前回に引き続き、学習発表会を振り返ります。現在は、学年１つのテーマで全員が取り組みますが、過去１年生だけで４５０人の児童がいたときには、１年生だけで、４つのテーマに分かれ、約１００人ずつで演技を行っていました。

上段の写真…1974（昭和49）年度
中段の写真…2002（平成14）年度
下段の写真…2017（平成29）年度

　本年度の学習発表会が終わりました。夏休みあたりから少しずつ練習を始めたところもあります。児童は、自分の役割を果たそうと練習に励み、仲間と協力して、一つのものをつくりあげた達成感にあふれていました。
　さて、本校の学習発表会は、体育館ができてすぐの1971年（昭和46年）から毎年開催しています。児童数が多い時期は、奇数学年がステージ発表・偶数学年は展示発表となっていました。その後、児童数の減少に伴い、平成に入ると、午後３時までの日程ですべての学年でステージ発表を行うことになりました。

上段の写真…1971（昭和46）年度 初の学習発表会
中段の写真…1989（平成元）年度
下段の写真…2017（平成29）年度 本年度のもの

　本校には、現在「理科室」は１教室のみです。しかし、入り口表札は「第２理科室」となっています。第１理科室はどこ？と疑問に思って調べてみました。

　写真２枚目・３枚目は、昭和63年度（1988年）今から29年前の教室配置図です。児童数が1200人弱のころです。これをみると、理科室は第１・第２・第３と３つあったことが分かります。

　旧第１理科室は、北館２階で現在の第１家庭科室です。数年前に、学童保育室設置のために転用されました。
　旧第３理科室は、南館４階で現在のふじさとホールです。児童数減少のために多目的ルームに転用されました。ふじさとホールはその名残として、窓側に水道があります。

　第２理科室は、そのままです。つまり、３つの理科室のうち、第１・第３がなくなったため、第２だけがのこった形です。３つも理科室があった分、現在も観察・実験器具は豊富にあります。

　余談ですが、少人数指導の教室や多目的室などはありません。当時は「ランチルーム」が多くの小学校で取り入れられていました。藤里小にも２教室あったことが分かります。たくさんの児童がいる中で、異学年交流の場として活用されていました。