最新更新日:2024/04/28 | |
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学校の指導方針が変わります −7−
これまでに、新学習指導要領の基本方針がどう変わるかを説明してきました。
それでは、具体的に内容がどう変わるのでしょうか。 今回の改訂で、中学年に外国語活動、高学年に外国語科 が導入されます。 平成30,31年の学習指導要領移行期を経て、平成32年度から全面実施されますが、布袋小学校は、布袋北小学校と共に平成30年度から全面実施します。 そのため、週1時間 授業時間が増える のです。 どこで増やすのか? 給食後の「はげみタイム」で授業をします。 15分のはげみタイムを、3日で1回分の授業と数えるわけです。 具体的には、短い時間で学習可能な、国語のことばの学習を行います。 そのため、これまで、はげみタイムを利用して行ってきた行事の準備時間はなくなります。 そのために行事を減らすか、規模を縮小しなければならないのです。 移行期に行う外国語活動や外国語科のテキストは、文部科学省のサイトで公開されています。 ぜひご覧ください。 ここから http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/123/houkoku/1382162.htm 国旗のそっくりさん「そっくりの国旗がある!」 と思ったことはありませんか? 調べてみるとありました。 上の国旗は、別の国のものなのです。 左がインドネシア、中央がモナコ、右がポーランドです。 インドネシアの国旗は、1945年の独立宣言の時に制定し、49年に正式に承認されました。赤は勇気と情熱を、白は真実と聖なる心をあらわしています。縦横の比は2:3です。 モナコは世界で2番目に小さな国で、国旗の制定は、Wikipediaでは1881年(資料によっては1818年)になっています。 しかし、歴史を遡ると、どちらもこの旗が古くから使用されていたようであり、どちらが真似をしたということではありません。 モナコは縦横比が4:5になっています。 縦横比以外は、両者は全く同じなのです。 ポーランドの国旗は、白は共和国の尊厳を、赤は自由を表すものとされ、1990年に制定となっていますが、これも中世から使われていたようです。 縦横比は5:8です。 上下を間違えると大変なことになりますね。 写真下の例を見てみましょう。 イタリア(左上)、ハンガリー(左下)、アイルランド(右上)、コートジボワール(右下)の国旗です。 イタリアは、一般的な解釈では、緑は「国土」、白は「雪・正義・平和」、赤は「愛国者の血・熱血」を表すそうです。 ハンガリーは、赤は血、白は純潔、緑は希望を表すそうです。 アイルランドは、緑はケルトの伝統を、オレンジはウィリアム3世(オレンジ公ウィリアム)の支持者を、白はその両者の平和を表します。 オレンジ公とオレンジ色は関係があるの? コートジボワールのオレンジ色は国土の北半分のサバンナであり、豊穣の台地を意味する。白は平和、緑は国土の南半分の森林であり、希望を意味しています。 こうやって調べていくと、どの国の国旗にも歴史がある事がわかります。 互いに尊重し合わないといけません。 校長先生との会食会いつも、食べた子からソファでくつろいでもよいことになっています。 ほぼ、6年生の全員がこのソファでくつろいでいきました。 「校長室に入ったのは1年生以来です」という子が多い中、校長室で過ごした時間を少しだけでも覚えておいてくれたらと思います。 学校の指導方針が変わります −6−新学習指導要領で話題の、主体的・対話的で深い学び。 その「深い学び」を実現するためには、子ども達の「見方・考え方」を鍛えることが必要だと新指導要領で述べられています。 その見方・考え方とは? 先日、ある機会で次のように説明しました。 上の食品ラベルをご覧ください。普段、何気なしに見ているラベルですね。 しかし、ここにも子どもの好奇心をゆさぶる要素がたくさん詰まっています。 「ハッシュドって何?」 「なぜわざわざ大豆・小麦と書いてあるの?」 「植物油脂と動物油脂の違いは?」 「消費期限というのもあったね。」 「PPやPEって何?」 「バーコードの数字の意味は?」 ・・・・・・・ まだまだ出てきます。 さらに発展していくと・・・・ 「他の食品ラベルと比べてみようよ」 「いろいろなバーコードを集めて仕分けると,数字のきまりが分かるかも」 この場合、ラベルを見る視点が「見方」、他と比べたり仕分けたり(比較・分類)するのが「考え方」です。 これは一例ですが、このような「見方」や「考え方」は、各教科や領域でたくさんあります。 これを鍛えれば鍛えるほど、学びが深くなっていくのです。 世の中のいろいろなものを見て、考えてみましょう。 犬山城が紹介されました犬山城のしゃちほこは、去年7月に落雷で破損しました。 そこで、11月から奈良県でうろこ1つ1つを手彫りするなど、江戸時代のものを見本にして忠実に復元され、元の場所に設置されました。 下の写真は、昨日、犬山に出張に行った折に私が撮影したものです。 文化財は、こうして守られていくのですね。 校長先生との会食会中学校でがんばりたいことは? こう尋ねると、ほとんどが勉強か部活動を挙げてくれます。 今日も「数学の勉強をがんばりたい」の他は、部活動関係が並びました。 中学校における部活動の大きさを物語っています。 卒業まであと・・・・今朝も気持ちのよいあいさつの声が響いていました。 あいさつ運動や奉仕作業を通して、心を整理していきます。 6年生のみなさん、ありがとう。 インフルエンザ 再び!うがい・手洗いを励行してください。 学校の指導方針が変わります −5−指導内容が増え、行事などが削減されると書きました。 丹葉地区でも陸上記録会、江南市では小中学校美術展がなくなり、布袋小学校としても行事の見直しを迫られています。 名古屋市も「部活動をなくす」というニュースを紹介しました。 今回は3本目の柱どのように学ぶかです。 それが、主体的・対話的で深い学びです。よくアクティブ・ラーニングといわれたものです。 主体的な学びとは・・・ 学ぶことに興味や関心を持ち、自己の生き方(将来の夢や希望)と関連付けながら、見通しをもって粘り強く取り組み、自己の学習活動を振り返って次につなげる学びです。 対話的な学びとは・・・ 子供同士はもとより、教職員や地域の人と、さらにはこれまでの偉人などの考え方を手掛かりに考えることなどを通じ、自己の考えを広げ深める学びです。 当然、教材(社会科なら社会事象)との対話も必要です。 深い学びとは・・・ 学びには基礎的・基本的な知識を習得し、それらを活用して、さらには深く探究するという段階があります。 それらの過程の中で、各教科などの特質に応じた「見方・考え方」を働かせながら行う次のような学びです。 ・知識を相互に関連付けてより深く理解する ・情報を精査して考えを形成する ・問題を見いだして解決策を考える ・思いや考えを基に創造する 「見方・考え方」とは? 次に説明します。 布袋中学校 卒業式昨日とは違い、天候に恵まれた中、厳粛な卒業式が挙行されました。 金森校長先生の式辞の中で、私の好きな「幸福学」の前野隆司教授の言葉が使われました。 前野教授は機械工学専門で、キャノンの研究所からカリフォルニア大、慶応大とシステムデザインを研究しながら、「幸福」について研究してきた人です。その内容は、後日紹介します。 教育委員会告示や市長の祝辞の中にも考えさせられる言葉が多く、私自身、とても勉強になりました。 在校生送辞や卒業生答辞は、中学生らしく堂々としたものでした。 式後の全校合唱、そして卒業生の合唱は「さすが布袋中学校!」といえるもので、とても感動しました。 なかでも、曲間に行われた横井さんのスピーチはすばらしく、原稿も見ないで、2回にわたって自分の言葉で情感たっぷりに感謝の気持ちを伝えてくれました。(とてもクオリティが高く、大人でも難しいと思いました。) ここで多くの涙を誘い、(式後ではありましたが)卒業式にふさわしいクライマックスを迎えました。 卒業生のみなさん、保護者のみなさん、そして布袋中学校の先生方、卒業おめでとうございました。 名古屋市立小学校 部活動廃止へ江南市を含む丹葉地区では、もともと部活動は行っていません。 私が小学生(古知野南小学校)時代からありませんでした。 中日新聞によれば、「愛知県内の公立校の8割強が実施」となっています。 丹葉地区は、その残りの1割弱に当てはまるのです。 その分、スポーツ少年団が盛んで、その任を担ってきたのです。 今後は、小学校の部活動はなくなっていくと方向にあると思われます。 働き方改革、そして新指導要領への移行により、学校は変わっていくのです。 校長先生との会食会6年間で印象に残ったことは? 「大きなけがや病気もしないで、無事にここまで来たことです。」 こう答えた子がいました。 確かにその通りですね。 いろいろな人の恩を感じていると思います。 中学校での活躍を祈ります。 今日の朝礼は・・・・全校が一堂に会する、最後の機会になると思います。 始めに、読書感想文の入賞者の表彰状とスポーツ少年団の大会優勝旗の紹介をし、全校で祝福しました。 今日は最後なので、基本に還りました。 布袋小学校の基本は「みそあじは」。 そこで、「あなたが最も大切なのはどれ?」と質問しました。 「あいさつ」と「はなしをきく」が多くありました。 私が最も大切だと思っているのは、「はなしをきく」です。 人は考える生物ですが、一人で考えることには限界があります。 考えを深めるには、多くの人の意見を聴くことが必要なのです。 「みそあじは」の中で、自分を変えることができるのは、さらに言えば成長させることができるのは、「はなしをきく」なのです。 「話す」も大切です。しかし、成長のためには、まず素直に聴き、受け止めて吟味し、自分に生かすことが重要なのです。 5月に学び集会を行いました。 そこで、「話す・聴くのルール」を教えてもらいました。 最後の体育館朝礼の言葉として、「きくは思いやり」を確認して終えました。 静かに聴いてくれた子ども達に感謝します。 THE MAKING超がつくほどのとっておきサイトが、THE MAKINGです。 ここから http://sciencechannel.jst.go.jp/B980601/ ここは、サイエンス チャンネル 知的好奇心を刺激する約4000の動画のライブラリというサイトの一部です。 「4000の動画」というだけですごいですね。 THE MAKING は、ものができるまでを紹介するサイトです。 (317)エレベーターができるまで (316)ジャージー牛乳キャンディができるまで (315)キャンバススニーカーができるまで (314)鋼球ができるまで (313)電車ができるまで (312)スパゲティ・マカロニができるまで など、300を越えるものができるまでを14分でまとめています。 また、THE MAKINGスペシャル版 として http://sciencechannel.jst.go.jp/B990602/ (7)ブルドーザができるまで (6)巨大貨物船ができるまで (5)消防自動車ができるまで (4)700系新幹線ができるまで (1)ボーイング777のできるまで が44分で作られています。 これらを見ていると、「ものをつくる人はすごい!」と思うのですが、「ものをつくる機械をつくる人はもっとすごい!」と思います。 ぜひご覧ください。 数字超変換システム整数や小数を、漢字の単位をつけて変換してくれます。 例えば、次のように入れてみると・・・・ ここから http://gyouseinet.la.coocan.jp/suujihenkan.htm 今日は桃の節句ひなまつりは、なぜ「桃の節句」というのでしょうか? 「節句」というのは季節を分ける節目のことです。 中国の陰陽五行説に由来しています。 奇数は縁起の良い日、偶数は縁起が悪い日と考えられていました。 あれっ? 3月3日など、奇数月 奇数日 なら最強では? いいえ。 奇数の月と奇数の日は、奇数(陽)が重なって偶数(陰)になる ということで、悪いことが起こると考えられていたのです。 その災いや邪気を払うために祭りなどをするようになりました。 三月三日は上巳の節句 、 五月五日は端午の節句 、 七月七日は七夕の節句 、 九月九日は重陽の節句 となりました。 それぞれ、その季節その季節の植物が飾られます。 端午の節句には菖蒲 を、七夕の節句には笹 を、重陽の節句には菊 を飾ります。 三月三日の上巳の節句には、桃 の花が飾られるので「桃の節句」というようになりました。 学校の指導方針が変わります −4−「育成を目指す資質・能力」が 「知識及び技能」「思考力,判断力,表現力等」「学びに向かう力,人間性等」でした。 今回は、2つめ何を学ぶかを取り上げます。 私たちが子ども達に教え、伝えたいこと(教育内容)を、学習段階に応じて並べたものを カリキュラム といいます。 別の名を教育課程 ともいます。 よく、「部活動は、教育課程外だ」といいますが、その「教育課程」のことです。 そして教育課程を編成する際の基準を「学習指導要領」という のです。 これまでと大きく変わったのは何か? 3年生以上で授業時数が週あたり1時間増えることです。 どの時間帯(時間枠)で増やすかは、各学校の工夫に任されています。 それでは、増えた時間は何に使われるのか? 3・4年生の外国語活動 5・6年生の外国語 です。 3・4年生は週1時間、5・6年生は週2時間になるのです。 また、「特別の教科 道徳」が始まります。 具体的な教育課程は、丹葉地区(江南・犬山・岩倉・大口・扶桑)の32の小学校長で相談し作成します。 それを、各学校が多少の修正を加えるのです。 布袋小学校では、給食後の「はげみの時間」が授業時間になります。これまで行事の準備に使っていた時間がなくなるので、行事は縮小せざるを得ないのです。 続きます。 12年間「皆勤賞」私は、これこそ何よりすばらしいことだと思います。 地味ではありますが、当たり前を継続することは、とても大切なことです。 そのポイントが書かれていました。 朝ご飯を食べる 夜ふかしをしない そして 学校が楽しい 家族の協力に感謝と書かれていました。 心が温かくなり、勇気がもらえるような記事でした。 卒業、皆勤賞、おめでとうございました。 校長先生との会食会「6年間が1か月のようです」と、あっという間だったそうです。 お昼の放送では、これまでの運動会の音遊や野外学習でのファイヤーの音楽などが流れ、いっしょに踊っていました。 卒業が近いことを実感します。 学校の指導方針が変わります −3−主語は、「教師が」ではなく「子供が」に変わりました。 今回は、その一つ、何ができるようになるかについて説明します。 「できるようにするもの」=「育成を目指す資質・ 能力」のことです。 それでは具体的に「育成を目指す資質・ 能力」とは何か。 次の3つです。 知識及び技能 思考力,判断力,表現力等 学びに向かう力,人間性等 これを、より丁寧にいったものが下のものです。 この「生きて働く」「未知の状況に対応」とはどういうことか? キーワードは予測不能な社会です。 数十年後には、半数以上の職業がなくなるといわれています。 30年、いや10年先すら予測ができません。 AIはどこまで進化するのか。 今、覚えた知識は役に立つのか?わかりませんね。 だからこそ、「生きて働く知識・技能の習得」であり、「未知の状況にも対応できる思考力・判断力・表現力の育成」が必要なのです。 その基盤であり、エネルギーになるのが、「学びに向かう力・人間性等」なのです。 続きます。 |
江南市立布袋小学校
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