最新更新日:2024/09/20 | |
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ありがとうの本より子育て2年目、24時間臨戦態勢だった頃。電車で出掛けなければならず、周りの目を気にして「泣いたらすぐに降りなきゃ」と私は緊張していました。後少しで目的の駅というところで、泣き叫び始めた娘…。とにかく降りなければと慌てて飛び出したところで、荷物を車内に置き忘れたことに気が付きました。ホームで泣き叫ぶ娘の前で途方に暮れて佇む私。そこへ、反対方面の電車から下車した、若い男性二人が近づいてきました。その手には、私の忘れた荷物が…。気が付いて引き返してきてくれた気持ちに、車内でもきっと私達を見守ってくれていただろうと、涙が溢れて止まりませんでした。未熟な母親に優しく差し伸べられた手は、今も心の支えです。世界はそう悲観するものじゃない、心遣いは伝わり合い広がってゆく。そんなことを娘にも教えたい。あの日荷物を届けてくれた彼らに、子どもを見守る全ての社会の方に、本当にありがとう。 千葉県 32才 女性 |
江南市立藤里小学校
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