにすることもできるものだと思います。よく考えてつかい、みんなが幸せになればよいと考えています。 母の日に、「いつもありがとう。」と感謝の気持ちをこめて伝えました。母は、とてもうれしそうにしていました。そのうれしそうな顔を見ていると、私まで幸せになりました。 言葉は、人を幸せにしてくれます。 逆に、こんな体験をしたことがあります。私はアトピーという皮ふの病気のため、顔が赤かったり、手がかさかさしたりしています。以前友だちに「手、おばあちゃんみたい。」とか、「酒飲んでよっぱらった人みたい。」と言われたことがあります。たいてい、笑ってごまかしますが、本当はとても傷つきます。言った友だちは、私を傷つけようと思って言っていない様子ですが、それでも私はいやな気持ちになってしまいます。 中略 私は、人を傷つける言葉をつかいたくはありません。幸せにする言葉をたくさんつかい、家族や友だちと話すときには、相手に対して自分が言われたらどう思うかを考えたいです。相手の心も、自分の心も傷つけないように気をつけたいと思います。 毎日つかう言葉。人の心を動かす言葉。世の中の人が、相手を思いやった言葉をつかえばみんな幸せになり、いじめの問題も解消していくのではないかと思いました。 校内でも、今後いじめにつながるのでは?という小さなトラブルがあります。 すべて、ちょっとした言葉、ちょっとした行為が原因です。 そうしたことに、意識を向ける週にしていきたいと思います。 【校長日記】 幼児を引きつける大口中学校の体育館に、多くの未就学児の親子が集まりました。 毎年感心するのですが、先生たちが未就学児を引きつけるのがとても上手いのです。 小中学生なら言えばわかることでも、3歳児ぐらいには通じません。 もちろん叱ることはありません。 豊かな表情で何かを見せたり、手遊びをしたりしながら、子ども達を集中させます。 これが技術です。 将来なくなる職業についていろいろ言われていますが、こうした人間相手の仕事は、ロボットではできません。 話術、自分で字や絵をかくなど、機械でできないことを大切にしていかなければと痛感した1日でした。 【校長日記】 布袋中学校 平成3年度卒業生同窓会厄年を迎えられたみなさんで、布袋中学校・布袋北小学校と共に、布袋小学校へも寄付をいただく予定です。 よろしくお願いします。 現在、一般化してきた職業体験や東京での事業所訪問は、この学年から始まりました。 職業体験に近いことは先例がありましたが、理論化し、毎年の行事にしたのは布袋中学校が最初です。 兵庫県の「トライやる・ウィーク」のモデルとなりました。 そのきっかけとなったのが、この学年の2年生の秋の校外学習からです。 東京での事業所訪問は、日本で初めて行いました。 予備交渉のために何度も東京へ通い、趣旨を説明し、50カ所以上の事業所の理解を得ました。 それ以外に、生徒自ら交渉した見学地もありました。そのどこからも、中学生を受け入れるのは初めてと言われました。 今では事業所の受け入れ態勢も整い、普通に行われるようになりました。 この学年がパイオニアだったのです。 そこから25年たちました。 |
江南市立布袋小学校
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